見どころ・戦評
[J1リーグ12節]鳥栖0-2札幌/9月16日(水)/駅スタ
【チーム採点・寸評】
鳥栖 5
ここまで出場機会の少なかった選手が先発するも、前節までの連動性は感じられず、シュート2本に封じられた。
【鳥栖|採点・寸評】
GK
1 守田達弥 5.5
シュートストップとハイボールに対する安定感は発揮したが、キックミスが多い。駒井のシュートは相手を褒めるしかなかった。
DF
13 小林祐三 5.5
前に位置する中野を伸び伸びとプレーさせるために攻撃参加を自重。大きなミスなくプレーした。
8 岩下敬輔 5.5 (67分OUT)
鳥栖加入後初のリーグ戦出場。シュートブロックやフィードなど持ち味出すも、D・オリヴェイラのスルーパスに反応できず。
38 宮 大樹 5
危ないパスミスなどからピンチを招き、開始5分に警告を受ける。そのためかプレーが消極的になった印象。
MF
47 中野伸哉 5(HT OUT)
積極的に高い位置を取り、42分にはシュートも放つもミートできず。それ以外に決定的な仕事はできなかった
14 高橋義希 5
今季リーグ戦初出場も良さを出せず、敗戦の一因に。特にポジショニング、ボールホルダーへのプレスが甘かった。
36 高橋秀人 6(67分OUT)
前半から質の高い縦パスを前線に供給し攻撃に良いテンポ感を与えていた。駒井のゴールに寄せられなかったのは致し方なし。
31 大畑歩夢 5
7分にアン ・ヨンウへの好クロスでシュートに導く。しかし、光ったのはそれくらい。守備では白井や金子に手を焼く。
FW
25 アン ヨンウ 5(60分OUT)
7分のチャンスで放ったボレーシュートは大きく上に外れ、スタジアムのため息を誘う。その後、輝くことなく60分で退く。
19 チョ・ドンゴン 5(73分OUT)
ボールを収めることなく、前線でターゲットにもなれず、良いところなく豊田と交代となった。
23 本田風智 5(79分OUT)
良いボールの運びもあったが、全体的には開幕時の躍動感はなく、攻撃にアクセントを加えられなかった。
交代出場
DF
28 森下龍矢 6(HT IN)
右サイドMFでプレーし、守備をしながら攻撃に出てFKを獲得するシーンも。
FW
16 林 大地 5.5(HT IN)
躍動感ある動きで反撃しようとするも、クロスの精度低くチャンスにつなげられなかった。
MF
4 原川 力 5.5(67分IN)
攻撃のタクトを振るべく、多くのボールに絡もうとしたが思うようにパスを引き出せなかった。
FW
15 パク・ジョンス 5.5(67分IN)
入って来るボールに対して強くいくというミッションを果たして追加点を与えなかった。
FW
11 豊田陽平 5(73分IN)
終了間際に森下のクロスからダイビングヘッドでゴールを狙うもミートできず。
監督
金 明輝 5
相手のシステムに合わせて守り、そこからカウンターを狙うも、攻撃の質が低く4試合ぶりの敗戦を喫する。
【チーム採点・寸評】
札幌 6.5
序盤から鳥栖のマークをうまくかわしながら攻撃を組み立てる。前半こそチャンスを逃したが、後半にゴールを奪って点差以上の完勝。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 6
鳥栖のシュートは2本のみで安定して守る。コーチングでDFを確実に動かしたことも好印象。
DF
3 進藤亮佑 6
相手のクリアボールを弾き返し、結果的に駒井のシュートをアシスト。監督からはポジショニングを指摘されることが多かった。
20 キム・ミンテ 6.5
豊田に競り勝った時に雄叫びを上げるなど10試合ぶり勝利に向けて闘志むき出しでプレーをして無失点。
5 福森晃斗 6
高い精度のパスでビルドアップ、セットプレーで貢献。時には前線まで上がってスルーパスも出した。
MF
19 白井康介 6
右サイドで良い守備をしながら効果的な攻撃参加が目立つ。後半途中から左に回るも安定していた。
31 高嶺朋樹 6
後半立ち上がりに惜しいシュートを放つも守田に止められる。それでも攻撃に良いリズムを与えることになった。
27 荒野拓馬 6
球際の激しいプレーで守備で貢献しつつ、ビルドアップ時は冷静な展開のパスで確実にチャンスへとつなげた。
4 菅 大輝 6(65分OUT)
左サイドで献身的にアップダウンを繰り返す。交代直前にはカウンターから駒井に好クロスを供給。
MAN OF THE MATCH
MF
14 駒井善成 6.5(70分OUT)
40分のビッグチャンスはクロスバーに嫌われたが、見事なミドルシュートで先制点を叩き込む。
18 チャナティップ 6(HT OUT)
前への推進力を見せて鳥栖ゴールに迫る。前半途中で足を痛めた様子で、前半のみの出場となった。
FW
11 アンデルソン・ロペス 6.5(90分OUT)
D・オリヴェイラのスルーパスにしっかりと反応して、貴重な追加点を挙げる。後半だけで4本のシュートは圧巻。
交代出場
MF
18 金子拓郎 6(HT IN)
シャドーの位置でプレーするよりも右ウイングバックの方で躍動。63分にはカウンターで大きくボールを運び、チャンスメイク。
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ 6.5(65分IN)
ファーストプレーで見ている人のほとんどをあざむく絶妙なスルーパスをA・ロペスに供給しアシスト。
DF
32 田中駿汰 5.5(75分IN)
ボランチの位置でプレーし、終了間際に押し込まれる時間が続いたが的確に守って無失点勝利に貢献。
MF
26 早坂良太 ―(90分IN)
古巣相手に背後を突こうとする動きなど、クレバーなプレーは彼らしかった。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
鳥栖との相性の良さか、序盤から主導権を握り続け確実に勝利を手にする。交代策も的中した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●荒木英喜
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