見どころ・戦評
[J1リーグ24節]札幌3-0横浜FC/10月24日(土)/札幌ド
【チーム採点・寸評】
札幌 6.5
ボールを動かしながら相手守備を揺さぶり、そこからのコンビネーションと個の力を上手く利用して快勝。2試合連続の無失点で2連勝を飾り、ペトロヴィッチ監督はJ1通算200勝を達成した。
【札幌|採点・寸評】
GK
1 菅野孝憲 6.5
6戦ぶりの出場となったが、90分間通して冷静かつ安定感のあるプレーを見せ、無失点で試合を終えた。
DF
32 田中駿汰 6(HT OUT)
鋭い読みと積極的な位置取りを立ち上がりから見せていたが、前半のみで退くことになってしまった。
10 宮澤裕樹 6.5
序盤は相手のパワーに後手を踏んだ感もあるが、マイボール時の落ち着きとタイミングのよい縦パスでチームを動かした。
5 福森晃斗 5.5(78分OUT)
キックは相手に脅威を与えていたが、守備では弱点となっていた。要所で身体を張るも、ロングボールや人への対応は不十分。
MF
7 ルーカス・フェルナンデス 6(86分 OUT)
積極的に敵陣深くまで攻め入ろうという意欲を見せて相手を押し込んだ。欲を言えばクロスにアイデアが欲しかった。
27 荒野拓馬 6.5 (70分 OUT)
上下左右、幅広く動き回って積極的にボールに関与していった。球際のプレーが多かったため、存在感があった。
31 高嶺朋樹 6.5
フィジカルでボールを奪うプレーは非常に光るものがあった。そこからのつなぎもミスなく安定。
4 菅 大輝 6
献身的に走り回り豊富な運動量を示していたが、ボールに関わるプレーのところではいまひとつ正確性を欠いていた。
MF
MAN OF THE MATCH
11 アンデルソン・ロペス 6.5(90分OUT)
得点時に見せたファーストタッチの質、そしてランニングスピードは見事だった。高い攻撃力を見せつけた
14 駒井善成 6
高い技術力と俊敏性を発揮していたが、肝心なところでボールが足につかず、惜しい場面が目立った。
FW
48 ジェイ 6(HT OUT)
先制点を呼び込んだプレーはさすがの技術力。ただし、伊野波とマッチアップした場面ではパワーで上回られ、苦しんだ。前半で退いた。
交代出場
MF
26 早坂良太 6.5(HT IN)
後半から最終ラインに投入され、持ち味である運動量と身体を張ったプレー、そしてクレバーさをしっかりと発揮した。
30 金子拓郎 6.5(HT IN)
得点シーンはビッグプレーと言うしかない。長い距離を得意のドリブルで独走してそのままゲット。勝利を決定づけた。
FW
33 ドウグラス・オリヴェイラ 6.5(70分IN)
アンデルソン・ロペスをしっかりと追走し、リーグ戦初得点をゲット。それ以外のプレーも献身的だった。
MF
19 白井康介 ―(86分IN)
プレー時間は僅かだったが、完封勝利に貢献。
23 中野嘉大 ―(90分IN)
出場時間はごくわずか。
監督
ペトロヴィッチ 6.5
コンビネーションと個の力が噛み合った先制点は見事に相手守備を崩した。外国人監督初となるJ1通算200勝は快勝だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
横浜FC 5.5
最終ラインを押し上げてコンパクトに保ち、決して悪い試合をしたわけではないながらも、隙を突かれて3失点。ボールを前方まで運んだあとのクオリティなのか、個人のレベルなのか、足りない部分があった。
【横浜FC|採点・寸評】
GK
44 六反勇治 6
3失点はしたものの、キック、さらにはDF陣との連係なども含めプレー全般は安定していた。
DF
3 マギーニョ 6
パフォーマンスは悪くなかったが、つなぎのところでギリギリのパスを狙いすぎていた感も。好パスもあったが。
19 伊野波雅彦 6
フィジカルの強さは健在。個人の戦いという意味では相手のジェイに対しても、ほぼ問題なく力技で上回った印象。
4 小林友希 5.5
前への意識を強く持ってしまっていたのか、背後を狙われたときに後手に回ってしまうケースが見えた。
26 袴田裕太郎 5.5(70分OUT)
左サイドからグラウンダーでクサビを狙っていったものの、受け手の方がアイデアを欠き、好機を作れず。
MF
6 瀬古 樹 5.5
右サイドからスピード感あふれるランニングで相手守備の背後を突いていった。ただし、そこから先のプレーで違いを作れず。
28 安永玲央 5.5
守備から攻撃に移る際に軸を担いたかったが、ボールコントロールのところが相手に読まれてしまっていた。
30 手塚康平 6(80分 OUT)
中盤、そして最終ラインでビルドアップの中心を担っていた。もっと布陣を広げるようなパス配球をしたかった。
25 草野侑己 5.5(80分OUT)
故郷の北海道で積極的なプレーを見せることはできていたが、得点につながるプレーは出せなかった。
FW
13 瀬沼優司 5.5(70分OUT)
ボールの収め、コントロールとクサビ役としてはうまくボールを受けていたが、周囲との連動が足りていなかった。
16 皆川佑介 5(59分OUT)
相手のDF陣に対して高さのところでは優位に立てていたのだが、それを好機演出につなげられなかった。
交代出場
FW
9 一美和成 5(59分IN)
スピードを生かした崩しでアクセントを担いたかったが、ドリブルを発揮でき得る場面がほとんどなかった。
DF
14 志知孝明 5.5(70分IN)
左サイドから起点を作ろうとするも、リードした相手が引き気味になっており、なかなかいいコースが見つからず。
FW
23 斉藤光毅 5(70分IN)
一美とともに中央から相手守備を崩す狙いだったように思うが、いい形で敵陣に入り込むことができなかった。
MF
27 中山克広 ―(80分IN)
負傷による離脱からの復帰戦。問題なくプレーをしていたが、好機演出の仕事までは至らなかった。
46 中村俊輔 ―(80分 IN)
短いプレー時間のなかで積極的に動き出してはボールをピックアップに走ったが、起点にはなれなかった。
監督
下平隆宏 5
ボールはある程度運んだものの、崩しの形は皆無だった。選手の能力、アイデア頼みの攻めになっていた。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
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