EAFF E-1サッカー選手権
7月12日(土)
戦評
日本が中国をクリーンシートで下し、2連勝を飾った。
日本は前半からボールを握ると、前半11分に細谷真大のミドルシュートで先制点を挙げる。直後に中国に決定機を作られるも、この試合がA代表デビュー戦となった早川友基がビッグセーブを見せ、同点ゴールは許さない。その後、試合はスローダウンするものの、守備では早川同様にA代表デビュー戦となった綱島悠斗らが積極的な対応を見せ、1点リードで折り返す。
後半からは初戦で4得点を挙げたジャーメイン良などを投入して追加点を狙うも、相手の守備を崩す攻撃は見せられない。それでも、後半18分に望月ヘンリー海輝がA代表初ゴールを挙げ、リードを広げる。個人のパフォーマンスに目を向けると、俵積田晃太が積極的な仕掛けからチャンスを作れば、途中投入された相馬勇紀も負けじと好プレーを披露するなど、サイドアタッカーの好調さが目立った。
格下の中国相手にミドルシュートでの2得点だけというのは少し物足りなさを感じる一方で、綱島や早川といったA代表デビュー組と、長友佑都らA代表経験組が連係して無失点に抑えた守備陣は収穫と言っていいだろう。中2日での韓国戦は今大会の優勝を占う一戦なだけに、集大成を披露してライバルを下したい。