見どころ・戦評
[J1リーグ22節]広島0-2川崎/10月14日(水)/エディオンスタジアム広島
【チーム採点・寸評】
広島 6
ゲーム内容は悪くなかったが、結果にはつながらず。この経験を次戦につなげられるか。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 5.5
2失点はノーチャンス。やむをえないと考える。
DF
2 野上結貴 5
パスの出し入れで川崎を翻弄。ただし、サイドを使われがちになってしまった。
23 荒木隼人 5
10分の場面を筆頭に、L・ダミアンとの激しい攻防を見せた。守備の働きぶりは悪くなかったが、無失点で抑えたかった。
19 佐々木翔 5.5
身体を張った守備で試合を締め、東との連係で崩しに入る場面も。10分のピンチはよく凌いだ。
MF
25 茶島雄介 5.5(64分OUT)
守備での貢献が光った。サイドに張って川崎を牽制したが、前を塞がれがちに。
8 川辺 駿 5.5
前後半を通じて中盤でボールを引き出し、攻撃の起点に。青山との連係で川崎に対抗した。
6 青山敏弘 5.5(90+1分OUT)
必要な場面で試合を落ち着かせ、ここぞというところで前に出る判断は正確。
24 東 俊希 5.5
積極的な攻撃は怖さを示すが、攻撃性と裏腹に裏のスペースを使われがちに。難しいところだ。
MF
29 浅野雄也 6(73分OUT)
スピードと運動量で川崎を翻弄。24分には守田をちぎってドリブルシュート。全般的に良かっただけにゴールが欲しかった。
10 森島 司 5(73分OUT)
際どいFKやCKで川崎を圧迫。60分の決定機はものにしたかった。
FW
39 レアンドロ・ペレイラ 6
シュートへの貪欲さで川崎を押し込む。36分のシュートは際どいものに。その積極性は買いたい。
交代出場
MF
18 柏 好文 5.5(64分IN)
いい流れには乗れていたが、もう少し個の力を示したかった。
MF
14 エゼキエウ 6(73分IN)
途中投入で攻撃のギアを上げる役割を果たした。
MF
5 松本大弥 5.5(73分IN)
三笘対策としてはうまく機能していたように思う。攻撃でもCKで76分の決定機を演出するなど違いを出せていた。
MF
26 土肥航大 ―(90+1分IN)
試合終盤に登場。出場時間は短かった。
監督
城福 浩 6.5
逃げずに真っ向勝負。内容では上回るが、結果的に敗れた。黒星を喫したがチャレンジは称賛されるべき。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
2度目のリーグ10連勝を達成。苦しい試合内容だったが、しぶとく勝ち切った。
【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 7
完封勝利の立役者。36分のピンチを防ぎ、攻撃面では10分のフィードを筆頭にカウンターの起点にも。
DF
13 山根視来 6
いつもの水準のプレーをいつものように完遂。若干パスミスが気になる。
4 ジェジエウ 6
持ち前のスピードで見せたカバーリングはさすが。安定していた。
34 山村和也 6.5
危ない場面も作られたが、最後の最後で身体を張った。41分には惜しいヘディングシュートも放った。
2 登里享平 7
先制点の突破とクロスの質は見事だった。好パフォーマンスを見せ、10連勝を結果で支えた。
MF
6 守田英正 6.5
素晴らしい出来栄え。中盤のあらゆるスペースを埋め、攻守で関わった。
25 田中 碧 6.5
強烈なシュートは惜しかった。さらに守田とのバランスも良かった。
8 脇坂泰斗 6.5(55分OUT)
連動した攻撃はもちろん、カウンターでも脅威に。20分のシュートなど惜しい場面もあった。娯楽性のあるプレーを披露していただけに、もう少し見ていたかった。
FW
41 家長昭博 7
縦に速い前半。そして握られた後半と、状況に即したプレーでチームを締めた。
19 齋藤 学 6(55分OUT)
13分にシュートを放つなどの貢献はもちろん、守備でもタスクをこなした。
MAN OF THE MATCH
9 レアンドロ・ダミアン 7(82分OUT)
56分、登里のクロスに合わせ、強烈なヘディングシュートを叩き込む。先制点を奪った攻撃面はもちろん、献身的な守備でも魅せた。
交代出場
MF
18 三笘 薫 6.5(55分IN)
高速ドリブルは相変わらず。後半アディショナルタイムのダメ押し点で広島の心を折る。
FW
30 旗手怜央 6(55分IN)
押し込まれる展開に埋没した感あり。劣勢を跳ね返す原動力になってほしい。
FW
11 小林 悠 ―(82分IN)(85分OUT)
投入からわずか3分で無念の負傷交代。相手との接触によるものでないだけに、ケガの状態が気になる。
FW
20 宮代大聖 ―(85分IN)
小林の負傷を受けてピッチへ。惜しいシュートを放ち、終盤には三笘のゴールにも絡む。
監督
鬼木 達 7
らしさを捨て、勝利を狙った前半の戦いに執念を感じる。苦しい試合を勝ち切るチームマネジメントが素晴らしい。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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