見どころ・戦評
[J1リーグ11節]湘南0-1名古屋/8月19日(水)/Shonan BMWスタジアム平塚
【チーム採点・寸評】
湘南 6
前半は相手に長く押し込まれる展開も、意欲的にプレスをかけ続け、粘り強く無失点に。逆に後半は攻勢に転じ、チャンスもつくった。試合終了間際に失点し勝点を取りこぼしたが、前節の低調ぶりを思えば次に繋がる敗戦と言える。
【湘南|採点・寸評】
GK
1 谷 晃生 6
シュート性のクロスを防ぐなど好守を続け、ビルドアップでもリズムをもたらす。最後に失点したが全体的には評価したい。
DF
6 岡本拓也 6(90+4分OUT)
タイトなチェックやシュートブロックでピンチを阻む。ドリブルで攻め上がり攻撃に推進力も与えた。
22 大岩一貴 5.5
ラインを統率し、カバーリングで味方を助ける。セットプレーではシュートを決め切れなかった。
8 大野和成 6
ゴール前に侵入する相手を離さずピンチを防ぐ。セカンドボールを攻撃に繋げ、自らも攻め上がった。
MF
5 古林将太 5.5(72分OUT)
粘り強くマークに付き、攻めてはクロスで好機を演出する場面も。攻撃面のよさをさらに発揮したい。
16 齊藤未月 5.5(90+4分OUT)
相手に強く寄せ、攻撃でもリズムを喚起。失点前にボールロストした場面は攻め切りたかった。
2 金子大毅 6.5
鋭く寄せてボールを奪い、ゴール前でも巧みな守備で危険な芽を摘む。効果的な縦パスも繰り出した。
MF
10 山田直輝 5.5(57分OUT)
広く動いてボールを引き出し、攻撃のリズムを促す。シュートも積極的に狙った。
3 馬渡和彰 6.5
クロスやセットプレーで好機を演出。守備では相手のスピードに粘り強く付き、ゴール前もカバーした。
FW
13 石原直樹 6
前線で起点となり、味方を押し上げながら攻撃に緩急をもたらした。守備にも献身した。
20 岩崎悠人 5.5(57分OUT)
前線で身体を張り、ボックスへ積極的に仕掛けた。持ち前の運動量でハイプレスも牽引した。
交代出場
MF
18 松田天馬 6(57分IN)
走力を活かしてハイプレスに駆けた。セカンドボールを回収し、カウンターも演出。
FW
11 タリク 6(57分IN)
前線で精力的に走り守備に献身。あいだでキープし、縦に送るなど攻撃の流れも促した。
DF
38 石原広教 5.5(72分IN)
ゴール前で的確なシュートブロックを見せピンチを阻止。クロスでチャンスも演出した。
FW
9 指宿洋史 ―(90+4分IN)
残りわずかな時間帯での投入も、プレー機会なくタイムアップとなった。
MF
28 鈴木冬一 ―(90+4分IN)
先制を許した後に投入されるも、クロスを上げる機会は訪れなかった。
監督
浮嶋 敏 5.5
低調だった前節から中3日、限られた時間のなかで原点を見つめ直し、チームは次に繋がる戦いを示した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5
序盤からセットプレーを絡めて相手を押し込み、守っては相手に隙を与えない。湘南の粘り強い守備に手を焼いたが、土壇場で掴んだコーナーキックが相手のオウンゴールを誘って決勝点に。劇的勝利で3位に浮上した。
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
見せ場は少なかったが、ゴールに迫るボールを確実にパンチングするなど危なげないプレーを示した。
DF
23 吉田 豊 6(65分OUT)
右サイドを封じつつ、組み立てに加わりながら、機を捉えてオーバーラップ。攻守に貢献度は高い。
4 中谷進之介 6.5
スピードある相手にも粘り強く付いてゴール前を封鎖。ボールを動かして組み立てにも加わった。
3 丸山祐市 6.5
中谷とともにゴール前を締め、パスを散らして攻撃のリズムを促す。ロングフィードも繰り出した。
36 太田宏介 6
クロスやラストパスでチャンスを演出。自ら強烈なシュートも放ち、存在感を示す。
MF
MAN OF THE MATCH
16 マテウス 7
セットプレーやラストパスでチャンスを演出。試合終了間際、鋭利なキックが相手のオウンゴールを誘い決勝点に。
15 稲垣 祥 6
パスをさばいて攻撃を落ち着かせる。クロスやスルーパスで得点チャンスもつくった。
MF
8 ジョアン・シミッチ 6
組み立てに加わり、セットプレーで強さを発揮。自身のボール奪取が最後のカウンターに繋がった。
27 相馬勇紀 6
スピードを活かして積極的に仕掛ける。ゴール前にも走り込んで危険な匂いを漂わせた。
FW
44 金崎夢生 6(55分OUT)
敵の間で時間をつくりながら、積極的にフィニッシュを狙って攻撃を牽引した。
17 山﨑凌吾 5.5(55分OUT)
前線で起点となり、ラストパスやシュートを放つなど好機をつくったが、55分に早々に交代。
交代出場
MF
10 ガブリエル・シャビエル 6(55分IN)
トップ下に入り、相手を引きつけてラストパスを出すなどチャンスをもたらした。
MF
25 前田直輝 6(55分IN)
スピードに乗った鋭いドリブルで両サイドから仕掛け、攻撃を活性化させる存在となった。
DF
34 オ・ジェソク 6(65分IN)
右サイドバックに入り堅実なディフェンスで無失点に貢献。加入後初出場を勝利で飾った。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 6.5
前節4失点で敗戦している相手にも警戒を怠らず、選手を集中力高く送り出す。堅守で無失点に抑え、セットプレーで決勝点を奪う盤石な戦い。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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