REPORT 日本代表レポート
日本代表レポート:第10回6/15(金)
日本代表がベースキャンプ地へ 子供たちに1番人気は本田、意外な2番は? 岡崎と昌子は別メニュー調整
日本代表がベースキャンプ地へ 子供たちに1番人気は本田、意外な2番は? 岡崎と昌子は別メニュー調整
日本代表がパラグアイ戦後、インスブルックからカザンに移動したのが6月13日の夜のこと。翌14日からベースキャンプ地となるルビン・カザンの練習場でトレーニングをスタートさせた。
午後3時30分、ピッチにはモスクワの日本人学校の生徒が約20人、ルビン・カザンのアカデミーの生徒が約40人、選手の登場を今か今かと待っていた。FIFAは最低1日、ファンに練習を公開することを義務づけている。そこでチームは練習初日をファンのために開放した。
記念写真を撮影後はサインタイム。一番人気はやっぱり本田圭佑で、ロシア・リーグでプレーした経験もあるからだろう。ファンの求めに最後まで黙々とサインに応じていた。そして2番人気はというと、背番号10の香川真司でも、パラグアイ戦で2ゴールを決めた乾貴士でもない。意外にも吉田麻也だった。純朴な人柄が、子供ながらにわかったからかもしれない。
ファンとの交流を終えたチームはランニングで練習をスタート。スタンドには子供たちとその兄弟や親が練習を見守り、目の前を通り過ぎるたびに選手の名前を大声で連呼する。すると選手も手を上げて応じるなど、子供たちはリラックスムードの演出に一役買っていた。
この日の練習は、パラグアイ戦に出場した香川、乾、植田直通、柴崎岳、武藤嘉紀、酒井高徳、山口蛍の7人はクールダウンのため、ランニングやウォーキングなど軽めのメニューで、4時15分にはピッチから引き上げた。
気になるのは岡崎慎司と昌子源の2人だ。チームとは別に、ドクターに付き添われてランニングしていた。広報によると、「岡崎は両ふくらはぎに張りがあって大事を取りました。昌子は右ふとももに張りがあるので、室内で別メニューのトレーニングをしています」とのこと。
昌子に話を聞いたところ、「打撲みたいです。試合(パラグアイ戦)に出た選手は(今日は)調整なので、もう少しゆっくりでいいと言われたので、室内で練習しました。試合中はわからなかったのですが、終わったら痛かった」と当時の状況を語った。
彼ら2人とクールダウンの7人、そしてGK3人をのぞく12人(浅野拓磨を含む)、はランニングやウォーキングを入念に実施した。途中、早川コンディショニングコーチからは「7割くらいで、あまり上げなくていいから」とか「回復が目的」と細かい指示が飛ぶ。
そして2人1組のリフティングや短いパス交換のあとは、スモールフィールドでの9対3のパス回しなどで初日の練習を終えた。本格始動は明日以降になるが、パラグアイ戦の勝利でチームの雰囲気はだいぶ明るくなったことを確認できた練習初日だった。
text by 六川亨
STANDINGS順位表
RANKING得点ランキング
順位 | 選手 | 得点 | ||
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1 | キリアン エムバペ | 8 | ||
2 | リオネル メッシ | 7 | ||
3 | オリヴィエ ジルー | 4 | ||
3 | フリアン アルバレス | 4 | ||
5 | コーディ ガクポ | 3 | ||
5 | ブカヨ サカ | 3 | ||
5 | リシャルリソン | 3 | ||
5 | ゴンサロ ラモス | 3 | ||
5 | アルバロ モラタ | 3 | ||
5 | マーカス ラッシュフォード | 3 | ||
5 | エネル バレンシア | 3 |