見どころ・戦評
[J1リーグ4節]C大阪0-2名古屋/7月12日/ヤンマースタジアム長居
【チーム採点・寸評】
C大阪 5.5
立ち上がりこそ流れるようなパスワークを披露したが、名古屋に対応され始めてからはチャンスを作ることができず、逆に自陣でボールを奪われる場面が目立った。2失点は組織を崩されて奪われたものではなかったが、開幕からの連勝は「3」でストップし首位から陥落した。
【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5
先制点の場面は、飛び出したなら手で弾きたかった。2点目は阿部のミドルを褒めるべき。
DF
2 松田 陸 6
相馬とのマッチアップは見応えがあった。30分にB・メンデスへのクロスで好機を演出。
22 マテイ・ヨニッチ 5.5
前半は自陣で簡単なパスミスをするなど流れを悪くした。2点目を奪われてからは明らかにトーンダウン。
3 木本恭生 6
2試合ぶりに先発出場。守備時の対応にミスはなかったが、ビルドアップでの工夫を見たい。
14 丸橋祐介 6
5分にファーストシュート。高い位置取りで攻撃をサポートするも、得点には結びつかず。
MF
17 坂元達裕 6.5(70分OUT)
右サイドで縦に仕掛けて突破口を開いた。C大阪で唯一、攻撃に変化を付けられる存在だった。
6 レアンドロ・デサバト 5.5
豊富な運動量で広範囲をカバー。L・ミネイロとのコンビネーションは修正する必要あり。
MF
5 藤田直之 5.5(52分OUT)
組み立てはいつも通り安定感があったが、仕掛けのパスがあってもいい。疲労を考慮されて途中交代に。
10 清武弘嗣 5.5(61分OUT)
ポジションを変えながらチャンスメークを試みるも、立ち上がり以外は存在感見せられず。
FW
20 ブルーノ・メンデス 5.5(HT OUT)
リーグ再開後初先発も、シュート1本に止まりハーフタイムに交代。ベストの状態はまだ先。
25 奥埜博亮 5(52分OUT)
全く見せ場を作れず、シュート0本で今季最速の途中交代。2戦連発中の勢いはなかった。
交代出場
FW
32 豊川雄太 5.5(HT IN)
後半開始から出場。これまでで最も長い時間を与えられたが、インパクトを残せなかった。
MF
11 ルーカス・ミネイロ 5(52分IN)
2失点目の起点となる痛恨のミス。周りとの連係にもぎこちなさがあった。
FW
9 都倉 賢 5.5(52分IN)
パスワークで簡単に崩せない展開では、彼のようなパワフルな存在は貴重。ゴール前で勝負したい。
FW
8 柿谷曜一朗 5.5(61分IN)
出場した直後に2点目を奪われ厳しい展開に。ボールを呼び込んでアクセントを付けようとはしていたが…。
DF
16 片山瑛一 6(70分IN)
3試合連続で右MFとして途中出場。ロングスローはチームとして大きな武器。
監督
ロティーナ監督 5
ビハインドを覆そうと積極的な交代策に出るも、L・ミネイロの投入などは裏目だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
名古屋 7
組織立った戦い方で今季初の完封勝利を飾り、好調のC大阪を止めた。立ち上がりの10分間は圧倒されながらも、リズムに慣れ始めてからは守備が安定。良い時間帯に得点を挙げ、かつ最終盤に失点した前節G大阪戦の反省を生かして最後まで集中力を保った。5位に浮上。
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
30分にB・メンデスのヘディングシュートを好セーブ。その後は枠内に来るシュートはなかった。
DF
26 成瀬峻平 6
攻撃参加は少なかったものの、清武や柿谷、オーバーラップしてくる丸橋らにしっかり対応する。
4 中谷進之介 6.5
序盤はB・メンデスに手を焼きながらも対応力を発揮。都倉との激しいバトルは見応えがあった。
3 丸山祐市 6.5
有観客でもスタジアムに声は響き渡っていた。主将として、リーダーとして最終ラインを統率。
23 吉田 豊 6
縦に仕掛けてくる坂元には苦しんだが、決定機は作らせず。50分には相手のサインプレーに対して素早く反応した。
MF
15 稲垣 祥 6.5
走行距離は両チーム最多の12.5キロ超え。バイタルエリアを締めて清武らに自由を与えず、2点目をアシスト。
8 ジョアン・シミッチ 6(58分OUT)
38分のCKでは、鋭い飛び込みでオウンゴールを誘発。バテるまでハードワークを続けた。
FW
16 マテウス 6(90+3分OUT)
CKのキッカーとしてオウンゴールを誘発。シュート0本でも、守備面でもサボることなく勝利に貢献した。
MAN OF THE MATCH
11 阿部浩之 7(74分OUT)
チームの潤滑油となりつつ、勝利を引き寄せる圧巻のミドル。シュート職人の真骨頂を見せてMOM。
27 相馬勇紀 6.5
出場停止明けでフル出場。積極的に仕掛け、劣勢を強いられてからもカウンター時には前に出た。
FW
44 金崎夢生 6
両チーム最多のシュート4本。今季初ゴールは生まれなかったが、左右のスペースに動き起点作り。
交代出場
MF
2 米本拓司 6(58分IN)
疲れの見え始めたシミッチに代わってピッチへ。持ち味の運動量を発揮し広範囲をカバーした。
FW
10 ガブリエル・シャビエル 6(74分IN)
2点リードの状況で投入された。守備をしっかりとこなしつつ、随所に技術を見せる場面も。
17 山崎凌吾 -(90+3分IN)
わずかな出場時間ながら、相手のセットプレーに対して高さで貢献した。
監督
マッシモ・フィッカデンティ監督 6.5
思い描く戦いを選手たちがピッチで表現。守備面のオーガナイズは、立ち上がり以外は完璧だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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