アジア競技大会
9月30日(水)
戦評
個々がボールへ直線的に寄せてくる北朝鮮とは一転し、攻撃、守備ともに組織的なウズベキスタン。テイストが異なる相手を前にして、日本は立ち上がりからピンチを招くだけでなく、先制点を奪われる。その後もテンポの速いパス回しに翻弄され、ファウルで止めざるを得ない場面が散見。攻撃に転じても単発に終わることが多く、有効打を見いだせないまま45分が過ぎる。
横山夢樹を投入し、左サイドが活性化した後半は主導権を握る。「ホーム」で気を吐く11番がチームに勇気を与え、選手の距離間が改善し、球離れが良くなった上に連動性も向上。押せ押せムードの中でネットだけが揺らせずにいたが、後半43分にようやく石橋瀬凪がその固い壁をこじ開ける。延長に入っても攻め続けたのは日本だったが、疲労とともに精度が落ちてシュートは枠内へ飛ばず、舞台はPK戦へ。こちらも長い戦いとなり、10人目までもつれた戦いを制した日本にがい歌が上がった。
過密日程の大会において、決勝までを見据えて選手を入れ替えながら進行させることはセオリーとされる。しかし、準々決勝から先発を総入れ替えした今回はこの判断が結果的に裏目に出て、120分の激闘で疲労度は高まった。決勝戦は、今日ベンチスタートとなったメンバーが中心となるはず。中2日と時間はないが、可能な限りの調整を施して栄冠をつかみたい。