EAFF E-1サッカー選手権
7月24日(日)
戦評
1点が生まれず、悔いの残る引き分けに終わった。
中国が最終ラインに5枚のDFを配置した守備的な戦い方で臨んできたこともあり、前半から日本が圧倒的にボールを握って攻勢に出る。橋本拳人、脇坂泰斗、野津田岳人ら中盤の選手が高い位置で攻撃に絡み、シュートも積極的に放つ。右サイドでは宮市亮が違いを見せつけ、何度もゴールに迫る。しかし、ネットを揺らす場面だけは創出できず、スコアレスのまま前半が終了する。
後半に入り、まずは1点を取って気を楽にしたい日本。だが、ゲームは前半と同様の構図で進行し、あと一歩のところでゴールが決められない。後半8分には、前半に見せ場を作れていなかった細谷真大にこの日最大の決定機が訪れる。しかし、細谷の右足から放たれたシュートは惜しくも枠の上に外れ、歓喜の瞬間は生まれない。そのまま時間が経過し、終盤には前の試合で結果を残した相馬勇紀、西村拓真を投入して畳み掛けるものの、最後まで得点は奪えず、スコアレスドローに終わった。
最終戦は首位の韓国との直接対決。日本は優勝へ向けて勝利が必須となった。