女子代表国際親善試合
6月6日(土)
戦評
新体制となった「なでしこジャパン」は順当な滑り出しを見せた。
キックオフ直後にゴールを陥れるも、ペースを落とすことなく攻め込む。南アフリカはサイドのスペースを空ける場面が散見され、日本はその隙を見逃さずに突いていく。後方の南萌華が北川ひかるの動きを意識していることもあって左サイドからの攻撃が目立ち、連動するように中央や右サイドも活性化する。局面のデュエルでも逃げずに引かない姿勢を見せ続けると、徐々に距離を取られるようになり、ポゼッションは上昇。サイドをえぐるだけでなく、ミドルシュートも繰り出すなど、攻撃にバリエーションが生まれる。形勢が変わらなかったのは必然といえよう。
後半に多くの選手が入れ替わっても流れは変わらず。特に松窪真心はフィニッシュだけでなくチャンスメイクにおいても目立つ存在に。そして、初招集となった竹重杏歌理と伊東珠梨が実戦の機会を得たことは大きな収穫だ。チーム内の競争が活発化することを期待したい。
失点はゼロに抑えたものの、瞬発力を発揮する相手に深く攻め込まれたことは今後への課題か。フィジカルを生かしてくる相手は今後壁となって立ちはだかってくるだけに、整理して改善を施していきたい。