代表国際親善試合
5月31日(日)
戦評
日本は1-0の辛勝で、FIFAワールドカップへ向けての「壮行試合」を終えることとなった。
相手の質の高さもあったとはいえ、前線からのプレスがハマる場面は少なく、ミドルゾーンで構えざるを得ない日本。ただ、それでも冨安健洋、遠藤航らのコンディション面も悪くなく、粘り強い守備で試合を進めた。反面、注目された左シャドーに入った伊東純也は自慢の走力を見せる場面が少なく、消化不良の出来に。周囲との連係もまだ途上といった感を漂わせるなど、課題を残す前半となってしまった。
後半からは瀬古歩夢、塩貝健人らを投入するテスト色の強い展開に。前者はボランチやアンカーで躍動し、後者は活力をピッチにもたらす。その中で終了間際に小川航基がネットを揺らして勝利。誰もケガ人を出すことなく、結果を残して90分を終えた。
本大会のルールを経験するなど、この試合の「意味」を考えれば数多くの収穫を手にしたことは間違いない。ただ、本番とは全く違う緊張感の下で、さまざまな反省点を露呈してしまったことも事実だろう。あと約2週間後にやってくる4年に一度の大舞台。「サムライブルー」はここから状態と完成度をさらに上げ、悲願の達成を目指す。