dmenuスポーツ

J1 第24節

10月24日(土) 14:00 Kick off

1 - 0

名古屋

試合終了

仙台

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】名古屋=なし 仙台=なし<br />
【退場】名古屋=なし 仙台=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】稲垣祥(名古屋)


[J1リーグ24節]名古屋1-0仙台/10月24日(土)/パロ瑞穂

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
連戦の疲れをしっかり考慮し、じっくりとしたゲーム展開と守備の堅さを生かして“ウノゼロ”の勝利を演出した。駆け引きの部分での判断力も鋭く、危なげなく90分を終えた。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
相手のシュートが1本という試合にGKの出番はなかったと言っていいが、ディフェンスラインとの連係、コーチング含めて安定感があった。

DF
26 成瀬竣平 6
パスミスが多かったのが気になるところだが、粘り強い守備は行動範囲も広く堅守の成立に一役買った。攻撃参加ではより深い位置まで入っていくことも増え、勢いを感じさせる。

4 中谷進之介 6.5
要注意人物の長沢駿への警戒を怠らず、高い位置まで追いかけて封殺した。縦のパス交換でも気の利いたところを見せ、落ち着いたビルドアップを下支えした。
 
3 丸山祐市 6.5
無失点、しかも相手のシュートは1本というまさに完封劇を最終ラインから支持。攻撃面でもチャレンジパスが良いアクセントになり、攻守のメリハリ作りにも貢献。

34 オ・ジェソク 6.5
関口とのマッチアップでは粘り強く対応し、起点をなかなか作らせなかった。後半になると相馬とのコンビネーションで攻撃面を活性化し、決勝点の起点となるクロスも。

MF
MAN OF THE MATCH
15 稲垣 祥 7
相手の攻撃を寸断し、ゴール前を固め、ゲームをじっくりとした展開にコントロール。欲しかった決勝点も自らのシュートで捻じ込み、勝利の立役者となった。

2 米本拓司 6.5
ボール奪取から攻撃を敵陣に展開させるパスも冴えた試合。堅い守備をディフェンスラインと協力しながら形成し、攻守のリンクマン的な顔でもチームの勝利を支援した。
 
11 阿部浩之 6(64分OUT)
プレータイムがやや短く、あまりボールタッチの数も多くなかった試合だが、それでもゴール前にチャンスを作るセンスは垣間見せた。

25 前田直輝 6(64分OUT)
無闇に仕掛けずボールをチームとして保持する意図をプレーに込めつつ、逆サイドのチャンスメイクには欠かさずゴール前に詰めていた。プレータイムは短めだが、献身性は抜群。

16 マテウス 6.5
セットプレーの多い試合でその左足は常に仙台の脅威となっていた。運動量も多くドリブルも使い分けができており、孤立することなく勝利の一因となった。

FW
44 金崎夢生 6.5(89分OUT)
前線の起点としてシマオマテらと肉弾戦を繰り広げた。サイドに流れてのチャンスメイクだけでなく、惜しいシュートも複数放ち、攻撃陣を力強く牽引した。
 
交代出場
FW
17 山﨑凌吾 6.5(64分IN)
激しいチェイシングでチーム全体を押し上げ、相手のクリアを誘ってマイボールを確保。相手のミスを見逃さないランニングでも試合を優位に運び、支配力を強める一助となった。

FW
27 相馬勇紀 6.5(64分IN)
全治3週間の診断のところを10日間で試合復帰にこぎつけた。早速得意の仕掛けで攻撃に勢いを出し、決勝点の流れを生み出すコンビネーションも。一時の不調も抜け出しつつある。

DF
6 宮原和也 6(89分IN)
試合の締めとして守備固めでのピッチイン。3バックの一角としてゴール前に蓋をした。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6.5
疲労の色は拭えないチームをうまくコンディショニングし、じっくりとした試合運びで優位性を確保した。連敗を止め、上位追撃の姿勢を崩さない采配ぶりは見事。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 


 
【チーム採点・寸評】
仙台 5
個の力としては局面に優位を作るも、チームとしての連動性に乏しく攻撃に彩りを欠いた。守備は堅さを見せられるだけに、攻守のバランス、いかにして勝つかの方法論が欲しい。

【仙台|採点・寸評】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 5.5
両チーム低調な前半に出番はほとんどなし。後半は点差を拡げさせないビッグセーブを連発し、実力を示した。味方を鼓舞し、危険を察知する大きな声も際立った。

DF
43 アピアタウィア久 5(68分OUT)
対人戦ではマテウスに後れを取ること数回。SBの攻撃面でのタスクはこなすことができていなかったが、後半は少し持ち直した印象。

23 シマオ・マテ 5.5
頑強なディフェンスでゴール前に高い壁を築き、名古屋に起点を作らせなかった。クロス対応も良く、守備陣としては悪い試合ではなかった。
 
13 平岡康裕 5.5
中盤との距離感も良く、守備から攻撃の切り替えでパスをさばく姿が多く見られた。中盤の守備を操るコーチングも的確で、最終ラインに綻びは見せなかった。

14 石原崇兆 5.5(40分OUT)
時間経過とともに高い位置を取れるようになり、佐々木との連係も良く攻撃を活性化させた。後半はややペースダウンし、低い位置でのプレーが増えたのが残念。
  
MF
26 浜崎拓磨 5.5(85分 OUT)
相手ボランチの出足の速さに手こずった感もあるが、中盤以降は冷静さを取り戻してプレー。椎橋と縦関係でゲームを作ろうとしたが、効果的な仕掛けは演出できず。

5 椎橋慧也 5.5
最終ラインからボールを引き取り、ビルドアップのつなぎ役として黙々と土台作りに励んだ。後半はより最後尾に落ちてのボールさばきが増えたが、良い縦パスもあった。
 
7 関口訓充 5.5(78分OUT)
この日の仙台で最大の起点だったが、パスが来る回数、フォローの厚みがともに不足。後半に良い形で仕掛けた時はさすがのドリブルのキレを見せただけに、チームはもっと生かしたいところだった。

28 佐々木匠 5.5 (68分OUT)
前半は左サイドでよくボールに絡んで攻撃の糸口を探ったが、名古屋の分厚いディフェンスの前にチャンスを作ることはほとんどできず。交代策の最初でピッチから退いた。

FW
29 アレクサンドレ・ゲデス 5.5
長沢とのコンビではよりランプレーヤーとして、赤崎とは自分が空中戦を受け持つ形を増やして柔軟にプレー。シュートの怖さをもっと見せておきたいところではあったが。

20 長沢 駿 5.5(78分OUT)
唯一のシュートを記録し、相変わらずの高さ、ポストプレーの収まりの良さ、守備への貢献度を見せたがチームがその頑張りを生かしきれていない。彼へのサポートの少なさがチャンスの少なさにもつながってしまっている。
 
交代出場
DF
3 飯尾竜太朗 5(68分IN)
サイド攻撃をより充実させる意図があった交代だと思うが、対面の相馬とオ・ジェソクへの対応に追われる展開に、劣勢の局面ばかりだった。

MF
9 イサック・クエンカ 5(68分 IN)
攻撃の切り札的な存在だったはずだが、ボールを良い位置で受けることがなかなかできず、ゴールに迫る動き自体もほとんど見られなかった。

FW
11 赤崎秀平 5(78分IN)
前線で常に動き回って隙をうかがう動きは健在。しかしパスが入ってこなければ勝負もできなかった。

FW
42 山田寛人 5(78分IN)
赤崎との同時投入で追い上げの期待を背負ったが、守備に重きを置いた名古屋の堅さの前には苦しいプレーばかりが続いた。

MF 田中 渉 - (85分IN)
最終盤に中盤に入って流れを変えることを求められていただろうが、名古屋の締めの作業の中でその存在感は埋もれてしまった。

監督
木山隆之 5
守備は堅かったが攻撃の算段がなかなか見えてこない試合で、誰に何を期待したかが不明瞭な印象。守備陣の頑張りに応える攻撃の形を戦術的にもさらに作りたいところ。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 

SOCCER DIGEST WEB

競技一覧

アプリアイコン

Jリーグ各クラブの最新情報はアプリで!

外観

競技一覧 速報中
トップへ戻る