FW 13 武藤　嘉紀

１４年に日本代表デビューを果たし、「シンデレラボーイ」として脚光を浴びて早４年。海外での武者修行でたくましく成長を遂げたストライカーが２３名のリストに滑り込んだ。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督時代には戦術的な理由からかクラブでの活躍とは裏腹に多くの出場機会を得られず。それでも、Ｊリーグデビュー時から目立っていたスピードやフィジカルの強さなど身体的な能力の高さに加え、ドイツでは常に強じんなＤＦを相手にする中で味方のクロスに合わせるオフザボールの動きの質がグレードアップ。今季は低迷する所属チームにあって少ないチャンスをものにするゴールゲッターとしての役割を見事にこなし、１部残留に大きく貢献した。攻撃面だけでなく前線からの守備を必死にこなす姿も彼の魅力であり、献身的なメンタリティーは格上相手のゲームでは必要不可欠。待ち望んだ初めての大舞台、揺るぎない自信を胸に結果を残したい。