見どころ・戦評
[J1リーグ22節]FC東京3-1清水/10月14日/味の素スタジアム
【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
試合序盤は蓄積疲労からか、後手を踏む場面も散見。終わってみれば3発快勝となったのは、したたかさが身についてきた証しか。
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 5
危ない場面はほとんどなかったが、パスミスから失点を許す。接戦なら致命傷になりかねないミスだった。
DF
22 中村拓海 6(84分OUT)
ビルドアップではボールの落ち着きどころとなったが、見せ場でもある得意のクロスは合わせたいところ。
3 森重真人 6
一瞬の判断や、プレー予測などは、さすがの一言。豊富な経験を生かした守備で、要所を引き締めた。
32 ジョアン・オマリ 6
試合感覚を取り戻し、本来の強さや、高さを生かしたハードマークで勝利に貢献した。
6 小川諒也 6.5
絞りや、スライドなど、地味なプレーを90分継続しながら永井の2点目をアシストした。
MF
7 三田啓貴 6
先制ゴールに絡み、第一子誕生を祝うゆりかごパフォーマンスでチームメートから祝福される。
8 高萩洋次郎 6.5
39分に永井に出したスルーパスは球筋、回転、スピードともに見事。随所でらしさが光った。
31 安部柊斗 6
球際の強さと運動量が持ち味だが、この日は組織立った守備ブロックの中で急所を埋め続けた。
27 田川亨介 6(69分OUT)
先制点は幸運なカタチだったが、積極的な姿勢で、常にゴールを意識してプレーした。
FW
MAN OF THE MATCH
11 永井謙佑 6.5(69分OUT)
守備のスイッチとなるハイプレスで、チーム戦術の根幹を担う。献身的な守備をしつつ、決定機も見逃さなかった。
9 ディエゴ・オリベイラ 5.5(90分OUT)
得点こそなかったが、キープ力はこのチームには欠かせない武器。攻撃の起点となり続けた。
交代出場
MF
28 内田宅哉 5.5(69分IN)
時間帯に応じて求められるプレーを選択。交代出場の選手として、しっかりと役割を果たす。
45 アルトゥール・シルバ 5.5(69分IN)
投入直後、ミドルシュートで観客を沸かせる。守備では中盤に降りてくる相手FWへのパスコースを消す。
FW
15 アダイウントン 6.5(69分IN)
オープンな展開となり、迫力満点のドリブルは相手の脅威となった。ダメ押し点で勝利を決定づけた。
DF
37 中村帆高 -(84分IN)
逃げ切りを託され、右サイドの守備を固めた。中村拓との定位置争いは今後も注目される。
FW
24 原 大智 -(90分IN)
短い時間でもしっかりとアシストを記録。メンバー争いも激しいが、この日はアピールに成功。
監督
長谷川健太 6
ハーフタイムの修正力はさすが。後半は失点シーン以外ほとんど決定機をつくらせなかった。交代策も的確だった。
【チーム採点・寸評】
清水 4.5
苦しい台所事情が見える試合結果に。連動した動きが少なく、個人技に頼る攻撃だけでは相手の守備ブロックを崩す策を見いだせなかった。
【清水|採点・寸評】
GK
31 梅田透吾 5
1失点目の引き金となったファンブルは痛恨のミス。その後の2失点はほぼノーチャンスだった。
DF
5 ヴァウド 4.5
2失点に絡んでしまう。2失点目は一つひとつの判断が裏目に出て、永井に手玉に取られてしまった。
7 六平光成 5
リベロの位置から序盤は縦パスを打ち込んだが、時間の経過とともにその回数が減っていった。
22 ヘナト・アウグスト 5
戦う姿勢は見せていたが、3失点目は完全にボールウォッチャーとなってアダイウトンをフリーにしてしまう。
MF
21 奥井 諒 5
アップダウンの回数は多かったが、クロスの精度を欠いた。86分の決定機では、判断ミスもあった。
28 西村恭史 5
身体の強さを生かしたプレーもあったが、アタッキングサードでの判断スピードを上げたい。
16 西澤健太 5.5
86分に奥井に出したパスが、流れの中で生まれた唯一の決定機。周りのスペースを空ける動きがもっとほしい。
MF
30 金子翔太 5
本来の相手の急所を突くプレーがほぼなかった。チームの現状がそのプレーにもよく表れている。
37 鈴木唯人 5
36分に奥井に出したスルーパスには高いセンスを感じさせたが、それがこの日のハイライトだった。
FW
10 カルリーニョス・ジュニオ 5
中盤に降りてゲームの組み立てにも加わったが、この日は肝心のラストパスと、シュートの精度を欠いた。
11 ジュニオール・ドゥトラ 6
相手のミスを見逃さず、3戦連発。強引なプレーも目立ったが、チームにとっては数少ない武器。
交代出場
14 後藤優介 5
流れを変えようとしたが、決定的な場面は作り出せず。見せ場はほとんどなかった。
40 成岡輝瑠 5.5
見ているスペースや、ボールの受け方は今後、楽しみな存在。この試合で数少ない収穫材料か。
監督
ピーター・クラモフスキー 4.5
ゲームの入りは悪くなかったが、出足の重いFC東京相手にほとんどゲームをつくらせてもらえなかった。
構成●サッカーダイジェスト編集部
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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