見どころ・戦評
[J1リーグ24節]横浜3-0清水/9月17日/日産ス
【チーム採点・寸評】
横浜 6
久しぶりに先発したオナイウと水沼が得点に絡み、連敗を3でストップ。ただ後半はトーンダウンした。
【横浜|採点・寸評】
GK
21 梶川裕嗣 6
被決定機なし。的確なポジションでクロスを処理し、スタジアムに響き渡るコーチングで引き締めた。
DF
27 松原 健 6.5
不慣れなポジションでの起用にも高い集中力で対応。CBとSBの間のような役割を見事にこなす。
13 チアゴ・マルチンス 6
圧倒的にポゼッションする展開でスプリント能力を披露する場面は少なめ。強さはしっかり見せた。
44 畠中槙之輔 -(3分OUT)
ほとんど何もしないまま自身からベンチに交代を要求。長期離脱にならないことを祈るのみ。
MF
18 水沼宏太 6.5(75分OUT)
高精度クロスでオナイウとのホットラインを開通させる。後半のビッグチャンス2本は決めなければ。
8 喜田拓也 6.5
畠中の負傷交代をうけて3バック中央へ。声で味方を操り、チームの危機を未然に防いでいった。
6 扇原貴宏 6
キックオフ直後から積極的なプレッシャーでチームのリズムを作り、セカンドボール回収術も見事。
16 高野 遼 6
持ち味の積極的な縦突破が実を結び、先制点をお膳立て。だがその後は尻すぼみ感があった。
FW
23 仲川輝人 5.5(HT OUT)
徐々に本来の出来に近づきつつある。だが波に乗っていくためにはゴールが必要な試合だった。
45 オナイウ阿道 6.5(85分OUT)
8試合ぶりの先発起用に応える今季3ゴール目は彼にしかできない、難易度の高いフィニッシュだった。
MAN OF THE MATCH
17 エリキ 7(75分OUT)
ウイングの位置からシャドーに移って能力全開。チームを勝利に導く2ゴールで笑顔の花が咲く。
交代出場
MF
26 渡辺皓太 6(3分IN)
味方のアクシデントによって急遽ピッチへ。3点目の起点となる縦パスで持ち味を発揮した。
39 天野 純 6(HT IN)
大量リードを追い風に、いつも以上にベクトルは前方向。後半アディショナルタイムのシュートは枠外へ。
7 大津祐樹 5.5(75分IN)
8試合ぶりの出場は右WGで。ボールを受けてからは単独突破よりも周囲との連係で打開を狙った。
FW
38 前田大然 6(75分IN)
俊足が生きるのは攻撃だけではない。何度もあきらめずにボールを追ってチームにガソリン注入。
37 ジュニオール・サントス -(85分IN)
後半無得点のチームに喝を入れるように出番が訪れるも、この試合ではゴールチャンスに恵まれず。
監督
アンジェ・ポステコグルー 6
畠中が負傷交代しても迷うことなく喜田の位置を下げて3バック継続。次節の采配に注目が集まる。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
清水 5
あっさり先制され、さらに退場によって数的不利に。後半は粘り強く戦っただけに序盤が悔やまれる。
【清水|採点・寸評】
GK
39 大久保択生 5
失点場面はいずれも難しく、自責点ではない。前半終了間際のファインセーブは特筆に値する。
DF
5 ヴァウド 5
早い時間帯に数的不利になる苦しい展開。どうにか我慢したかったが、最終ラインで踏ん張り切れず。
2 立田悠悟 4
一発退場はやや厳しい判定だったかもしれないが、最終ラインの背後への侵入を許したのは事実。
22 ヘナト・アウグスト 4.5
オナイウのポストプレーと裏への抜け出しをつぶし切れなかった。1失点目の場面も詰め切れず。
MF
37 鈴木唯人 4.5
高野にいとも簡単に突破された1失点目の場面が痛恨。単純なマッチアップで敗れては厳しい。
17 河井陽介 5(64分OUT)
相手に幾度となくサイドを突破されてカバーリングに奔走。3失点目は一瞬だけサボってしまった。
6 竹内 涼 5.5
相手のボランチの脇にあるスペースで巧みにボールを受け、スムーズな流れで前方へ展開していく。
21 奥井 諒 4.5(64分OUT)
クロスと球出しに優れる水沼へのチェックが甘くなり、自身がいるサイドを次々と攻略された。
FW
14 後藤優介 5(64分OUT)
中村とポジションチェンジしながら相手ゴールに迫るも、早い時間帯にリードを広げられて沈黙。
23 ティーラシン・デーンダー 5(75分OUT)
ただ前線で孤立するのみ。たまに入ってくるクロスもピンポイントで合わせなければ得点は難しい。
20 中村慶太 5(HT OUT)
守備でエネルギーを使わざるを得ない状況となり、攻撃に切り替わってから力を発揮できず。
交代出場
MF
7 六平光成 5.5(HT IN)
後半開始時からピッチに入り、1人少ない状態になっているチームをランニングで盛り上げた。
FW
16 西澤健太 5.5(64分IN)
過去3戦3発の横浜キラーだが、さすがにこの展開で流れを変えることはできなかった。
10 カルリーニョス・ジュニオ 5.5(64分IN)
1トップの周りを衛星的に動いて突破口を探すも、チーム全体の位置取りが後ろのため難しい。
DF
13 宮本航汰 5.5(64分IN)
疲れの見えた奥井に代わり、そのまま左SBへ。劣勢ながら粘り強い対応で食らいついていった。
FW
11 ジュニオール・ドゥトラ 5.5(75分IN)
3点ビハインドの状況で最前線へ投入される。細かい駆け引きで常に相手の背後を狙ったが不発。
監督
ピーター・クラモフスキー 5
相手にシステムを合わせるミラーゲームを選択したが、序盤の失点と立田の退場でプランが狂う。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)
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