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J1 第8節

8月1日(土) 18:00 Kick off

0 - 1

名古屋

試合終了

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=稲垣(32分)、J・シミッチ(53分) 柏=山下(23分)、中村(28分)<br />
【退場】なし<br />
【MAN OF THE MATCH】オルンガ(柏)


[J1・8節]名古屋0-1柏/8月1日/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
ピッチ状態の悪さもあってボール支配に手間取り、阿部浩之と米本拓司を欠いた布陣はいつもの迫力をも欠いた。決勝点の場面を除けば概ね悪くない内容だっただけに、粘り切れなかった部分に無念さが残る。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 5.5
失点の場面はコンタクトを恐れずに突っ込んでいったが、柏の点取り屋に先を取られた。クロス対応に飛び出す場面も安定していただけに、あの場面だけに悔いが残る。

DF
26 成瀬竣平 5.5(78分OUT)
得意科目となってきたパス出しと勘を利かせた守備はできていたが、前線の不調の中で決定機を生み出すには至らず。 

3 丸山祐市 5.5
持ち前のキックに精度を欠き、せっかく奪ったボールをみすみす渡してしまうイージーミスも散見された。ゴール前の守備には安定感があったが…。
 
4 中谷進之介 5.5
オルンガとのマッチアップに文字通り身体を張り、吹っ飛ばされつつも食らいついていった。失点の場面は突発的なものだったが、DFとしては悔やんでも悔やみきれない。

23 吉田 豊 5.5
攻守ともに安定感あるプレーはいつも通りも、前線に起点ができない中ではその動きにも機能性がなかなか上がっていかなかった。

MF
8 ジョアン・シミッチ 5.5
空中戦ではオルンガと渡り合い、ゲームメイクも一手に引き受けたが、前線にボールが落ち着く場所がなければ自慢のパス回しも空転するばかりだった。

25 前田直輝 5.5(67分OUT)
トップ下を中心に前線を動き回ったが、開始8分ほどで左足首を痛め、以降はテーピングをして気合のプレー。しかし激痛に運動量もスピードも落ちていく一方だった。

15 稲垣 祥 5.5
大分戦での負傷もギリギリで調整が間に合い、そこからフル出場。阿部と米本の欠場を補うようにボックスからボックスへと疾走し、チームを鼓舞し続けた。
 
FW
16 マテウス 5(74分OUT)
このところはボールをやや持ちすぎる傾向があり、この日も持ち前のスピード感が出てこなかった。惜しいFKはあったが、貢献度としては低め。

44 金崎夢生 5.5
頑健なポストプレーで何とか起点を作ろうと奮闘し、シュートもチーム最多を記録。しかし得点が遠く、結果で勝敗に影響力を出すことができなかった。

27 相馬勇紀 5(74分OUT)
滑りやすいピッチの影響かボールタッチが安定せず、1対1の強さがまるで出てこなかった。後半開始からは奮起するも、先制点を奪われて一気に流れを変えるべく、交代に。
 
交代出場
FW
17 山崎凌吾 5.5(67分IN)
負傷の前田に代わって入り、空中戦に前線の守備にと懸命のプレーを見せた。味方を生かすプレーは多かったが、金崎ばりのストライカー然としたところも見たかった。

MF
19 青木亮太 5(74分IN)
ぶっつけ本番に近い出番で動きは軽やかだったが、強度の部分でやはりブランクを感じさせた。時折鮮やかなテクニックが見せたが。

MF
24 石田凌太郎 5.5(74分IN)
縦への突破力を買われて投入され、一途にその役割に挑み続けた。“重馬場”にも負けずスピードを見せたプレーには、次なるステップへの期待も。

DF
36 太田宏介 ― (78分IN)
ようやくピッチに戻ってきた左の職人だが、まだまだ本調子は遠いか。1点を追う展開の中ではなかなか持ち味のキックも出せなかった。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 5
トレーニングの難しさがあった今節だったが、そこをカバーする試合中の采配が欲しかった。攻撃で阿部浩之不在の穴を埋めきれなかったのは、前田負傷のアンラッキーがあったとしても何とかしたかったところ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 
 
【チーム採点・寸評】
柏 6.5
ややのらりくらりの前半から後半もペースは無理に上げず、ワンチャンスを生かして決勝点を手にする試合巧者ぶり。連戦とアウェーの戦い方を熟知した大人の勝ち方だった。

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 5.5
気迫あふれるプレーとコーチングでチームを鼓舞も、前半は熱くなりすぎてイエローを頂戴。後半は数本の相手のチャンスもきっちり抑えてなお、最後まで熱血していた。
 
DF
4 古賀太陽 6
対面の相馬勇紀とのマッチアップは常に主導権を握り、相手の武器を一つ潰した。攻撃参加の積極性も好印象で、最後はセンターバックに入って無失点勝利に身体を張った。

50 山下達也 6.5(90分OUT)
ベテランらしい統率力でディフェンスラインを引き締めた。金崎夢生とのゴリゴリのマッチアップは見応え十分。大きな展開の増えた後半には空中戦で奮闘し、足をつって交代に。
 
25 大南拓磨 6.5
身体能力を生かした対人守備の安定感で名古屋の攻撃力を削ぎ落した。金崎や山崎といった屈強のセンターFWとの対戦も真っ向勝負で抑えきった。

20 三丸 拡 6.5
マテウスとのマッチアップは力強く、そこからのオーバーラップにもキレがあった。90分を通してインテンシティの高いプレーで堅実な試合を下支え。

MF
8 ヒシャルジソン 6.5
中盤守備の強度アップに大いに貢献。カバーリング含めボール奪取に能力を見せ、後半になると展開力の面でも確かなプレーを披露した。

7 大谷秀和 6(90分OUT)
試合のペースを握る良い意味での淡々としたプレー。前半を落ち着かせ、後半も相手の勢いを逆手にとり、先制後はいやらしい試合運びで1点差勝利を陰ながら演出した。

33 仲間隼斗 6(82分OUT)
序盤はリズムが出なかったが、内寄りのポジション取りからパスを受けるようになると、攻撃面での怖さが生まれ始めた。後半になっても運動量は衰えず、走りきって山崎にバトンタッチ。
 
FW
18 瀬川祐輔 6(63分OUT)
常にサイドの裏を狙うポジショニングと横幅のあるプレーエリアの取り方で名古屋の守備をかき回した。江坂とのコンビネーションも良く、攻撃面での貢献度は高い。

10 江坂 任 6
中央に起点を生み出すボールレシーブの確かさは攻撃の流れを作り出した。常にオルンガはじめアタッカー陣の動きを見極める戦術眼の鋭さは、決勝点を生み出すプレーにも直結。

MAN OF THE MATCH
14 オルンガ 6.5(90分OUT)
ゆったりとしたリズムでのプレーは逆にギアを入れた時の凄みを感じさせた。プレーに関与する回数は決して多くないが、突発的なワンチャンスをきっちり決めてみせるあたりは流石に4戦連発の点取り屋だ。
 
交代出場
MF
28 戸嶋祥郎 6(63分IN)
入ってすぐは試合の流れに乗れなかったが、サイドでの守備からリズムを掴み、パワフルなプレーでボール確保と維持に良さを見せた。

FW
11 山崎亮平 6(82分IN)
仲間よりもさらに攻撃的な部分でチームを引っ張り、アグレッシブにリードを維持する戦いに持っていった。サイドで起点となり、出場時間を大幅に上回る貢献度を見せた。

DF
24 川口尚紀 ―(90分IN)
最後の最後で足がつった山下に代わってピッチイン。右サイドバックで堅実にリードを守るプレーを見せた。

MF
27 三原雅俊 ―(90分IN)
試合を締める最終局面で投入され、中盤の強度を保ってプレーした。

FW
19 呉屋大翔 ―(90分IN)
クリアボールを含めて速い展開の攻撃に食らいつき、チームの逃げ切りにきっちり加わってみせた。

監督
ネルシーニョ 6
天候もピッチ状況も乗り越えての粘り強い勝利で連勝を4に伸ばした。全体を通しては決して良い試合内容ではなかったが、それでもアウェーで勝点3をもぎ取った采配力は見事。
  
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 

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