U-24代表国際親善試合
3月26日(金)
戦評
オリンピックイヤーの初戦は、ほろ苦い90分となってしまった。
序盤は三笘薫、三好康児といったドリブラーに久保建英も絡んで攻勢に出るものの、思うように好機を作れず。すると、攻守に切り替えの早いアルゼンチンの前に勢いを失い、決定的な場面を何度も作られてしまう。二度はクロスバーに救われたものの、三度目でついに失点。その後も見せ場をほとんど作れず、1点ビハインドで試合を折り返した。
後半は徐々にペースを握り、アルゼンチンを押し込んでいく展開に。中央を閉じる相手の守備に対し、サイドの突破から打開を図る。久保や途中出場の相馬勇紀が好機を演出するが、最後までヘレミアス・レデスマが守るゴールをこじ開けられず。無得点での黒星となってしまった。
後半はアルゼンチンと互角以上に戦い、希望が持てる内容だったことは確かだ。だが、決定力や球際の強さなど、多くの課題も浮き彫りとなり、良くも悪くも「現在地点」を突き付けられる結果となった。