見どころ・戦評
[J1リーグ14節]鳥栖3-0横浜FC/9月5日(土)/駅スタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 6.5
活動休止明け、1か月ぶりの試合という事実を感じさせず、立ち上がりからフルスロットル。効果的な守備で横浜FCの攻撃を封じた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
18 高丘陽平 6.5
ビルドアップ時のミスキックでピンチを招くなどマイナス面もあったが、前半にビッグセーブを見せて本来ならMOMでもいいほど。
DF
28 森下龍矢 6.5
しっかりとコントロールしたクロスで金森のゴールをアシスト。相手の攻撃を高い位置で潰すプレーなど守備も光った。
38 宮 大樹 6(70分OUT)
3節以来2か月ぶりの出場も、ブランクを感じさせず。裏を取られる場面もあったがそれ以外は安定。
3 エドゥアルド 6.5
グランダーのクロスを確実に処理するなどピンチでも冷静にプレー。カウンターで前線に走り、チームに勢いを与える。
31 大畑歩夢 6
立ち上がりは攻撃参加が少なかったが、徐々に高い位置を取る。リーグ戦初先発とは思えない落ち着いたプレーを見せた。
MF
41 松岡大起 6(70分OUT)
安定したパス展開。危ない場面でのスライディングタックルなど地味ながらも光るプレーが多かった。
4 原川 力 6
不用意なミスが少なく、派手なプレーはなかったが確実にボールを前へとつなげて、攻撃にリズムを与えた。
30 樋口雄太 6
林のゴールをアシストしたパスはラッキーな面もあったが、右サイドのプレーにも慣れてきたのか、森下との連係も悪くない。
22 小屋松知哉 6.5(87分OUT)
待望の移籍後初ゴールで勝利を決定づける。守備では最終ライン近くまで戻り、そつなく守っていた。
FW
7 金森健志 6.5(77分OUT)
先制ゴールでチームに勢いを与える。前線で積極的に動き回り、タイミングのいいプレッシングで守備にも貢献。
19 チョ・ドンゴン 5.5(70分OUT)
苦しい時に前線でターゲットになったがハイボールで勝つ場面が少ない。疲れが出るのも早く、70分で交代に。
交代出場
DF
15 パク・ジョンス 5.5(70分IN)
大きなミスもなく、無失点に抑えるという与えられたミッションをしっかりと遂行した。
MF
50 梁 勇基 5.5(70分IN)
チームを落ち着けるようなパス、コーチングでチームを勝利に導く。林のゴールの起点となった。
FW
16 林 大地 6.5(70分IN)
アグレッシブに前線を走り回り、見事なプロ初ゴールは、チームの勢いを加速させる追加点となった。
MF
23 本田風智 5.5(77分IN)
特筆するプレーはなかったが。林のゴールに絡んで存在感はアピールした。
DF
47 中野伸哉 ―(87分IN)
無失点で終えようというベンチからのメッセージ。クローザーとして投入された。
監督
金 明輝 6.5
チームをしっかりとマネージメントし1か月ぶりの試合で勝利。交代策も効果的だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
横浜FC 5
前半に大きなチャンスがあったが生かせず。後半の入りも悪くなかったが結果的にはゴールを奪えず敗戦。
【横浜FC|採点・寸評】
GK
18 南 雄太 5
金森に股下を抜かれて先制点を許す。これで出鼻をくじかれた格好となり、鳥栖に主導権を与え3失点。
DF
6 瀬古 樹 5.5
決して悪いプレーではなかったが、高い位置を取った時にもシュートを導くパスやクロスは少なかった。
29 星キョーワァン 5
ビルドアップのパスが不安定。31分には小屋松にボールを奪われてピンチを招く。他にもミスが目立った。
4 小林友希 5
鳥栖の守備にはまり、ビルドアップに苦しむ場面が目立った。11分の金森への対応には悔いが残る。
26 袴田裕太郎 5(77分OUT)
ビルドアップ時に良い組み立てができず、守備では対峙する樋口や森下に先手を取られることが多かった。
MF
7 松浦拓弥 5.5
右サイドを突破するシーンはあったが、クロスの精度は低く、アディショナルタイムのシュートも大きく外れた。
8 佐藤謙介 5.5
32分、右足でゴールを狙うも高丘の好セーブに阻まれる。サイドへの展開のパスは効果的だった。
MF
30 手塚康平 6(77分OUT)
前線への良いパスもあったがゴールは生まれなかった。76分、小屋松の強烈なシュートを顔面で受けるも耐えた。
37 松尾佑介 5.5(85分OUT)
37分、手塚のループパスに反応してDFの背後を取るもボレーシュートはミートせず、同点のチャンスを逸した。
FW
9 一美和成 5(58分OUT)
前線でボールを引き出そうとするも孤立したような時間が多く、チャンスに絡む回数は少なく交代となった。
23 斉藤光毅 5(58分OUT)
33分、右足でコントロールしたシュートを放つが、惜しくもクロスバーを叩く。それ以外に見せ場を作れず。
交代出場
FW
15 齋藤功佑 5.5(58分IN)
中盤に落ちてボールに絡むシーンは見られたがチャンスにつながらず。プレスにも走った。
FW
16 皆川佑介 5.5(58分IN)
身体を張って前線でボールを納めて起点を作ろう走る。しかし、決定機を作り出すことはできなかった。
DF
14 志知孝明 ー(77分IN)
精度の高いキックを見せる場面は少なく、終了間際にはバックパスが短くなりピンチを招く。
MF
46 中村俊輔 ー(77分IN)
ボールを的確にさばいて、攻撃のリズムを作るという役割は果たした。
MF
31 杉本竜士 ー(85分IN)
反撃のきっかけとなるゴールを奪うために動くも得点には結びつかなかった。
監督
下平隆宏 5
鳥栖にビルドアップを封じられ、思うような攻撃の形を作れなかった。交代でも流れを変えられず。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
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