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J1 第25節

10月31日(土) 17:00 Kick off

0 - 2

鹿島

試合終了

名古屋

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】鹿島=L・シルバ(10分)、エヴェラウド(45+3分)、J・アラーノ(62分、68分) 名古屋=成瀬(70分)、阿部(82分)<br />
【退場】J・アラーノ(68分)<br />
【MAN OF THE MATCH】中谷進之介(名古屋)


[J1第25節]鹿島0-2名古屋/10月31日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
不用意なファウルでPKを献上。試合を通じて攻撃は迫力も工夫も乏しく、後半は退場で数的不利を強いられ、ミスから2点目を決められる。収穫を見つけるのが難しい不甲斐ない戦いぶりだった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
金崎のPKは逆を突かれて止められず。ビッグセーブもあったが、終了間際には自身のフィードのミスから2点目を奪われる。

DF
37 小泉 慶 5.5(84分OUT)
タイミング良く攻め上がって、攻撃に厚みをもたらす。後半も精力的に振る舞ったが、ゴールには届かなかった。

39 犬飼智也 5.5
冷静な対応で相手の攻撃を撥ね返し、ビルドアップもソツなくこなす。自ら持ち運ぶ場面もあったが、得点には結びつかず。
 
28 町田浩樹 5.5
序盤から金崎と激しくやり合う。ボランチが降りてきた時のポジショニングは良かったが、やや軽率さも。

14 永戸勝也 5(84分OUT)
勢いを持って敵陣に侵入することはできていたが、相手を慌てさせるようなプレーはそこまで多くなかった。

MF
6 永木亮太 5.5
上手く引き出したボールを効果的に捌く。退場でひとり少なくなってからもバイタリティ溢れるプレーで奮闘を見せたのだが……。

4 レオ・シルバ 5.5(60分OUT)
推進力あるプレーで攻撃をサポートも、あと一押しが足りなかった。敵の決定機を阻止した36分のパスカットは見事だった。
 
MF
7 ファン・アラーノ 5.5
サイドハーフでもボランチでも持ち前のテクニックで敵を翻弄。頼りになったが、イエローカード2枚で退場。

11 和泉竜司 5(33分OUT)
エリア内でのマテウスへのファウルでPKを献上。左足を負傷して無念の途中交代と、悔しい内容に。

FW
8 土居聖真 5(60分OUT)
中間ポジションを取りながら、攻撃の糸口を探り続ける。ただ、脅威を与えるパフォーマンスは見せられなかった。

9 エヴェラウド 5
前半は思うようなパスが届かず、相手ゴール前での見せ場は限られる。後半も状況は変わらず、77分のFKはブロックされた。
 
途中出場
MF
26 荒木遼太郎 5.5(33分IN)
和泉の負傷交代を受けてスクランブル出場。時間の経過とともに動きが活発化し、惜しいシーンを作るも、それ以上はなかった。

FW
36 上田綺世 5.5(60分IN)
滞空時間の長いヘッドで前線の基準点になろうとしたが、奏功せず。シュートチャンスにもあまり恵まれなかった。

MF
25 遠藤 康 5.5(60分IN)
アディショナルタイムには、ペナルティエリアのほぼ中央から左足を思い切り振り抜くも、渾身のシュートは決められず。

MF
30 名古新太郎 ―(85分IN)
中盤のセンターに入り、攻守に忠実なプレー。出場時間が15分未満のため採点なし。

MF
27 松村優太 ―(85分IN)
ドリブル突破を見せるもラストパスに課題。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
ザーゴ 5
負傷交代や退場など難しいシチュエーションでの采配になったが。敵の堅守を崩す策が物足りなかった。
 
[J1第25節]鹿島0-2名古屋/10月31日/カシマ

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
PKで幸先良く先制し、劣勢の時間帯でも慌てず、隙を見せない守備で耐えながら、最後に相手のミスを見逃さずに加点。盤石の戦いぶりで勝点3を掴み取った。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6
押し込まれる時間帯でも落ち着き払ったプレーでゴールを死守。55分のJ・アラーノの強烈ミドルもストップ。

DF
26 成瀬竣平 6
入ってくる相手を監視して、自由を与えず。球際でもファイトし、前に出てもシンプルかつ有効にパスを出した。

4 中谷進之介 6.5 MAN OF THE MATCH
エアバトルで簡単に負けないなど、タイトなディフェンスで最終ラインを引き締める。エヴェラウドにも仕事をさせなかった。
 
3 丸山祐市 6.5
的確なカバーリングに、質の高いロングフィード。攻撃でも守備でも持てる能力を存分に示して、勝利へと導いた。

34 オ・ジェソク 6(33分OUT)
優れた危機察知能力。ピンチになりそうな場面に顔を出して、好守を披露。ただ、前半途中で負傷交代。

MF
15 稲垣 祥 6.5
攻守のバランスワークに優れ、テンポ良くボールを動かし、チームに安定感をもたらす。レギュレーターとしても機能。

11 阿部浩之 6
要所でプレーに絡むも、インパクトあるプレーは少なかったが、最後に正確なパスでマテウスのゴールをアシスト。
 
MF
2 米本拓司 6(75分OUT)
深い位置まで戻って危ない場面を作らせず。活発な動きと素早いパスワークでもチームを下支えした。

FW
16 マテウス 6.5
球離れが悪く、奪われて流れを切ることもあった一方で、勝負を決する鮮やかなループ。守備も手を抜かずこなした。

44 金崎夢生 6.5
冷静にPKを沈めて1得点。2列目を活かすポストプレーも。闘争心溢れるプレーでチームをけん引した。

27 相馬勇紀 6
クロスは今ひとつだったが、縦への鋭い抜け出しは悪くなかった。素早い戻りで守備陣を助ける働きも。
 
途中出場
DF
23 吉田 豊 6(33分IN)
左サイドからの良質な縦パスで攻撃に勢いをもたらす。守備のタスクでは、局面の勝負で激しく戦い、敵の侵入を止める。

MF
8 ジョアン・シミッチ 6(75分IN)
リスクマネジメントを怠らず、セーフティなプレーで勝利の確率を高める。チームの2点目にも絡んだ。

監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
交代カードを3枚残す余裕の勝利。攻守にメリハリのある戦い方で、リードをしっかりと守り切り、勝点3を引き寄せた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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