EAFF E-1サッカー選手権
7月8日(火)
戦評
日本が実力差通り、ホンコン・チャイナを6-1で下して初戦を制した。
日本は開始直後から一方的にボールを保持して相手を圧倒。両ウイングバックが高い位置をキープして幾度も好機を作ると、ジャーメイン良のゴールで先制に成功する。以降も相手を寄せ付けず、ワンサイドゲームのまま試合は進行。守備でも前線から垣田裕暉が鋭いプレスを掛け、中盤では稲垣祥が高い強度を発揮して独壇場を作り上げる。ジャーメインは冷静なフィニッシュワークでネットを揺らし続け、前半だけで4得点の大活躍。稲垣のミドルも含めて5-0の大差で折り返す。
だが、後半からメンバー変更を行った影響か、停滞感が漂い始める。前半には見られなかったイージーミスも散見され、セットプレーからまさかの失点。大関友翔のチャンスメイクは収穫といえるが、全体的には不完全燃焼の時間を過ごすことに。そんな状況を打破すべく、最後に中村草太が強引な突破からネットを揺らして気持ちを見せ、6-1で試合終了。
ジャーメインや好機を作り続けた相馬勇紀らはインパクトを残せたが、やや消化不良の選手も散見される結果に。「サバイバル」は残り2試合となっただけに、ここからの巻き返しに期待したい。