見どころ・戦評
[J1リーグ17節]C大阪1-2鹿島/9月19日(土)/ヤンマー
【チーム採点・寸評】
C大阪 5.5
首位の川崎を追う中で手痛い黒星を喫した。前節・神戸戦から中2日という過密日程の影響もあったかもしれないが、序盤から鹿島のプレスや当たりの強さに苦しみ、理想のポゼッションを展開できず。46分の失点も、堅守を誇るチームとしては、らしくないシーンだった。連勝は「6」でストップした。
【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 6
2失点目の場面で、和泉のシュートを違う場所に弾いて欲しかったというのは酷な注文か。
DF
2 松田 陸 5.5
効果的なオーバーラップは見られなかった。相手のプレスに、ビルドアップにも苦しんだ印象。
22 マテイ・ヨニッチ 5.5
エヴェラウドに競り負けた所から2失点目に至った。71分には惜しいヘディングシュート。
15 瀬古歩夢 6
86分の警告そして、後半アディショナルタイムなど荒いプレーも見られたが、鋭い縦パスを入れ攻撃の起点に。
16 片山瑛一 5.5(61分OUT)
先制点を許した場面ではゴール前でクリアを失敗。攻撃面でも深い位置には入りきれなかった。
MF
17 坂元達裕 6(87分OUT)
得意のドリブルで見せ場を作ることはできず。ただ、巧みな動きで36分のゴールをアシスト。
6 レアンドロ・デサバト 6
2失点目を奪われてからは縦への馬力などを発揮。72分のシュートはGKのファインセーブに阻まれた。
MF
5 藤田直之 5.5(50分OUT)
負傷明けで3試合ぶりに復帰。効果的なサイドチェンジもあったが、足の違和感を訴えて50分に途中交代。
10 清武弘嗣 5.5(87分OUT)
32分の失点は自身のボールロストが起点に。前節は温存されて状態は良かったはずだけに、流れの中で決定機を生み出したかった。
FW
20 ブルーノ・メンデス 6.5
なかなかゴール前で勝負できる局面は少なかったが、36分に5試合ぶりとなるゴール。
25 奥埜博亮 5.5(61分OUT)
36分に坂元へのパスを通してゴールの起点になったが、シュート0本と前線で仕事をできず。
交代出場
DF
3 木本恭生 5.5(50分IN)
違和感を訴えた藤田に変わって早い段階でピッチへ。後半アディショナルタイムの決定機を仕留めたかった。
DF
14 丸橋祐介 6.5(61分IN)
1点を追いかける中、69分に鋭いクロス。後半アディショナルタイムにも左足クロスで決定機を演出。
FW
8 柿谷曜一朗 6(61分IN)
1-2の状況で送り込まれ、華麗なボールさばきでチャンスメイク。2戦連発はならなかった。
MF
49 西川 潤 -(87分IN)
短い出場時間の中で積極的にゴール前にも飛び出したが、チャンスに絡めなかった。
FW
18 鈴木孝司 -(87分IN)
最前線でゴール前の仕事が求められたものの、自身にチャンスは訪れず。
監督
ロティーナ 6
現状のベストメンバーで臨むも、鹿島の前に用意したゲーム運びをできず。藤田の交代は想定外だった。
【チーム採点・寸評】
鹿島 7
ほぼ全員が高評価となったように、2位につけるC大阪を上回るハイパフォーマンスを披露し、6連勝を達成した。連動したプレスや寄せの速さなどで序盤から主導権を握り、敵地でゲームを支配。後半途中から押し込まれながらも踏ん張り、強さを見せつけた。
【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 7
72分、73分とビッグセーブを連発するなど6連勝に大きく貢献。出場した試合は7勝1分けと無敗の21歳。
DF
37 小泉 慶 6.5
寄せの速さや身体の強さを発揮し、片山らのオーバーラップにもうまく対応。1対1で譲らなかった。
39 犬飼智也 6.5
効果的な縦パスなどでビルドアップに貢献。相手のFW陣にも終盤までほぼ仕事をさせなかった。
33 関川郁万 6.5
失点した場面では奥埜のパスを防ぎきれなかったが、それ以外では対人の強さを何度も発揮。
14 永戸勝也 6.5
アバウトなパスながら決勝点の起点に。マッチアップした坂元のドリブルに冷静な対応。
MF
7 ファン・アラーノ 6.5(79分OUT)
こぼれ球に反応して先制点をゲット。幅広い動きで巧みにボールを引き出して攻撃陣を牽引。
20 三竿健斗 6
レオ・シルバほど動きは目立たなかったものの、中央の守りを締めて最少失点に止めた。
MF
4 レオ・シルバ 7(90+5分OUT)
繋ぎ、守備、ゲームメークと圧倒的な働き。後半アディショナルタイムにはハンドのような疑惑の判定もあったが…。
11 和泉竜司 6.5(90+5分OUT)
ゴールはなかったものの、結果的には自身が放った2つのシュートがいずれも得点に直結。
FW
8 土居聖真 6(79分OUT)
32分は和泉に鋭い横パスをつけて先制点を演出。シュート0本でも気の利いた働きで勝利に貢献。
MAN OF THE MATCH
9 エヴェラウド 7(90+1分OUT)
90分間を通して相手の脅威に。高さやキープ力だけでなく、こぼれ球を見逃さず3戦連発で決勝点をマーク。MOMに選出。
交代出場
DF
28 町田浩樹 6(79分IN)
投入と同時にシステムが変更され、3バックの一角に。押し込まれる展開となったが、高さが武器に。
26 荒木遼太郎 -(79分IN)
相手へのプレスや裏抜け、そして推進力など質の高いプレーは効果的だった。
FW
36 上田綺世 -(90+1分IN)
後半アディショナルタイムに投入され、前線のプレス役などを担った。
MF
6 永木亮太 -(90+5分IN)
出場時間は少なかったが、相手のロングボールなどに対して中央を締める働き。
MF
25 遠藤 康 -(90+5分IN)
試合終了間際にピッチへ。老獪なキープ力を見せるなど、リードを守り切った。
監督
ザーゴ 6.5
後半途中のシステム変更ははまらなかったが、2位のC大阪を上回る試合運びで大きな1勝。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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