FIFAワールドカップ・アジア予選
3月21日(木)
戦評
「FIFAワールドカップ26アジア2次予選」の戦いが再開した日本。遠藤航、久保建英らがベンチスタートとなった一方、田中碧、前田大然などがスタメン入りした。
難しい試合になると思われたが、田中のゴールが決まって開始早々に先制点が生まれる。その後は攻め急ぐことなくボールを回しつつ、アタッキングサードでの息の合ったコンビネーションなどからチャンスシーンを創出し、追加点を狙う。後半の途中からは最終ラインの枚数を変更し、立ち位置に変化を加えるが、最後まで次の1点は生まれず、終了の笛を迎えた。
アジアカップでは無失点の試合がなく、加えて準々決勝で敗退と、不完全燃焼に終わった「サムライブルー」だったが、ここで課題に挙げられていた「ゼロに抑える」ことは今日の試合ではクリア。それでも、北朝鮮の縦に速い攻撃には幾度もひやりとするシーンを創出されており、攻撃時のリスク管理など、今後に向けて修正を施さなければいけないポイントもあることは確かだ。
ともかく、マストであった勝点3の獲得に成功。緊迫した一戦を制し、グループBにおいて3連勝を達成した。