見どころ・戦評
[J1リーグ18節]G大阪2-1名古屋/9月23日(水)/パナソニックスタジアム吹田
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
宮本体制下では2分2敗の名古屋に対して、勝ち切った。後半は本来目指す攻撃が機能した。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
キックミスで招いたCKが失点につながったが、マテウスのシュートにはよく触っていた。
DF
3 昌子 源 5.5
前半はキックミスを連発。CKでも金崎をケアできなかったが、後半に持ち直したのはさすが。
19 キム・ヨングォン 6
コンディションが上がっている。守備で本来の安定感を見せ、攻撃の起点としても機能した。
27 髙尾 瑠 5(HT OUT)
アカデミー時代を過ごした名古屋に入れ込みすぎた感も。マテウスに裏を取られたのもいただけない。
MF
10 倉田 秋 6
もう少し攻撃で貢献したいが、それでも両チーム最多の走行距離はいかに守備で頑張ったかの証だ。
8 小野瀬康介 6.5
米本の負傷交代で最も恩恵を受けた選手。後半は中央にも切れ込み、決勝点もお膳立てした。
14 福田湧矢 6
本職ではない左SBでマテウスらに懸命に対応。後半は右SBもこなし、器用さを見せた。
15 井手口陽介 6
コンパクトな陣形で持ち味を発揮。山本との連係もよく、ミドルシュートでも相手を脅かした。
29 山本悠樹 6.5(76分OUT)
仙台戦に続いてチームを救う同点ゴール。攻撃でも良さを出したが、バイタルエリアもケアした。
FW
9 アデミウソン 6(76分OUT)
相手が嫌がるところでボールを受け、攻撃を牽引。最多のシュート4本を放つが、決定力に課題が残る。
18 パトリック 6(76分OUT)
荒さもあったが攻撃に深みを作り出していた。惜しいシュートもあり、監督の要求をこなす。
交代出場
DF
4 藤春廣輝 6(HT IN)
後半から投入され、守備で要所を締めて、安定していた。やはり左SBだと躍動感が出る。
MAN OF THE MATCH
FW
33 宇佐美貴史 7(76分IN)
リーグ戦で今季初の先発落ち。それでも値千金の決勝ゴールをゲット。指揮官からのメッセージに結果で応えるあたりはさすがだ。
FW
39 渡邉千真 ―(76分IN)
前節の決勝点の再現を目指すも、シュートはゼロ。ただ、嫌な動きを見せて、常に点は狙っていた。
MF
7 遠藤保仁 ―(76分IN)
決勝弾につながった小野瀬へのパスは遠藤らしい狙いのあるパス。ピッチに入ると流れは変わる。
監督
宮本恒靖 6.5
前半は低調だったが、後半、攻撃にテコ入れが奏功。強気な選手交代も勝ち切る意思の表れだった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
先手を取りながら、悔やまれるのは前半に加点できなかったこと。米本の負傷も不運だった。
GK
1 ランゲラック 6
2失点はしたものの、GKを責めるのは酷だ。井手口のシュートを防ぐなど、さすがのプレーも見せた。
DF
34 オ・ジェソク 5.5
古巣相手に時に反則も厭わない厳しさを見せた。しかし、攻撃参加が少なく右サイドは停滞した。
4 中谷進之介 5
相手の同点ゴールにつながるFKは自身の反則から。また、山本のキックを壁の中で弾き返せなかった。
3 丸山祐市 5.5
ダブルボランチが機能していた時間帯は中谷との関係性も良かったが、後半は苦しい対応が増えた。
23 吉田 豊 5.5
前半、狙いすましたロングキックでマテウスの決定機を演出。2失点目は小野瀬に裏を取られた。
MF
15 稲垣 祥 5.5
米本と組んだ時間帯は気の利いた動きでケア。米本の負傷後は、一気に負担が増えて苦しんだ。
25 前田直輝 5.5(58分OUT)
気持ちは見せていたが、やや空回り気味だった。シュートも1本放ったのみで、交代もやむなし。
2 米本拓司 6(43分OUT)
小野瀬を封じ込め、米本らしいダイナミックさで中盤を活性化。しかし無念の負傷交代に終わった。
FW
16 マテウス 6
疲れのせいか本来のキレはなかったが気持ちは見せた。前半の決定機を決めておきたかった。
44 金崎夢生 6(62分OUT)
相性のいいG大阪相手に先制点をゲット。守備でも踏ん張ったが、連戦の疲労感は否めず。
27 相馬勇紀 5.5(58分OUT)
先制点につながるCKで貢献も、ボールを持った際の判断に難。強引なプレーが目立った。
交代出場
MF
8 ジョアン・シミッチ 5.5(43分IN)
米本のアクシデントで急遽ピッチに立った。ロングパスで魅せるも守備で脆さを露呈した。
MF
11 阿部浩之 5.5(58分IN)
知り尽くした古巣相手に燃えるも、効果的なプレーは数少なく、ゴール前にも顔を出しきれず。
FW
10 ガブリエル・シャビエル 5(58分IN)
オ・ジェソクが専守防衛型だけに組み合わせも疑問だが、ボールを受ける回数は少なく、流れを変えきれなかった。
FW
17 山﨑凌吾 5.5(62分IN)
サイドに流れて起点になるなど気持ちは見せた。ただ自身が一番求めていたゴールにはつながらなかった。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 5.5
指揮官が怒ったように前半の戦い方が全て。米本の負傷は不運だったが、後半の交代は疑問だ。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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