FIFAワールドカップ・アジア予選
5月28日(金)
戦評
日本は10-0で危なげなく2次予選を突破した。
前半はミャンマーの対人への出足が速かったこともあり、日本はテンポの良いボール回しで対抗。特に、南野拓実と鎌田大地は2人のパス交換から得点まで持ち込んだ先制点の場面のように、良い距離間を保って攻撃の起点として機能。守備では失った後にすぐさま切り替えることで、相手にボールをほとんど運ばせず。4-0という結果が物足りなく感じるほど、攻守において完璧な前半を終えた。
後半は時間の経過とともにミャンマーの足が止まり始めたこともあり、システムの変更を実施。やや戸惑う場面も見られるも、すぐさま対応して一方的な展開に持ち込む。相手を引き付けて大きく空いたサイドを使う攻撃が奏功すると、コンスタントにネットを揺らして相手を圧倒し続け、試合終了の笛を迎えた。
モンゴル戦に続いて二桁得点を記録した日本。アウェイでは2点しか挙げられなかった相手に対して全く隙を見せず、最後まで積極的な姿勢を崩さない点はさすがといえる。日本を代表する選手たちは、「5連戦」の初戦から「サムライブルー」としてのプライドをのぞかせるような戦いを披露した。