見どころ・戦評
[J1・8節]大分1-4鹿島/8月1日(土)/昭和電工ドーム大分
【チーム採点・寸評】
大分 5
幸先よく先制するも連続ミスから逆転を許す。追う展開になってもミスが続き、失点を重ね4失点で4連敗。攻撃では後方ではボールを回せるが前線までパスが通らず形を作れなかった。
【大分|採点・寸評】
GK
1 高木 駿 5
ハイボールに対して積極的に飛び出すもDFとの連係不足を露呈しPKも献上する場面もあった。
DF
3 三竿雄斗 5.5
永戸に高い位置を取られ守備に追われる時間が多く、攻撃参加は少なく不完全燃焼に終わった。
5 鈴木義宜 5.5
距離感が悪く、お見合いして同点ゴールを与えた。エヴェラウドとのマッチアップは激しかった。
15 小出悠太 5.5
岩田との連係で崩す場面はほとんど見られなかった。オーバーラップしてくる広瀬らにはしっかり対応できた。
29 岩田智輝 5
田中との連係不足は否めず、受け手と出し手のタイミングが合わなかった。効果的な攻撃はなかった。
2 香川勇気 5.5
唯一の見せ場となったのが78分のワンプレー。後方からのクロスで決定機を演出した。
MF
4 島川俊郎 5.5(61分OUT)
不用意なバックパスから同点ゴールを招くも、運動量を増やし味方のミスをカバーした
40 長谷川雄志 5
パスを散らしたが効果的な縦パスはほとんど見られず、単調な攻撃に終始した。
MF
11 田中達也 5.5(78分OUT)
28分の知念のスルーパスに反応するがトラップが大きくゴールキックに。プレー精度が雑だったのは残念。
FW
9 知念 慶 5(HT OUT)
前線から守備をしてボールを奪い取り、シュートまで持っていくが単発に終わり前半で交代。
31 髙澤優也 6
開始5分、チーム最初のシュートが先制点に。豪快にミドルシュートを叩き込み今季3点目。
交代出場
FW
16 渡 大生 5.5(HT IN)
後半から投入され1トップ、シャドーでプレーしたが相手の脅威となるプレーは少なかった
MF
26 佐藤和弘 5.5(61分IN)
前線に絡もうと精力的にゴール前に顔を出した。78分にクロスを頭で合わせたが、枠を捉えることができなかった。
24 小林成豪 5.5(78分IN)
78分に今季初のピッチに立ったがボールに触る回数は少なく、チームに流れを呼び込むことはできなかった。
監督
片野坂知宏 5
メンバーを入れ替え、交代でチームに流れを呼び込もうとしたが不発。自慢のパスサッカーに陰りあり。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
鹿島 7
ハイプレスとポゼッションを組み合わせ大分を圧倒。個の力だけでなく組織力でも格の違いを見せつけ圧勝。迷宮脱出のきっかけとなり得る勝利となった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
40歳最後の試合で今季初先発。足を滑らせ先制点を許すも、その後は安定してセーブで勝利に貢献。
DF
22 広瀬陸斗 6
攻撃参加に比重を置き、高い位置でボールを受けた。相手の左サイドを封じる一手となった。
39 犬飼智也 6
失点の場面で高澤をフリーにしたが、それ以外はクリアとフィードの判断も正確で決定機を与えなかった。
28 町田浩樹 6
知念にほとんど仕事をさせず、相手のシュートを4本に抑える統率した守備の一役を担った。
14 永戸勝也 6
和泉を押し上げ、自らもオーバーラップで決定機を幾度となく演出。大分のサイド攻撃を無効にした。
MF
4 レオ・シルバ 6.5(88分OUT)
セカンドボールへの反応が多く、高確率で回収。ボールに関わることが多く中盤で落ち着きをもたらした
20 三竿健斗 6
レオ・シルバと組んで中盤のボールにプレッシャーをかけ続け、攻撃のつなぎにも顔を出し、チームを落ち着かせた。
MF
25 遠藤 康 6.5(84分OUT)
運動量が多く前線を活性化。ボールを失わず、キープしてためを作ってチームにリズムをもたらした。
11 和泉竜司 5.5
ゴール前にチャンス拡大にフリーランを惜しまず、40分には逆転のPK得た。
FW
8 土居聖真 6(90分+3分OUT)
3バックの脇を突き、クロスから決定機を作り、パスカットからペナルティエリア内に浮き球を通しPKを誘発した。
MAN OF THE MATCH
9 エヴェラウド 7(90分+3分OUT)
軽率なパスを奪ってGKの位置をしっかり見てサイドネットに流し込む同点弾に始まり、P K含め3得点。文句なしのMOM!
交代出場
MF
41 白崎凌兵 5.5(84分IN)
好機の逃さずゴール前に侵入し、得点はできなかったが伊藤のゴールにつなげた。
MF
6 永木亮太 5.5(88分IN)
レオ・シルバに代わりボランチに入り、遜色なくプレーし失点を与えることなく試合を終わらせた。
MF
26 荒木遼太郎 ―(90分+3分IN)
わずかなプレー時間ながらダメ押し点の起点となったクロスは見事だった。
FW
15 伊藤 翔 ―(90分+3分IN)
アディショナルタイムでのプレーとなったが4点目を奪い、しっかり仕事をした。
監督
ザーゴ 6.5
時間はかかったがハイプレスとポゼッションを落とし込み、久しぶりの勝利は快勝だった。今後の飛躍に大きな期待を持たせた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●柚野真也(フリーライター)
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