代表国際親善試合
3月24日(金)
戦評
「森保ジャパン」の再始動。雨天の国立でウルグアイを迎えた一戦は、次世代を担っていく選手たちが輝きを放った。試合開始早々から三笘薫が得意のドリブルで左サイドからチャンスを創出。右サイドでは菅原由勢が攻守で存在感を発揮し、果敢な攻撃参加や球際での粘り強さで個人能力の高さを見せた。
しかし、前半途中からは攻撃陣がうまくボールをキープできず、思うように攻め切れない展開が続くと、キャプテンマークを巻くフェデリコ・バルベルデに少ないチャンスをモノにされ、先制点を奪われてしまう。バルベルデはピッチを縦横無尽に走り回って躍動し、日本を苦しめた。
後半に入ると、選手交代によって戦況は一変する。途中出場の伊東純也が右サイドで「個の力」を発揮し、三笘がドリブルを仕掛ける左サイドからだけでなく、両サイドから速い攻撃で相手陣深くまで攻め込めるようになる。後半30分には伊東の右からのクロスに、交代で入ったばかりの西村拓真がうまく合わせて同点ゴールを奪った。しかし、もう1点までは奪えないまま試合終了。「サムライブルー」の23年の初戦は引き分けに終わった。