MF 8 ジョーダン　ヘンダーソン

リバプールのキャプテンは、ひた向きに努力を重ねてイングランドの伝統である、センターハーフの名手の系譜を継ぐプレーヤーにまで成長を遂げた。中盤のかじ取り役としてビルドアップの中心に君臨し、広角に中長距離のパスを正確に蹴り分けてゲームを組み立てる。一方で、前線の選手へのサポートを欠かさずに常にパスが受けられる位置にポジショニング。たとえ味方がボールロストしても、すぐさまプレッシャーを掛けて相手の自由を許さない。所属クラブではユルゲン・クロップ監督に「ゲーゲンプレス」をたたき込まれており、ここぞのタイミングで激しく寄せて一気にショートカウンターの好機を作り出す。