見どころ・戦評
[J1リーグ14節]大分0-1FC東京/9月5日(土)/昭電ド
【チーム採点・寸評】
大分 5
中2日の相手に対してハードワークもアグレッシブさも劣った。カウンターを警戒し、大胆なパスも少なくシュート2本に終わる。
【大分|採点・寸評】
GK
1 ムン・キョンゴン 5.5
失点の場面は反応したが、味方に当たりパスコースが変わったため防ぐのは困難。アディショナルタイムのセットプレでは相手ゴールまで上がったがボールに触れることはなかった。
DF
2 香川勇気 5.5
攻撃の組み立てに積極的に参加したがアイデア、クロスの精度は欠けた。決定機を作ったのは81分の町田へのパスぐらい。
3 三竿雄斗 5.5(89分OUT)
ハイプレスに対し慌てる場面はあったが、致命的なミスにはならなかった。攻撃参加は物足りない印象。
5 鈴木義宜 5.5
タイプの異なる相手の1トップに対して、きっちりと寄せてコースを塞ぎ、身体を張ってシュートブロック。持ち味は出た。
29 岩田智輝 5.5
労を惜しまず上下動を繰り返したが、そこからの攻撃のイメージはできていなかった。
49 羽田健人 5.5(90+2分OUT)
ボランチでは初先発。ヘディングで競り勝ち、バイタルエリアを埋め、ハードワークもできた。
MF
4 島川俊郎 5(60分OUT)
羽田とボランチを組んだことで、これまでと役割が異なるパスの散らしが求められたが、十分とは言えなかった。
7 松本 怜 5.5
相手のカウンターを警戒し、慎重なプレーが多かった。数少ないシュートは枠を捉えることはできなかった。
8 町田也真人 5.5(68分OUT)
後半はギアを上げてゴール前に飛び込む姿勢は見せたが、相手を脅かすプレーには至らなかった。
FW
16 渡 大生 5(HT OUT)
持ち味のアグレッシブなプレーが少なく、ボールに絡むプレーも少なく前半で交代となった。
19 伊佐耕平 5(HT OUT)
ボールに触れる回数は極端に少なく我慢の時間が続き、見せ場なく前半でピッチを去った。
交代出場
MF
11 田中達也 5.5 (68分IN)
相手の裏を狙う動きを見せるもスペースを見出せず、流れを変えられないまま終わった。
MF
26 佐藤和弘 ―(90+2分IN)
後半アディショナルタイムの投入では、何かできるほどのプレー時間はなかった。
MF
32 前田凌佑 5.5(60分IN)
攻撃のリズムを生み出す役割を求められたが、ケガから復帰し元気な姿を見せるに終わった。
FW
9 知念 慶 5.5(HT IN)
49分にロングボールに競り合い、唯一の決定機の起点となった。それ以外は見せ場なく、不完全燃焼。
FW
27 三平和司 5(HT IN)
唯一の決定機でシュートを放つもGK正面。前線でボールを引き出すも単発に終わった。
監督
片野坂知宏 5
ビハインドの状況でリスクを負った攻撃ができず、ホームでありながら終始、消極的な試合で終えた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
試合状況に応じて前からはめることもあれば、自陣でブロックを作るメリハリのある守備でクリーンシートで終えた。力の差を見せつけ、危なげない勝利。
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
危ない場面は全くなく、キーパーとしての見せ場なく試合を終えた。
DF
37 中村拓海 6(84分OUT)
地元・大分への凱旋。サイドを駆け上がる場面は少なかったが、強豪チームの一員として成長した姿を見せた。
4 渡辺 剛 6.5
知念とのマッチアップは見応えがあった。競り合いが互角だったが、前を向いてプレーさせなかった。
3 森重真人 6.5
キャリアをスタートした古巣で格の違い見せつけた。ヒヤリとする場面は一度もなく、簡単に試合を終わらせた。
6 小川諒也 6
24分にサイドから中央に入りミドルを放つも枠外。リードしてからは攻撃を自重し、完封勝利に貢献した。
MF
7 三田啓貴 6(67分OUT)
安部とともに中央で躍動。前線からのチェイシングは迫力があり、攻守でメリハリをつけた。
44 品田愛斗 6.5
90分間、相手の攻撃の芽を潰し続け、決定機を与えなかった。攻撃では14分に安部に浮き球を通すオシャレなプレーで魅せた。
31 安部柊斗 7(83分OUT)
ルヴァン杯に続く2戦連発、ノッている男は違う。CKのこぼれ球に左足一閃。コンパクトに振り抜き、強烈なシュートを突き刺した。
FW
27 田川亨介 6(55分OUT)
自分の役割を全うした。永井とともに前線からボールを追い、チームに勢いをもたらした。
11 永井謙佑 5.5(55分OUT)
シュートはゼロに終わったが、連戦のなかでボールを追うスピードは変わらず、相手に脅威を与えた。
20 レアンドロ 6(84分OUT)
無得点だったが前線で起点となった。守備ではサボることなく、献身的にハードワークした
交代出場
MF
28 内田宅哉 5.5(55分IN)
交代早々にカウンターから見せ場を作ったが、シュートはGK正面に飛び、追加点のチャンスを逃した。
FW
15 アダイウトン 6(55分IN)
得点こそなかったが常に相手の脅威となり続けた。56分のボール奪取からドリブルで持ち込む馬力はさすが。
MF
45 アルトゥール・シルバ 6 (67分IN)
アンカーの脇を埋めるために三田と交代し、ダブルボランチの一角として相手の攻撃を完全に封じた。
DF
37 中村帆高 ― (84分IN)
失点しないことが大前提だったため、期待された攻撃参加は少なかった。
FW
24 原 大智 ― (84分IN)
前線に入って起点を作り、終盤の猛攻を喚起。自らシュートは打てなかった。
監督
長谷川健太 7
中2日のアウェーでメンバーを入れ替えながら、確実に勝点3を持ち帰るマネジメント力の高さは高評価に値する。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●柚野真也(フリーライター)
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