MF 4 本田　圭佑

香川真司と並び、絶大な影響力を持つ日本代表の顔だ。同学年の長友佑都、岡崎慎司と迎える３度目のワールドカップだが、過去２大会では日本人歴代最多の通算３ゴールを記録しており、大舞台で見せてきた勝負強さに何かを期待したくなるのは必然といえる。ボールを収めてタメを作れるキープ力、左足から繰り出す精度の高いキックなどストロングポイントは変わらない。ただ、日本代表での得点は１６年９月のＵＡＥ戦から生まれておらず、指揮官のファーストチョイスとなれるかはいまだ不透明だ。それでも、新天地に選んだメキシコでの高地トレーニングの成果もあり、目に見える結果を残し続けて日本代表へ返り咲くなど、自ら「最後のワールドカップ」と意気込む今大会に懸ける思いは強い。４年間プレーしたロシアの地で、再びエースの左足が日本中に熱狂を巻き起こせるか。