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J1 第17節

9月20日(日) 19:00 Kick off

0 - 3

浦和

試合終了

川崎F

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】浦和=柴戸(16分) 川崎=ジェジエウ(36分)、宮代(90+4分)<br />
【退場】浦和=なし 川崎=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】山根視来(川崎)


[J1第17節]浦和0-3川崎/9月20日/埼玉スタジアム2002

【チーム採点・寸評】
浦和 5
丁寧に試合を運んだ序盤は悪くなかったものの、38分に先制点を献上してからは流れを一向に掴めず。後半には上手く試合を運ばれながら追加点を許し、首位チームに地力の差を見せつけられた。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 4.5
セービングが光ったのはヘディングを止めた61分くらい。それ以外ではファインセーブはなく、チームを勝利に導けなかった。

DF
5 槙野智章 4.5
身体を張ってシュートブロックをするも空回り。50分にあっさりと小林のマークを外してヘディングを許したのは、あまりに痛恨だった。

6 山中亮輔 4.5
豪快なオーバーラップは見応えがあった一方で、守備の粗さが目立った。家長と山根のコンビに振り回され、失点に関与。

20 トーマス・デン 5(82分OUT)
攻守両局面において、いつもの落ち着きを欠いていた印象。中央エリアのケアと大外の齋藤のドリブルに手を焼いた。

31 岩波拓也 5
サイドを左右に振られたせいで、上手くラインをコントロールできず。ゴール前にスペースを生んでしまった。
 
MF
8 エヴェルトン 5.5
スペースを埋めようと中盤の広範囲を動き回ったものの、流動的にポジションを変える相手のMFを捕まえ切れなかった。

10 柏木陽介 5.5(72分OUT)
前半の初めは持ち前のパスセンスを活かして攻撃のアクセントとなった。後半になって徐々にトーンダウンしたのが残念。

29 柴戸 海 5
素早く前方へとボールを回し、攻撃を加速させようという姿勢は素晴らしい。ただ守備面では相手のテンポの速いパスワークについていけず。

41 関根貴大 5(53分OUT)
切れ味鋭いドリブルで存在感を示したのは前半の30分くらいまで。その後はボールロストが多く、守備では山根を自由にさせるシーンも。
FW
14 杉本健勇 5.5(53分OUT)
身体を張ってボールを収めポストワーカーとしては奮闘した。しかし肝心の得点は……、2試合連続ゴールとはいかなかった。

45 レオナルド 5.5
最後まで負けん気を見せたものの、同じブラジル人のジェジエウに封じられた。終盤のシュートもネットを揺らせず、相手の脅威となり切れなかった。
 
交代出場
MF
11 マルティノス 5(53分IN)
積極性は感じさせた一方で、ボールを持ち過ぎて攻撃のリズムを壊してしまうシーンが散見。結果につながればまた評価は違ったが……。

FW
30 興梠慎三 4.5(53分IN)
満を持して登場したエースも、なかなかゴールには迫れずに流れを変える働きはできなかった。シュート0本では寂しい。

MF
7 長澤和輝 5.5(72分IN)
ボールホルダーにガツンと身体をぶつけて、圧力を与え続けた。雑な場面も見られたが、先発で起用したらもっと効果的だったかもしれない。

FW
9 武藤雄樹 5(72分IN)
積極的にボールを引き出しては前に運ぼうと試みるも、なかなか上手くいかず。囲まれてボールを奪われるシーンのほうが目立った。

DF
28 岩武克弥 ―(82分IN)
ハイライトは後半アディショナルタイムの会心のシュート。利き足とは逆の左足でのキックだったとはいえ、せめて枠には飛ばしたかった。

監督
大槻 毅 4.5
興梠、マルティノス、武藤と攻撃のリズムを変えるカードを次々に切るも、どれも決定打には至らず。首位相手に金星を奪えなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
序盤こそ相手に押されたものの、38分の山根のゴールを皮切りに流れを引き寄せると、後半に主導権を握り2点を追加。終わってみれば3-0で、貫禄のリーグ5連勝。

【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6
ピンチは多くなかったものの、序盤や終盤にも集中してゴールマウスに立ちふさがり、クリーンシートに成功。安定していた。

DF
2 登里享平 6.5(89分OUT)
攻守のバランス感覚が絶妙。相手にほとんど決定的な仕事させないうえに、自分がボールを持てば、まったく奪われなかった。

4 ジェジエウ 6
最大の得点源であるレオナルドを封じ、フラストレーションを溜めさせた点は評価。こなすべき仕事をまっとうした。

5 谷口彰悟 6
前半はロングボールを撥ね返し、相手の攻撃をいなした。後半は攻め込まれる時間は少なく、仕事自体が多くなかった。

MAN OF THE MATCH
13 山根視来 7
立ち上がりこそ試合に入れていなかったが、鮮やかなボレーシュートで先制点を奪い一気に息を吹き返す。その後は精力的なアップダウンと家長との息の合った連係で攻守に厚みをもたらした。
 
MF
6 守田英正 6.5
アンカーの位置で巧みにバランスを取り、攻守で大きく貢献した。後半途中に2ボランチ気味になってからも、そつなくリードを守り切った。

8 脇坂泰斗 6(72分OUT)
気の利くポジショニングでパスを引き出しては散らし、パスワークを円滑にさせた。前線でのプレッシングも献身的だった。

10 大島僚太 6(45分OUT)
相手と絶妙な距離感を取りながら、確かな技術を駆使して巧みに攻撃を組み立てた。前半終了間際の怪我が気になるところ。
FW
11 小林 悠 6.5(72分OUT)
50分に相手の視野から巧みに消え、見事にヘディングを叩きこんだ。5シーズン連続で二桁得点をゲット!

19 齋藤 学 6.5(89分OUT)
キレのあるドリブルでアクセントになった。ゴールこそなかったが、相手の脅威になっていたのは間違いない。

41 家長昭博 7
相手のプレッシャーをモノともしない極上のスキルと異次元のリズムで、ひとり違いとなっていた。安心感と存在感は抜群だった。
 
交代出場
MF
25 田中 碧 6.5(45分IN)
大島の負傷を受けて早めに投入されたが、スムーズに試合へと入り込み、中盤の強度を維持した。相手に囲まれながらボールロストは少なかった。

FW
30 旗手怜央 6(72分IN)
試合終了の笛が鳴るまで果敢にゴールを目指した姿勢は素晴らしい。改めてルーキーらしからぬ高い実力を証明した。

FW
9 レアンドロ・ダミアン 6.5(72分IN)
後半アディショナルタイムにこぼれ球を押し込み、ダメ押しゴールを奪取。見事に指揮官からの期待に応えた。

DF
7 車屋紳太郎 ―(89分IN)
プレータイムは短く、終盤には相手に攻め込まれる展開にあうも、焦らずに対応。何事もなく完封に貢献した。

FW
20 宮代大聖 ―(89分IN)
後半アディショナルタイムにはカウンターから左足を一閃し、チームの3点目につながるシュートを放つ。価値あるプレーだった。

監督
鬼木 達 7
序盤はゆっくりと試合を運び、相手の攻撃をいなすと、後半に一段階ギアを挙げて突き放す試合運びは実に秀逸。そのまま最後まで攻めの姿勢を貫き、3-0で快勝を収めた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 

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