見どころ・戦評
[J1リーグ16節]鳥栖2-1柏/9月13日(日)/駅スタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 6.5
前節から中3日で先発7人を入れ替えたが、意図した戦術を落とし込む。先制を許すも逆転でホーム2連勝。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
1 守田達弥 6.5
12分、原のパスミスからオルンガとの1対1を迎えたが、冷静に対応してピンチを防ぐ。他の危ない場面もしっかり守った。
DF
2 原 輝綺 6
オルンガに対してスピードで負けず、ハイボールにも対応。パスミスでピンチを招くと、その後は消極的なパスが増えた。
41 松岡大起 6
ボランチで先発し、後半は交代の関係で左SBに。役割はしっかりと果たした。
3 エドゥアルド 6.5
安定した守備で貢献するだけでなく、サイドへの展開などビルドアップでも光るプレーを見せた。
MF
6 内田裕斗 6(66分OUT)
林のPKゲットにつながるロングパスを通したほか、原川のゴールをアシスト。57分のシュートは枠に飛ばしたかった。
30 樋口雄太 6
サイドから中へと動いてチャンスメイクに絡む。後半はボールを収めてファウルをもらうなど、地味ながら勝利に結びつけた。
4 原川 力 6.5
6分にパスミスはあったが、攻撃のタクトを振りつつ、自ら芸術的なシュートを決める。呉屋の切り返しへの対応も素晴らしかった。
47 中野伸哉 5(HT OUT)
積極的に高い位置を取り続けたが、ゴールに結び付くプレーはなかった。シュートも枠を捉えられず。
FW
33 石井快征 5(66分OUT)
プレスには走ったが、攻撃では10分に原川のシュートに繋げるパスを出した以外、効果的なプレーは少なかった。
MAN OF THE MATCH
16 林 大地 6.5(77分OUT)
自らPKを奪い、GKの逆を突いて決めた同点ゴールで3試合連続ゴールをマーク。流れを引き寄せる価値あるゴールとなった。
22 小屋松知哉 5.5(79分OUT)
チャンスを広げるドリブルからのパスなど、光るプレーはあった。しかし、ゴールに繋げられず、シュートも0本に終わる。
交代出場
DF
28 森下龍矢 6(HT IN)
攻撃で高い位置を取り、守備では身体を張って対応。攻守に渡ってその役割を遂行した。
MF
50 梁 勇基 5.5(66分IN)
試合をコントロールするために投入され、中央を割られることもあったが、勝利には繋げた。
FW
7 金森健志 5.5(66分IN)
前線でボールに絡むも自分の形には持ち込めず、シュートは0本に終わった。
FW
11 豊田陽平 ―(77分IN)
相手のロングボールを封じるため、懸命にプレッシャーをかける姿が印象的。前線でターゲットにもなった。
MF
23 本田風智 ―(79分IN)
ビルドアップ時の繋ぎ役になろうと、中盤から前線で運動量を発揮して役割は果たした。
監督
金 明輝 6.5
前半に先制点を許すも、チームとしてのやるべきことを続けて逆転に導き、交代策で逃げ切った。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
柏 5.5
序盤はカウンターと鳥栖のパスミスを突いてチャンスを作り先制。その後、攻撃が単調になり連勝が止まった。
【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 6
PKでは逆を突かれて決められたが、10分に原川のシュートをしっかりセーブするなど、流れのなかでは安定していた。
DF
6 高橋峻希 5(HT OUT)
左の三丸が攻撃参加することが多く、自身はその機会が少なかった。ハーフタイムであえなく交代に。
2 鎌田次郎 5.5
巧みなビルドアップのパスや、ラインの統率で貢献。原川のシュートの場面は、相手をほめるしかない。
4 古賀太陽 5.5
林のカウンターを止めきれず、PKを献上してしまう。その後はシュートブロックや好パスなど、光るプレーもあっただけに残念だ。
20 三丸 拡 5.5
序盤は精度を欠いたが、徐々に古巣を相手に好クロスを入れてチャンス作った。
MF
27 三原雅俊 6(62分OUT)
先制点につながるクロスは見事。ほかでもうまさを見せたがゴールに導けず、早い時間で交代に。
7 大谷秀和 5.5(66分OUT)
アンカーとして確実に守備をしながら、サイドに展開するなどチームに落ち着きを与えるプレーをした。
28 戸嶋祥郎 5.5
攻撃で目立った貢献は少なかったが、献身的にカバーリングするなど目立ちはしないが守備は効果的だった。
MF
10 江坂 任 6.5
FWへ効果的なパスを入れてチャンスを広げ、自身もシュート2本を放つなど柏の攻撃をリード。先制点もアシストした。
FW
14 オルンガ 6
12分、原のパスミスで得たチャンスを決めきれず。ただ、先制点はしっかりとネットを揺らし、決定力の高さを見せつけた。
19 呉屋大翔 5(75分OUT)
32分の素早いターンからのシュートは見事だったが枠を捉えず。後半、うまくボールを運ぶも切り返しは読まれていた。
交代出場
DF
13 北爪健吾 6(HT IN)
出場直後にグランダーのクロスで江坂の決定機を演出したのを始め、クロスで存在感を示した。
MF
33 仲間隼斗 5.5(62分IN)
サイドから中に動き、良い形でペナルティエリア内に入るシーンもあったが、シュートまでは持ち込めず。
MF
8 ヒシャルジソン 5.5(66分IN)
ボールを奪いに行くのはいいが、少し荒いプレーが目立った。結果的にファウルを取られてしまった。
FW
37 鵜木郁哉 5.5(75分IN)
Jリーグデビューを果たし、前線で運動量を発揮。しかし、試合の流れは変えられず、ほろ苦い初陣となった。
監督
ネルシーニョ 5.5
鳥栖を上回る10本のシュートを放つも1得点に終わる。交代でも単調な攻撃のリズムは、最後まで改善されなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
Jリーグ各クラブの最新情報はアプリで!