女子代表国際親善試合
12月3日(日)
戦評
第1戦では得点の奪い合いとなった中で敗戦を喫し、連敗を避けたい「なでしこジャパン」が迎えたブラジルとの第2戦。
前半は立ち上がりから相手の勢いを受けるような形でスタートするも、徐々に持ち味のパスワークを発揮し、サイド攻撃を主体に攻撃を仕掛ける。ボールを失っても素早い切り替えで攻勢に出ると、流れに乗って前半17分に南萌華がセットプレーからネットを揺らして口火を切る。さらに、直後の同19分には田中美南の巧みなロングシュートが決まり、2点を先取。その後は冷静に相手を引き込むような形を取り、リードを保って試合を折り返す。
後半は互いに複数人を入れ替えて臨むも、流れはフレッシュさを取り戻したブラジルへと傾く。これを押し返したい日本だったが、途中投入の宮澤ひなたが出場直後に負傷交代となるアクシデントもあり、その後も守勢に回る展開に。それでも、チーム全体が集中を切らさず、体を張った守備で対応を続け、無失点で試合をクローズ。
アウェイでの過密日程と、厳しい条件の中で課題を修正し、連戦を勝利で締めくくった日本。来年に控える「アジア最終予選」に自信を持って臨みたい。