dmenuスポーツ

日本は欧州王者に大敗を喫した。

序盤こそ前線からの連動したプレスでチャンスを創出するも、時間とともにプレーの判断が早いイングランドのパス回しを捕まえ切れなくなり、自陣に運ばれる。ディフェンスラインを低く設定し、中央をしっかりと固めてペナルティエリア内への進入を防ぐ時間が続く。ボールを持つ場面ではハイプレスを受けてのボールロストが目立ち、そのままショートカウンターからピンチを迎え、前半３８分にはミスを突かれて先制を許してしまう。

１点を追う展開になると、前掛かりとなった裏のスペースを使われる。特に後半は快足を誇る両ウイングに抜け出されるシーンが続出。相手の戦術の切り替えに対して後手に回り、サイド攻撃から早い時間に２点目を奪われる。田中美南のポストプレー、長谷川唯や藤野あおばによる果敢な仕掛けで奮闘するも、攻撃は単発に終わり、余裕を持ったイングランドに緩急を付けた攻撃を展開され、４点差を付けられて終了の笛を迎えた。

局面のデュエルにおいてはほぼ五分といっても良かった。だが、スピードへの対応など、個人の力だけでは解決できない課題も露呈。次のスペイン戦での改善が望まれる。