dmenuスポーツ

「パリ世代」の日本が、強豪を相手に実力を示した。

前半から互いに球際で激しく競り合う展開となる中、佐藤恵允が個人技で相手の守備を打開し、貴重な先制点を奪う。しかし、リードはつかの間、自陣でのミスからすぐに追い付かれてしまう。同点にされて以降は佐藤と三戸舜介の両翼を起点に効果的な攻撃を見せるものの、その佐藤が前半終了間際に負傷交代となり、嫌な空気が流れる中でハーフタイムを迎える。

後半序盤、チアゴ・アルマダに見事なＦＫを沈められてビハインドの状況に。その後も相手の時間帯が長く続き、日本は自陣で守備を強いられる。前を向いてボールを持っても、思うように突破口が見いだせない中、１０番を背負う鈴木唯人が流れを一変させる。正確なシュートを沈めてスコアをタイに戻すと、チーム全体が推進力を強め、高い位置でボールを奪う回数が増加。この流れから巧みな連係で相手の守備を崩し、鈴木唯が２ゴール目を挙げて逆転に成功。その後は途中出場の選手が続けて追加点を決め、終わってみれば５点を奪っての快勝となった。

アルゼンチンも全力で立ち向かってきた中、この結果を手にすることとなったのは大きな意味を持つ。「若き侍たち」の今後に注目だ。