見どころ・戦評

[J1リーグ26節前倒し分]FC東京1-2鹿島/8月26日/味の素スタジアム
【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
終わってみればシュートはわずか6本。2失点した後半は攻守ともにチグハグで、不満を残すパフォーマンスだった。
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
2失点は悔やまれるも、試合を通しての出来は決して悪くなかった。チームを救う好セーブが複数あった点を強調しておきたい。
DF
4 渡辺 剛 5.5
森重不在の最終ラインをまとめきれなかった。エヴェラウドを抑えきれず、鹿島の攻撃を防げなかった点は反省材料だろう。
6 小川諒也 5.5
ファン・アラーノの対応に苦戦。57分にそのファン・アラーノに決められたシーンでは相手が一枚上手だったが、54分のミスは厳しいと言わざるを得ない。
22 中村拓海 6
13分にアダイウトンへスルーパスを通すなど攻撃面で存在感を発揮。ミスは多かったものの、オウンゴールを誘発したプレーがとりわけ印象的だった。
32 ジョアン・オマリ 5.5
対人プレーで強さを示すも、横の揺さぶりにはいまひとつ対応できなかった。カバーリングの質も森重に比べると……。
MF
7 三田啓貴 6(60分OUT)
セットプレーでは質の高いボールで敵にプレッシャーをかけた。先制点につながる中村へのパスはまさにプロの業。ブラボーだった。
8 髙萩洋次郎 5.5(76分OUT)
22分のアダイウトンへのロングパスは見事。ただ、中盤をコントロールできたかと言えば疑問符が。疲れの色が少し見えた印象だ。
45 アルトゥール・シルバ 6.5
フィジカルの強さを見せつけ、チャンスを演出した47分のプレーには大きな拍手。終盤も質の高いプレーで攻撃を組み立てた。
FW
15 アダイウトン 5(60分OUT)
14分のシュートは惜しくも枠外。その後は鹿島の守備網に絡み取られるように自由を奪われ、フラストレーションを募らせた印象だ。
24 原 大智 5.5
J1リーグ初先発で、47分には自ら持ち込んでシュート。ゴールにならなかったものの、積極性は見せた。最終局面でのプレー精度を高めたい。
28 内田宅哉 5.5(60分OUT)
42分のドリブルでの仕掛けは見応えがあった。守備の局面でのポジショニングも悪くなかったとはいえ、インパクトを残したとは……。
交代出場
FW
11 永井謙佑 5(60分IN)
前線からのプレスがそこまでハマらず、敵最終ラインの裏に抜け出してパスをもらうアクションも限られた。次戦に期待したい。
MF
31 安部柊斗 5(60分IN)
三竿やレオ・シルバのマークに手を焼き、中盤をリードできなかった。ゴール前への効果的な飛び出しはほとんどなくシュートも0本。
FW
9 ディエゴ・オリヴェイラ 5(60分IN)
良い形でボールをもらえず、エリア内で輝きを放てなかった。連戦の影響か、身体にキレが感じられなかったのは気になる。
FW
38 紺野和也 -(76分IN)
ドリブルで切り込もうとするスタンスは買える。ただ、なかなか良い形でフィニッシュに持ち込めないのは残念。
監督
長谷川健太 5
前節の湘南戦からメンバーを代えての逆転負けは手痛い。「結果が出なかったので、監督の責任」と指揮官自身も反省していた。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
敵の背後を突く攻撃がハマり、逆転勝利。2-1としたあとの守備が特に素晴らしく、試合巧者ぶりが光った。
【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
オウンゴールでの失点は致し方なし。クローズアップすべきは47分に原のシュートを止めて追加点を許さなかったこと。試合を振り返ると、そこがひとつのターニングポイントだった。
DF
14 永戸勝也 6
27分にエヴェラウドへ絶妙のクロスを送るなど、キックの精度は相変わらず高かった。セットプレーでも戦力的価値を示す。
33 関川郁万 6.5
オウンゴールを献上も、気迫溢れる守備で逆転勝利に貢献。後半は身体を張った守備でFC東京の攻撃を上手く凌ぎ切った。
37 小泉 慶 6
高い位置取りで52分には柔らかいクロスから好機を演出しそうになった。ポジショニングはなかなかで右SBの仕事を無難にこなした。
39 犬飼智也 6.5
関川とのCBコンビでFC東京の攻撃を跳ね返す。自陣ゴール前に入ってきたボールへの対応はまずまずで、大きなミスはなかった。
MF
6 永木亮太 5.5(64分 OUT)
6分のパスミスは減点対象。縦へのフィードで変化をつけようとするが、なかなかFC東京の守備陣を揺さぶれなかった。
7 ファン・アラーノ 7(83分OUT)
48分にエヴェラウドへの縦パスで好機を演出すれば、57分に豪快なボレーシュートで逆転ゴール。決定的な仕事をやってのけた。
20 三竿健斗 6.5
カウンターを食らったらまずい局面で相手を巧みに潰す。試合の流れを踏まえてのテクニカルファウルはいぶし銀だった。
MAN OF THE MATCH
26 荒木遼太郎 7(90分OUT)
ドリブルよし、パスよし、キープよしと攻撃面で良質な働きを披露。特にファン・アラーノのゴールをアシストしたパスには痺れた。J1初先発でこの出来は、称賛に値するだろう。
FW
8 土居聖真 5.5(64分OUT)
11分の右サイドからの崩しでは味方とのコンビネーションが光った。惜しむらくはシュートがなく、得点に絡めなかったところか。
FW
9 エヴェラウド 6.5
26分に決定的なヘディングシュートを外したのはいただけない。それでも48分に抜群の動き出しから同点ゴール。チームに命を吹き込んだという意味で、この1点は大きかった。
交代出場
MF
4 レオ・シルバ 6(64分IN)
優れた危機察知力でピンチの芽を摘む。激しい展開でも冷静に振る舞い、中盤をしっかりと引き締めた。
MF
11 和泉竜司 6(64分IN)
効果的なタメで味方に呼吸を整えさせるシーンも。得点に絡んだわけではないものの、前線で気の利く動きをしていた。
DF
3 奈良竜樹 -(83分IN)
犬飼、関川と3バックを組んでFC東京の攻撃をストップ。デリケートな時間帯に投入されながらもすんなりと試合に入っているように映った。
MF
25 遠藤 康 -(90分IN)
クローザーとしての役割をまっとう。次節以降の試合での活躍を期待したい。
監督
ザーゴ 6.5
前半終了間際に先制されても慌てず、後半に立て直した。最後は3バックにして逃げ切るなど、柔軟な采配で勝利を手繰り寄せた。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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