見どころ・戦評
【チーム採点・寸評】
札幌 5.5
最終的には同点に追いついたが、ギリギリまで追い込まれた。内容的にも技術的なミスが多かったり、連係も不足。目標がトップ2入りであることを考えると、選手たちは低調な内容と捉えているはず。セットプレーの守備は無策というしかない。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 5.5
パスを外に出してしまったり、ボールには触れているものの、ビルドアップを円滑に展開できず。しかし終盤にビッグセーブを見せた。
DF
3 進藤亮佑 6
高い位置まで積極的に攻め上がり、惜しい場面に絡んだりもしていた。攻守で存在感を示していたと言える。
32 田中駿汰 6
そつなくプレーをしており悪いパフォーマンスではなかった。流れを生み出すダイナミックさがあればもっと良かったのだが。
5 福森晃斗 5(69分OUT)
弱点として相手に狙われていた感あり。イージーなボールロストやパスミスもあり、自陣空中戦でも勝てず。プレーレベルとしては厳しかった。
MF
MAN OF THE MATCH
7 ルーカス・フェルナンデス 6.5
立ち上がりから積極的にボールを受け、切れ込み、脅かした。クロスのアイデアが欲しかったが、最後の得点でオールOKか。
10 宮澤裕樹 5(69分OUT)
イージーなパスミスがあるなど、パフォーマンスの中身はあまりにも不十分というしかない。前線まで出て行く意欲は評価に値するが。
8 深井一希 6(57分OUT)
鋭いアプローチで相手のビルドアップに対して個人では機能していた。しかし、周囲の選手がうまく合わせられず今ひとつ連動性が生まれなかった。
4 菅 大輝 6
相手の松本にスペースを与えないことを徹底。攻撃面では貢献できずも、守備ではなんとか働いていたと言える。
MF
14 駒井善成 6.5(87分OUT)
ポリバレントさを存分に発揮。クレバーさと技術力をしっかりと発揮して勝点獲得に大きく貢献した。
18 チャナティップ 6
惜しいシュートを放つなど、相手を脅かした。ドリブルの鋭さはあまり見られずも、それでも攻撃に変化を付けたのはさすが。
27 荒野拓馬 6.5
高い位置、中盤などあらゆるエリアに顔を出してボールを呼び込んだ。戦う気持ちを最後まで維持し、気持ちの強さを感じさせた。
交代出場
FW
48 ジェイ 5.5(57分 IN)
個人としての存在は相手の脅威となったが、ボールが供給される回数があまり多くなく、チームとしての狙いが不明瞭だった。
FW
11 アンデルソン・ロペス 6(69分IN)
鋭い身のこなしで相手の守備を翻弄すると同時に、スピードもチラつかせて相手の守備ラインを押し下げた。
MF
30 金子拓郎 5.5(69分IN)
左サイドで起用されるも、カウンターのケアをしながらのプレーとなったからか、中途半端なパフォーマンスとなった。
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ (87分IN)
プレー時間が短かったこともあり、特に目立った場面なし。
監督
ペトロヴィッチ 5
ギリギリのところで連敗ストップに成功。選手交代後の配置などがハッキリせず、長身のジェイに何とかしてもらおうという策が精一杯。セットプレーの準備は未熟。
FW
18 伊佐耕平 6(71分OUT)
相手ゴール前でこぼれ球に鋭く反応して先制点をゲット。欲を言えば後半はタメを作りたかったが、今後の課題か。
31 髙澤優也 5.5
ショートカウンターから相手ゴールに迫る場面もあったが、この日はいつもよりも動きにキレを欠いていた印象。
27 三平和司 5.5(66分OUT)
後半は疲れが出たのか、なかなか相手のビルドアップに制限をかけられず、退くこととなってしまった。
交代出場
MF
11 田中達也 5.5(66分IN)
前節に続いての得点が期待されたが、押し込まれる展開になっていたこともあり持ち味を出し切れなかった。
MF
16 渡 大生 5.5(71分IN)
相手が前がかりになったところをカウンターで仕留める役目を求められたはずだが、機会がありながらも果たせず。
DF
49 羽田健人 (85分IN)
短い時間だったが、逃げ切りに貢献することはできなかった。
DF
41 刀根亮輔 (85分IN)
守備固めで投入されたものの最後の最後で失点を許してしまい、痛恨だったはず。
FW
33 藤本一輝 (85分IN)
最後に走り回って試合をクローズさせたかったが、結果的には同点に追いつかれてしまった。
監督
片野坂知宏 6
連戦のアウェーゲームのなか、一方的に押し込まれる展開を経ながらあと一歩で勝点3を得る展開に持ち込んだ。大分の戦術の幅が広がりそう。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
【チーム採点・寸評】
大分 6
最終的には追いつかれてしまったものの、リードした場面では持ち味であるパスワークをひとまず横に置き、セーフティなプレーを選択する新たな表情を見せた。チームが上昇していくうえでの必要な部分と評価したい。
【大分|採点・寸評】
GK
22 ムン・キョンゴン 6
無理にキャッチを狙わず、手堅くパンチングで逃げるなど悪くない出来。時折見せるロングフィードも印象は悪くない。
DF
2 香川勇気 6(85分OUT)
ルーカス・フェルナンデスと互角に戦っていただけに、このポジションを替えてから失点したのは痛かった。
3 三竿雄斗 6(85分OUT)
相手のプレスをものともせず冷静にボールをつないだが、相手を脅かすほどのパスは出せなかった。
5 鈴木義宜 6
基本的には特に問題なく守ることができていた。それだけに最後に追いつかれてしまったのは痛恨だった。
29 岩田智輝 5
持ち味である攻撃参加をこの日はあまり見せることができなかった。守備に専念した印象もある。
MF
4 島川俊郎 5.5(85分OUT)
バイタルエリアをしっかりと封じ、攻撃時には積極的にボールを持ち運んだ。後半は押し込まれた状況を変えられず。
40 長谷川雄志 6.5
セカンドボールに素早く寄せてテンポよく配給。そこからチャンスにはなかなか発展しなかったが、好プレーを見せた。
7 松本怜 5
5戦ぶりの復帰も、なかなかスペースが得られなかったために特徴を出せず。もっとドリブルで仕掛けたかった。

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