GK 1 川島　永嗣

前々回の南アフリカ大会で正ＧＫへ抜てきされて以降、日本のゴールマウスの前に立ち続ける最後のとりで。確かなポジショニングと鬼のような形相で相手に威圧を与え、絶体絶命のピンチをくぐり抜けるその姿はまさに「守護神」といえる。だが、最終予選の期間中には所属先が見つからない苦心の日々を過ごし、指揮官には試合勘を懸念されてレギュラーの座を西川周作（浦和）に譲る時期もあった。だが、１７年３月のＵＡＥ戦で再びピッチに立つ機会を得ると、気迫のこもったファインセーブを披露してアウェイでの完封勝利に貢献。さすがの存在感を見せ付け、スタメンの座を奪い返した。現在プレーしているメスでは定位置をつかみ、毎試合のようにビッグセーブを連発して調子を上げている。今大会ではチーム最年長のベテランとして、数少ない８年前の躍進を知るメンバーの１人として、最後尾から体と声を張り続けたい。