見どころ・戦評
[J1リーグ24節]G大阪2-1柏/10月24日(土)/パナソニックスタジアム吹田
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
今季公式戦で2敗している柏に見事にリベンジ。終盤に追いつかれながらも、交代選手の質で振り切った。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 7
1失点はしたものの、積極的な飛び出しも見せ、劣勢の時間帯を耐える。キックもセーフティにこなした。
DF
13 菅沼駿哉 6
前半はミスもあったが、徐々に安定。得意な形の守備に持ち込み、ベテランらしく老獪にプレーした。
19 キム・ヨングォン 6
失点時はオルンガを捕まえ切れなかった。同点直後にもシュートを許したが、コースは消していた。
27 髙尾 瑠 6
前半は攻撃の機会をうかがったが、後半は守備に軸足を置き、サイドで粘り強く対応していた。
MF
14 福田湧矢 6.5
前半不用意なファウルを犯したのは反省だが、気持ちの強さが清々しい。ドリブルも自信に満ちていた。
8 小野瀬康介 5.5(80分OUT)
見せ場は先制点を生んだCKにつながるミドルだけ。失点時も自陣で不用意な対応を見せた。
15 井手口陽介 6.5
スプリントの少なさはバイタルと最終ラインのケアに専念したから。運動量は両チーム一だった。
29 山本悠樹 6
セカンドボールをしっかりと予測し回収。決勝点を生む一連の流れでは起点となり、効果的な縦パスも出した。
MF
10 倉田 秋 6.5(90分OUT)
低調な小野瀬の分まで左右の両サイドで存在感。アデミウソンの決勝点につながるパスも出した。
FW
33 宇佐美貴史 5.5(74分OUT)
前節に続いてCKで得点に絡むも、流れの中で迫力を欠いた。チャンスに放ったシュートもGKの真正面へ。
18 パトリック 6.5(80分OUT)
自身の得点にはならなかったが、競り合いが先制につながる。ロングボールにことごとく競り勝った。
交代出場
MAN OF THE MATCH
FW
9 アデミウソン 7(74分IN)
出場時間は長くなかったが、投入後相手の脅威に。決勝点も利き足でない左で見事に決めて見せた。
MF
21 矢島慎也 ―(80分IN)
慣れない右サイドで起用され、攻撃では存在感がなかった。しかし、守備ではしっかりタスクをこなした。
FW
39 渡邉千真 ―(80分IN)
同点に追いつかれた後、勝ち切るべく投入。気持ちを見せて奮闘したがシュート機は少なかった。
MF
34 川﨑修平 ―(90分IN)
逃げ切りの時間帯に投入され、役割を理解。フィジカルの強さを生かして時間も稼いだ。
監督
宮本恒靖 6.5
柏にリベンジ成功。昌子の不在を乗り切り、前節に続いて交代カードが決勝点をもたらした。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
柏 5.5
前半のチャンスをモノにできなかったのが響いた。クリスティアーノの不発に泣いた。
【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 5.5
先制を許したCKでは痛恨のミス。決勝点はアデミウソンを褒めるべきでノーチャンスだった。
DF
13 北爪健吾 6
機を見て攻撃に絡み、好クロスも供給した。守備でも大崩れすることなく、粘り強く対応していた。
25 大南拓磨 6
推進力のある相手FWに対し懸命に対応。後半は敵陣にも侵入し、攻める気持ちも見せた。
50 山下達也 5.5
大きなミスはなかったが、決勝点の場面ではアデミウソンへの寄せがやや甘かったか。
4 古賀太陽 6
前半は自陣で危険なパスミスが目立ったが、縦パスを狙う意識は良し。守備も粘り強かった。
MF
7 大谷秀和 6.5(90+2分OUT)
気の利いた動きと散らしでビルドアップを円滑にした。やはり柏における存在感は絶大だ。
8 ヒシャルジソン 6
大谷とのバランスは絶妙。前半、井手口からボールを奪い決定機につなげるなど、試合を通して安定していた。
9 クリスティアーノ 5
立ち上がり早々の決定機を含めて、シュートミスが多かった。福田に粘り強く対応されていた。
MF
33 仲間隼斗 5.5(65分OUT)
アグレッシブな動きを見せ、攻守両面で献身的にプレー。守備意識も高かったが、攻撃の精度が課題か。
FW
10 江坂 任 6
良さを消されていたが、それでも同点ゴールを演出。神谷の投入後、より動きが良くなった。
14 オルンガ 6.5
G大阪に対しては3戦連発。最後まで気持ちを見せたが、前半のチャンスを生かしたかった。
交代出場
MF
39 神谷優太 6(65分IN)
投入直後から積極的にプレーし、いきなりCKもゲット。何よりその投入で江坂が生き始めた。
FW
37 鵜木郁哉 ―(90+2分IN)
アディショナルタイムの投入で時間はわずかだったが、それでも諦めずに気持ちを見せた。
監督
ネルシーニョ 5.5
怪我人が多く、苦しい台所事情だけに動きも遅れた。後半終盤の失点癖も解消できなかった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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