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J1 第7節

7月26日(日) 19:00 Kick off

3 - 1

川崎F

試合終了

湘南

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】川崎=なし 湘南=なし<br />
【退場】なし<br />
【MAN OF THE MATCH】三笘 薫(川崎)


[J1第7節]川崎3-1湘南/7月26日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
シュート数は24対2。前半は試合を支配し、相手を押し込むも、点を奪えない嫌な流れは漂った。そして57分には湘南のタリクにオーバーヘッドによるスーパーゴールを決められ、先制も許す。
 
しかしここからが今の川崎の逞しいところ。直後に出場した三笘、大島が絡んで山根のゴールで4分後に同点に追いつくと、78分には三笘が見事なシュートでプロ初ゴールを奪い、逆転。さらに88分にはこちらも投入したばかりの田中がダメ押しの3点目を奪い、リーグ6連勝、J1でのホーム通算150勝を飾った。

【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
前半はピンチらしいピンチはなし。一方、後半にタリクに決められた豪快なオーバーヘッドはシュートを褒めるべきだろう。
 
DF
13 山根視来 7
昨季まで4シーズンを過ごした古巣との対戦とあって気合い十分で臨む。すると先制点を奪われた直後の61分にはカウンターから一気に駆け上がり、GKとの1対1を冷静に制して2試合連続ゴールをマーク。嫌な流れを変えてみせた。
 
4 ジェジエウ 6
怪我からの復帰戦でも自慢のフィジカルを活かしたプレーを披露。谷口とともに力強く相手のカウンターを防いだ。ただ、失点シーンではタリクのオーバーヘッドを止め切れず。
 
 
5 谷口彰悟 6
冷静に最終ラインをコントロール。高いリスクマネジメントを維持し、ボールを回収して2次攻撃につなげた。もっとも1失点は守備リーダーとして課題だろう。
 
2 登里享平 6
この日もバランスを取りながら、パスを引き出し味方に的確につないだ。潤滑油としての働きはやはり秀逸だ。反面、失点は自らのサイドから。古林に上手くクロスを上げられてしまった。その点を差し引きながら、ほぼ「6.5」と言える「6」に。

MF
6 守田英正 6.5
これぞ守田と言えるようなダイナミックなパフォーマンスを見せた。相手の深い位置にも入っていく“川崎のアンカー”らしく攻守に走り回って好機も演出。3点目は彼のパスカットから。失点シーンではカバーが間に合わなかったが、試合トータルの出来は高評価したい。
 
22 下田北斗 6.5(85分OUT)
山根とともに古巣戦に臨む。以前から語っていたように相手エリア内のニアサイドを取ることを意識し、前線の選手と連係。運動量豊富に動き、中盤で存在感を示した。同点ゴールの場面も好フィードを大島に供給。やはり頼りになる素晴らしき“バイプレーヤー”で、先日の柏戦での好パフォーマンスとの合わせ技という意味も含めて6.5に。
 

 
MF
8 脇坂泰斗 6(58分OUT)
常に足を動かす司令塔は右サイドを中心にゲームメイク。ただし、シュートを枠に収められないシーンもあり、1点を追う中で途中交代となった。
 
FW
41 家長昭博 6.5(66分OUT)
スタジアムやテレビの前のサポーターを唸らせたのは1度や2度ではない。本人はそう呼ばれるのは嫌がるだろうが“天才ぶり”を如何なく発揮し、この日は逆の左サイドにも動いて好機を演出した。だからこそ好プレーをゴールに結び付けたかった。
 
30 旗手玲央 6(58分OUT)
プロ初先発、そして試合数日前に語っていたゴールへの想いをプレーで表現。果敢に仕掛け、巧みなボール捌きも見せた。同期入団の三笘にプロ初ゴールは先を越されたが、今後のさらなる奮起に期待。
 
11 小林 悠 6(66分OUT)
ストライカーらしくエリア内では危険な存在であり続け、シュート8本と打ちまくった。期待された3試合連続ゴールはならなかったが、状態は良好。それでもあと一歩まで迫った得点を挙げられなかったのは、点取り屋として不完全燃焼と感じているのだろう。
 
 
交代出場
MF
10 大島僚太 6.5(58分 IN)
先制を許した直後にピッチへ。頼りになる司令塔は状況を見極めたプレーを選択し、61分にはカウンターから山根のゴールをアシスト。鮮やかな速攻を生み出した。
 
MF
MAN OF THE MATCH
18 三笘 薫 7(58分 IN)
大島とともに投入される。60分にはカウンターの起点となり、その後は味方と息が合わないシーンはあったが、74分には相手のトラップミスを見逃さずに奪って左サイドからカットインして相手の股とGKのニアを抜く見事なシュート。嬉しいプロ初ゴールを奪った。確かにまだ粗さはあり、試合後に課題を口にするも、チームを勝利に導いたゴールは称賛されて然るべき。
 
FW
20 宮代大聖 6(66分 IN)
家長に代わって右ウイングとしてピッチへ。中に入ってボールを受けつつ、スルーパスを狙った。この日もシュートは打てずとも、88分には華麗なワンツーで田中のゴールをアシストした。
 
FW
9 レアンドロ・ダミアン 5.5(66分 IN)
同点のシチュエーションで決勝ゴールを貪欲に目指し、相手にプレッシャーを与えた。しかし、この日はなかなか良い形でボールが回って来ず、自らに歓喜は訪れなかった。次戦に雪辱を。
 
MF
25 田中 碧 7(85分 IN)
インサイドハーフに入ると登場から3分後に、相手のボールをカットし、宮代のパスに抜け出す。トドメの3点目を決めた。
 
監督
鬼木 達 7
逆転勝利した仙台戦から中3日でのゲームとあって先発を5人チェンジ。それでも試合を支配した。先制される展開も、交代カードとして投入した大島、三笘、田中らが見事な活躍。さすがの手腕で選手層の厚さを活かし、2試合連続での逆転勝利に導いた。目標としていた“7月全勝”を有言実行。簡単には止まらない勢いをチームに生み出している。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
「プランどおりに進められた」とは試合後の浮嶋監督のコメント。この言葉を信じるなら前半は耐え、後半に選手交代を活かしてワンチャンスを決め切るまでの流れは狙い通りだったはず。しかしそこからミスもあり、3失点。勝負所で力強さを示せなかった

【湘南|採点・寸評】
GK
25 谷 晃生 5.5
前半には小林のヘッドをファインセーブするなど鋭い反応。しかし3失点以上に目立ったのはフィードミス。つなごうとの意識は感じられたが、味方に合わずに流れを切ってしまった。

DF
38 石原広教 4.5
粘り強く守っていたが、78分に痛恨のトラップミス。三笘に奪われ、逆転ゴールを決められた。
 
22 大岩一貴 5.5
周囲に声をかけながらカバーリング。最後の一線で身体を張るも、後半は川崎の攻撃を食い止め切れなかった。3失点目の場面も縦パスを狙われた。



 
8 大野和成 5.5
前半は家長、脇坂らの連係に苦しんだ。それでもしっかり絞ってディフェンスをするなど、良い状態でシュートは打たせず。しかし3失点目は上手く入れ替わられてしまった。

MF
6 岡本拓也 5(HT OUT)
オーバーラップした際には残念ながら良いフィードが出てこず。旗手、登里の動きにも後手を踏む場面が。前半で交代に。

16 齊藤未月 6(79分OUT)
前半は守備に追われるも、後半は奮闘。先制点は彼のサイドチェンジが起点で、球際でもよく戦った。一方でより危険なエリアに入っていく動きがあっても良かったか。

2 金子大毅 5.5
後半にはゴールライン上でのスーパークリアも見せた。守備面では身体の強さを示すも、フィード役としては味方につなげられないシーンが少なくなかった。

 
MF
18 松田天馬 5.5(69分OUT)
金子、齊藤らと協力して中盤の守備ブロックを構築。しかし奪ってから前に出る“らしい”プレーは限られた。

28 鈴木冬一 5.5
前半は守備にエネルギーを使った。一方、後半は強烈なシュートを放つなど前に出る。クオリティをもう少し上げたかった。

FW
14 中川寛斗 5(HT OUT)
守備時は中盤5人の、攻撃時は岩崎のサポートという幅広いタスクを求められる。難しい役割だっただけに、前半のみの交代にはエクスキューズもある。
 
20 岩崎悠人 5(59分OUT)
相手に押し込まれる中で、なかなか起点になれず。先制点のシーンではニアに走り込んでDFの注意を引くも、シュート0本はストライカーとして残念。


 
交代出場
FW
11 タリク 6.5(HT IN)
豪快なオーバーヘッドをネットに突き刺した先制点はまさにスーパーゴール。勢いに乗って果敢に仕掛けた。

MF
5 古林将太 6(HT IN)
好クロスでタリクのゴールをアシスト。仕事を果たした。その後も機を見てオーバーラップ。
 
FW
13 石原直樹 5.5(59分IN)
先制後にピッチに入るも、その2分後に同点に追い付かれた。前線からのチェイシング、ボールキープで味方のフォローはしたが、3失点目の場面ではパスをカットされた。

MF
15 福田晃斗 5.5(69分IN)
中盤の強度アップを目指すも、上手く持ち味を出せず。3失点目のシーンでも身体を張れなかった。

MF
30 柴田壮介 ―(79分IN)
逆転された直後にピッチへ。流れを変えたかったが、奏功しなかった。

監督
浮嶋 敏 6
ハーフタイムの交代策が的中。後半頭から投入したタリクと古林が先制点をもたらした。しかし連勝にはつなげられなかった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
 

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