EAFF 女子E-1サッカー選手権
7月19日(火)
戦評
「池田なでしこ」は「国内でのデビュー戦」を白星で飾った。
前半からポゼッションで優位に立てず、自陣内で韓国に回される展開となり、辛抱強さが試される展開に。ボールに対する執着心を持つチェ・ユリ、ソン・ファヨンといった、前線の選手のパワフルな攻め上がりに苦しめられる。それでも、最後の場面では当たり負けせずに対応し、フィニッシュまで持ち込まれる回数を少なく抑える。そして、少ないチャンスを生かし、前半33分には右サイドを起点に宮澤ひなたがネットを揺らす。
後半に入っても攻める韓国、受ける日本の構図に変化はなく試合は進む。ここまでは相手のプレーの精度に助けられていたシーンが目立っていたが、チ・ソヨンに役者の違いを見せつけられ、個人技を駆使されて同点に。だが、しっかりとした守備を続けてカウンターにつなげ、長野風花が勝ち越し弾をゲット。その後はペナルティエリア内への進入を何度も許し、最後まで耐える時間を過ごしながらも、守り切って勝利をつかみ取った。
国内組を中心としたメンバーでも戦えることを証明した日本。EAFF E-1サッカー選手権の男女同時優勝に向けて上々の滑り出しとなった。