見どころ・戦評
[J1リーグ9節]G大阪2-1横浜FC/8月8日/パナソニックスタジアム吹田
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
先制するまでは理想的だったが、後半は完全に守勢に。土壇場で勝利への執念を見せて勝ち切った。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
失点時は、本来の東口ならもう少しうまく対応できたはず。その後のピンチは適切に対応した。
DF
3 昌子 源 5.5
中2日での出場だが、右足首のリバウンドを感じさせない高さと強さ。ただPKをとられてもおかしくない危ない場面もあった。
4 藤春廣輝 5(79分OUT)
攻撃時も持ち味である走りで良さを出せず、失点シーンではベテランらしからぬ軽率なミスを犯してしまった。
5 三浦弦太 6
昌子に中央のポジションを譲ったが、要所はしっかりと抑えていた。もっと守備は成熟するはず。
19 キム・ヨングォン 5.5
後半、左サイドを攻め込まれることが多い時間帯に踏ん張るも、失点時はやや連携にミスもあった。
MF
8 小野瀬康介 5.5(79分OUT)
古巣相手にモチベーション高く挑み、先制点に繋がるシュートを放った。守備に追われる時間が増えた。
15 井手口陽介 6.5
ルヴァンカップでフル出場。中2日で明らかに本来の凄みは欠いたが、決勝点のCKは見事だった。
21 矢島慎也 5.5
前節の好パフォーマンスが嘘のように積極性を欠く。守勢に回った展開で持ち味も出せなかった。
11 小野裕二 6(62分OUT)
先制点は左サイドで起点となった。得点こそなかったが、相手のゴール前に積極的に顔を出した。
FW
33 宇佐美貴史 5(84分OUT)
明らかに身体が重かった。プレースキックだけが見せ場で、連戦のダメージが残っていた。
9 アデミウソン 5.5(62分OUT)
小野瀬のシュートが身体に当たってラッキーな得点。ミスが多く、相手の脅威にはなり切れず。
交代出場
MF
10 倉田 秋 5(62分IN)
ルヴァンカップで見せた復調の兆しが嘘のように、低調で不用意なミスが多かった。
FW
MAN OF THE MATCH
18 パトリック 7(62分IN)
ルヴァンカップの今季初ゴールの勢いそのままに公式戦2戦連発。らしい強さを見せ、決勝ゴールを叩き込んだ。
DF
27 髙尾 瑠 ―(79分IN)
守勢の時間帯に投入され、むやみに攻めることなく、チームのバランスを意識した。
MF
14 福田湧矢 ―(79分IN)
縦への突破は無理にはしなかったが、クロスを再三供給し、指揮官の狙いを体現した。
FW
39 渡邉千真 ―(84分IN)
パトリックとのツインタワーを形成したが、効果的なボールを受けられず、シュートはゼロ。
監督
宮本恒靖 6
辛うじて勝ち切ったものの、劣勢の後半に効果的な修正を施しきれず、苦戦を強いられた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
横浜FC 5.5
4バックに布陣変更し、大崩れしていた守備が安定。後半は押していただけに最後の失点が悔やまれる。
【横浜FC|採点・寸評】
GK
18 南 雄太 6
開始早々のピンチでビッグセーブ。2失点はいずれもGKとしてはノーチャンスだった。
DF
3 マギーニョ 6(82分OUT)
押し込まれる時間帯が続いた前半は良さが出なかったが、後半は積極的な攻め上がりを見せた。
19 伊野波雅彦 6.5
ルヴァンカップで見せたヨン・ア・ピンとのコンビはさすが。効果的な縦パスも入れ、後半の盛り返しを支えた。
20 カルフィン・ヨン・ア・ピン 6
長い足を生かした局地戦はさすがの一言。危険な場面を潰していたが最後はパトリックに競り負けた。
26 袴田裕太郎 6
小野瀬の突破を抑えながら、前半は中央で工夫した位置を取り、攻撃でもアクセントになった。
MF
7 松浦拓弥 6(74分OUT)
劣勢だった前半は持ち味を発揮できなかったが、後半はサイドを活性化。昌子に手を出させるなど、手こずらせた。
6 瀬古 樹 6
組み立て時に勇気あるプレーを見せたが、カウンターの逆起点にも。しかし同点ゴールは瀬古のパスが藤春のミスを誘った。
8 佐藤謙介 6
ボールを触りながらリズムをもたらした。狙いは悪くないが、もう少し大胆さがあっても良かった。
37 松尾佑介 6
孤軍奮闘の前半は相手に確実に警戒されていた。小野瀬を守勢に回らせたのも貢献のひとつだ。
FW
16 皆川佑介 6(87分OUT)
献身的な動き出しでやるべきことは遂行。泥臭いプレーが斉藤の同点ゴールに繋がった。
23 斉藤光毅 6.5(74分OUT)
前半はボールを受けてもセーフティにプレー。同点ゴールはしたたかにチャンスをものにした。
交代出場
MF
40 レアンドロ・ドミンゲス 6.5(74分IN)
全盛期の凄みはないがやはり個人戦術は確か。攻撃を牽引し、際どいシュートも放った。
FW
25 草野侑己 5.5(74分IN)
ギアを上げにかかる時間帯でも攻守両面で中途半端だった。福田への対応も甘さが目立った。
MF
30 手塚康平 ―(82分IN)
攻めにギアを入れながらも、守備のミスが許されない展開で試合に入りきれず、存在感はなし。
FW
10 イバ ―(87分IN)
勝ちきりたいカードだったのだが、残り時間はわずかで効果的なプレーを求めるのはやや酷だった。
監督
下平隆宏 6
ルヴァンカップで機能したCBコンビの抜擢が奏功。攻め切るカード切るも、最後はワンプレーに泣いた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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