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J1 第15節

9月9日(水) 19:30 Kick off

2 - 1

名古屋

試合終了

横浜FM

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=相馬(67分)、G・シャビエル(85分) 横浜=J・サントス(45+1分)、M・ジュニオール(65分)、喜田(90+3分)<br />
【退場】名古屋=なし 横浜=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】マテウス(名古屋)


[J1リーグ15節]名古屋2-1横浜/9月9日(水)/パロ瑞穂

【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5
いきなりの失点にもめげず、相手の奇襲布陣にもあっという間に対応。まずは守備を整えてから、前後半での加点は粘り強くもたくましく、意地と地力を見せつけた。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5
先制点を許したところ以外ではそれほど大きな場面は少なかったが、特に後半の数少ない相手の決定機にしっかり立ちはだかった。

DF
34 オ・ジェソク 6(90+2分OUT) 
スピードのある対面のFWに対し、力強くその進路をふさいだ。足がつりながらも試合終了間際まで走りきった強いメンタルには頭が下がる。

4 中谷進之介 6.5
激しいバトルの連続となった試合で常に相手FWとのマッチアップに身体を張り、コンタクトプレーだけでなく主張の部分でも存在感を誇示。
 
3 丸山祐市 6.5
監督の言う「スピリット」を全身で体現するプレーぶり。味方への鼓舞、守備の指示、審判との折衝などチームを支える仕事も言い落とせない活躍だった。

23 吉田 豊 6.5
仲川を完封する気迫のディフェンスは、相手の攻撃の型を一つ奪ったほどの貢献度。相手は逆サイドしか攻めどころがないほどに困窮させられた。

MF
2 米本拓司 6.5(90+2分)
成長への意欲からテクニカルな面の追求をしてきたが、「自分の原点は守備」と思い直したパフォーマンスは我慢の展開を強力に下支えした。

15 稲垣 祥 6.5
M・ジュニオールとの肉弾戦は見応え十分で、相手の縦パスを何度も寸断する守備は非常に利いていた。この日もフル出場で、一体この男のスタミナはどれほどあるのかと驚嘆。

11 阿部浩之 6(59分OUT)
スタメン起用で狙い通りの縦パスを何度も披露し、先制に浮足立たないよう声でもチームを盛り立てた。時間限定の出場だったが、その存在感は十分に見せた。
 
FW
10 ガブリエル・シャビエル 7(87分OUT)
今日はサイドでの起点となるプレーに集中しつつ、マテウスからのチャンスメイクも抜かりなく見据え、同点ゴールをゲット。逆転のアシストも決め、MOMクラスの貢献度。

44 金崎夢生 6.5
身体のぶつけ合い、肉弾戦の多い展開ではむしろ生き生きとして冷静にプレーしていた印象。2得点目につながる守備で、しっかり勝因にもなってみせた。

MAN OF THE MATCH
16 マテウス 7
右サイドに移って主導権を握ったところから勝利の流れが生まれた。アシストが右足ならゴールも右足と、左利きにしては珍しい形での貢献には本人も笑顔。攻守に走り回る運動量でも、チームを助けた。
 
交代出場
FW
27 相馬勇紀 6(59分IN)
煮え切らないプレーはまだまだ多いが、縦への意欲とファイティングスピリットは見せた。もう一つ、ブレイクスルーのきっかけが欲しい。

FW
17 山崎凌吾 ―(87分IN)
最後の締めにと前線に投入され、ターゲットとして身体を張る役目を仰せつかる。

DF
26 成瀬竣平 ―(90+2分IN)
オ・ジェソクがついに動けなくなったところで試合を締めに登場。プレー機会はほとんどなかった。

MF
8 ジョアン・シミッチ ―(90+2分IN)
最後の仕上げにとピッチに登場し、堅く激しい試合をしっかり締めきった。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6.5
ウォーミングアップで相手の奇襲を見抜き、試合前にしっかり策を授けていたのは流石の一言。先制はされたがその後のチームの冷静かつタフな戦いぶりは、ギリギリまで情報を処理して試合に臨ませた指揮官の手腕によるものだ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 


 
【チーム採点・寸評】
横浜 5.5
先制は見事すぎる手際の良さだったが、奇襲をかけた布陣にその後の広がりが乏しかった。良くも悪くもパターンがある感じで、中央を固めた名古屋守備陣を崩しきれず。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 朴 一圭 5.5
センターバックを増やすがごとくビルドアップへの関わりは勇気満点。フィードも正確で、セービング以上に攻撃での目立った動きが多かった。

DF
27 松原 健 5.5(63分OUT)
ウイングバックのようなポジションから攻撃時は中盤でプレー。難しいバランスをしっかりとり、攻撃に厚みを加えたが、何度かあったシュートチャンスに決定打を欠いた。

13 チアゴ・マルチンス 5.5
3バックのセンターで最終ラインを制御。空中戦とスイーパーとしての動きでピンチを見張り、統率力も見せたが失点が収まりきらなかった。
 
44 畠中槙之輔 5.5
最終ラインとしての守備力はもちろんのこと、ボランチのごとく勝負パスを連発し、攻撃に彩りを加えた。しかし失点の場面ではややナイーブな守備も。

19 實藤友紀 5.5(45分OUT)
攻守に貢献度高くプレーし、右サイドを駆け上がるプレーも多々。しかし43分のプレーで足を痛めて負傷退場。すぐさま「×」が出たあたり、軽傷を祈りたいが…

MF
8 喜田拓也 5.5
中盤をひとりでカバーするようなポジショニングで、攻守の“へそ”となってプレー。後半はサイドバックもこなしたが、ラフプレーに苛立ち警告を頂戴したのは反省点か。

16 高野 遼 5(88分OUT)
序盤こそ前がかりにプレーできていたが、マテウスが同サイドに来てからは防戦に回ることも多く、リズムを上げていくことができなかった。
 
9 マルコス・ジュニオール 5.5
トップ下と“4トップ”の間のようなポジションで攻撃のゲームメーカーとなってプレー。稲垣とのマッチアップで白熱しすぎたか、シュートの精度を欠いたのが残念。 

FW
23 仲川輝人 5.5(88分OUT)
吉田豊とのマッチアップは苦戦もしたが、先制点の場面では狙い通りの動きでアシストをマーク。だが全般的にはあまり効果的にボールを持つことはできなかった。

37 ジュニオール・サントス 5.5
決定力を見せつける先制の場面は良かったが、その後はなかなかボールを受けることができず。ポストプレーで攻撃を加速させられれば、もっとチャンスは巡ってきたか。

38 前田大然 5(63分OUT)
スピードと当たりの強さを生かしたパフォーマンスは攻守に生かされ、先制点の場面でもその能力は光った。だが仲川同様、効果的にボールを持てなかった印象。
 
交代出場
MF
6 扇原貴宏 5.5(45分IN)
實藤の負傷で急きょの出場、しかも最終ラインでのプレーだったが冷静に対処した。ビルドアップからの攻め上がりで追加点への流れを作りたかったところ。

FW
17 エリキ 5.5(63分IN)
馬力が上がっていかない攻撃陣に縦へのスピードを与えたが、あと一歩の仕事が足りず。カウンターの速さは名古屋にとって脅威だったが、いかんせん単発だった。

MF
39 天野純 5.5(63分IN)
中盤の底から攻撃の推進力を出すべく奮闘したが、全体の運動量が上がっていかずにゲームメイクには苦労していた印象。

DF
5 ティーラトン ―(88分IN)
最後の追い上げにと投入されたが見せ場はほとんどなく、チーム全体にもパワーが不足していた。

FW
43 松田詠太郎 ―(88分IN)
何とか同点にと投入されるも、名古屋の気迫あふれる守備の前にドリブルは後退。仕事はできなかった。

監督
アンジェ・ポステコグルー 5
フォーメーションを変えての奇襲は見事に成功したが、その後の試合展開が停滞した部分への処方箋がなかった。ワンパターンな攻めに体力はすり減り、追加点の勢いは出てこなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 

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