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J1 第4節

7月12日(日) 18:00 Kick off

1 - 2

清水

試合終了

G大阪

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】清水=立田(58分) G大阪=三浦(32分)<br />
【退場】清水=なし G大阪=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】渡邉千真(G大阪)


[J1リーグ4節]清水1-2G大阪/7月12日(日)/アイスタ

【チーム採点・寸評】
清水 5
クラモフスキー監督の言うように「試合を支配できていた」。ただ、同点弾を奪った直後に勝ち越し点を奪われるなど、試合の運び方は未熟。それはここ数試合、同じ課題で低評価にせざるを得ない。

【清水|採点・寸評】
GK
31 梅田透吾 5.5
21分のアデミウソンのシュートをファインセーブする場面など、いくつか攻守があった。しかし、2失点では及第点は与えられず。

DF
2 立田悠悟 5.5
空中戦で頼もしさが増し、ヘディングで貴重な同点弾をゲット。ただ、ディフェンスリーダーとしてチームの失点を減らすことはできなかった。

3 ファン・ソッコ 5
1失点目はサイドに釣りだされ、宇佐美に起点を作らせてしまった。今後は、インターセプトや縦パスなど積極性を出したいところ。

21 奥井 諒 5
C・ジュニオと息の合わないシーンが散見され、大きなインパクトは残せず。終盤には運動量が落ち、スペースを与えてしまった。

24 岡崎 慎 5.5 (62分OUT)
これまで起用されていたボランチではなく、右SBで先発。守備に重きを置きつつ、時折見せるオーバーラップで攻撃に厚みをもたらした。
 
MF
6 竹内 涼 5.5
攻守に顔を出し、パスワークの中心に。決して個人のパフォーマンスは悪くなかったが、キャプテンとしてチームを勝利に導くことはできず。

20 中村慶太 6
華麗な足技で相手を剥がし、長短のパスで左右にボールを散らした。84分には利き足ではない左足でクロスを上げ、同点弾を演出。

37 鈴木唯人 6 (62分OUT)
常に前向きにボールを受け、正確に裁くプレーを繰り返せば、機を見たドリブル突破も相手の脅威に。GKとの1対1では東口に軍配。
 
FW
10 カルリーニョス・ジュニオ 6
以前より身体のキレが増した印象で、単独での突破で幾度も左サイドを攻略。32分のFKは枠に飛ばしたかった。

14 後藤優介 6
難しい浮き球でも確実に味方につなぎ、鋭い裏抜けでも相手DFを錯乱。ひとりの責任ではないが、シュートが少なかったのは改善点か。

30 金子翔太 5.5
守備は問題ないだけに攻撃面で結果がほしい。59分にはゴール前での決定的なシーンも、ヘディングシュートは枠の左に。
 
交代出場
FW
23 ティーラシン・デーンダー 5.5 (62分IN)
正確なポストプレーで攻撃の潤滑油に。ただ、シュートは0本に終わり、相手に対して怖さを与えるまでには至らず。

DF
18 エウシーニョ 5.5 (62分IN)
今季、公式戦初出場。右SBに入り、攻撃に違いを生み出そうと果敢に攻め込んだが、崩し切れなかった。

FW
11 ジュニオール・ドゥトラ 5 (74分IN)
攻め込む時の迫力はあったものの、連係面にはまだ課題が残る。試合の流れを変えることはできなかった。

MF
16 西澤健太 - (90分IN)
前節は先発で、この日は終了間際に出場。出場時間が短く、採点なし。

DF
15 金井貢史 - (90分IN)
奥井に代わり、左SBとして途中出場。出場時間が短く、採点なし。

監督
ピーター・クラモフスキー 4.5
投入した選手は効果的な働きを見せられず。1-1の終了間際に交代を手間取り、選手たちの集中力を低下させ、チームが失点してしまった感は否めない。
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
決して納得のいく内容ではなかったかもしれないが、粘って勝利。再開後、未勝利だったチームにとって、なにより欲しかった勝点3を掴んだ。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 7
59分のC・ジュニオのシュートを防いだシーンなど、ファインセーブは数多く。この守護神がいなければ、複数失点していてもおかしくなかった。

DF
4 藤春廣輝 6.5
先制点の場面では宇佐美との連係で左サイドを攻略。オーバーラップから渡邉の決勝点も演出した。

5 三浦弦太 6
33分にトラップミスからボールを失うも、自由を与えない守備で凌ぎ切る。古巣戦で堂々と戦った。

19 キム・ヨングォン 6
59分のボールロストはいただけないが、それ以外は及第点の出来。同サイドの藤春とコミュニケーションをよく取り、最少失点に食い止めた。

27 髙尾  瑠 6
C・ジュニオの対応に手を焼いた印象も、決定的な得点を許さなかった。複数人に囲まれてもドリブルで持ち運ぶ推進力もあった。
 
MF
8 小野瀬康介 6.5
やや当たり損ねたシュートだったが、それがGKの対応を難しくし、今季初ゴールをゲット。多くないチャンスを確実にモノにした。

10 倉田 秋 6 (64分OUT)
激しいマークにやや苦戦した印象も、テクニカルは抜群。64分に交代するまでボールの落ち着きどころに。

15 井手口陽介 6
精密なロングパスが光り、守備でも粘り強く対応。中村や竹内を自由にさせずに淡々と仕事をこなした印象だ。

21 矢島慎也 6 (80分OUT)
いくつかミスはあったが、井手口と連係しながら中盤のスペースを埋め続けた。随所に見せる冷静なプレーに技術の高さが窺えた。
 
FW
9 アデミウソン 6 (74分OUT)
21分に狙いすましたシュートを放つも、GKのファインセーブに遭う。とはいえ、正確で優しいワンタッチの落としで小野瀬のゴールをアシスト。きちんとゴールに絡んだ。

33 宇佐美貴史 6.5 (74分OUT)
期待された得点は挙げられなかったが、左サイドで起点を作り、先制点を演出。相手GKのロングフィードに対して懸命に戻り、間一髪クリアする献身的な守備もあった。
 
交代出場
FW
11 小野裕二 6 (64分IN)
小柄ながら身体の使い方が上手く、サイドでボールをキープするなど、相手の嫌がるプレーを徹底。途中出場で仕事をきちんとこなした。

FW
18 パトリック 6 (74分IN)
この日のヒーローは渡邉に譲ったが、身体の強さを活かして精力的に働いた。決勝点のシーンではボックス内にしっかりと構え、DFを引き付けた。

FW
MAN OF THE MATCH
39 渡邉千真 7 (74分IN)
1-1で迎えた89分にゴール左でボールを受けると、ドリブルで中に切れ込み、右足を一閃。劇的な決勝点を挙げ、この日の最大殊勲者に。チームに勝点3をもたらした。

MF
7 遠藤保仁 - (80分IN)
失点シーンでは対峙した中村にクロスを上げさせてしまった。出場時間が短く採点なし。

監督
宮本恒靖 7
前節の3-5-2から4-4-2へ布陣を変更し、清水の攻撃にうまく対応。74分のFW2枚替えも効果的で、その采配で勝利を手繰り寄せた。


取材・文:古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


 

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