AFC U23アジアカップ
1月16日(金)
戦評
これまでは引いて構える相手の守備網を、連係と個人技で攻略してきた日本。ヨルダンも守備からベースに入る似たチームであったことは確かだが、今日の日本はさえないプレーが続いた。これまでのグループステージの相手とは寄せのスピードや球際の強度に違いがあり、順応できずに低い位置でのミスが目立つように。警戒していた相手の速攻を自ら誘発する形となってしまい、今大会初のビハインドを負って前半は終了。
それでも、後半に投入した「切り札」古谷柊介が流れを変える役割を全うする。早い時間にスコアをタイに戻し、以降はややオープンな展開となるが、チャンスらしいチャンスは訪れず、そのまま疲労とともに両軍トーンダウン。勝負はPK戦にゆだねられたが、ここでヒーローとなったのは荒木琉偉だ。それまでも安定したセービングを見せていた守護神が2本のシュートストップを見せ、辛くも準決勝進出を決めた。
ヨルダンの想像以上だった完成度の高いサッカー、ノックアウトステージの難しさ、日程面など、彼らの動きと判断を硬直させた理由は1つではないだろう。しかし、結果を手にしたことが、この一発勝負では何よりも評価されるべきだ。最初の大きな壁を越えた「ロス世代」は、休む間もなく訪れる次のゲームで成長した姿を見せてくれるだろうか。