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J1 第25節

10月31日(土) 16:00 Kick off

0 - 0

試合終了

清水

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】柏=なし 清水=西澤(48分)<br />
【退場】柏=なし 清水=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】ヴァウド(清水)


[J1リーグ25節]柏 0-0 清水/10月31日/三協F柏
 
【チーム採点・寸評】
柏 5
相手とは違って連戦による疲労の影響もあったのだろう。全体的に軽率なミスが散見された。守備では走っていたが、攻撃ではボール保持者へのサポートが少ない。盛り返した時間帯もあったとはいえ、負けてもおかしくないゲーム内容だった。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 6
防戦一方となった前半は、多くのシュートを浴びせられたが、冷静なセービングで凌いだ。

DF
24 川口尚紀 5.5(80分OUT)
ビルドアップに積極的に関与し、オーバーラップから攻撃によく絡んだ。もっとも、クロスなどは味方と合わず、チャンスにつなげられなかった。

25 大南拓磨 5
24分のペナルティエリア内でのスライディングなど良い守備もあったが、パワフルかつ俊敏性あるC・ジュニオに手を焼いた印象のほうが強い。
50 山下達也 5(HT OUT)
27分、被カウンターのピンチでは、ハードタックルで見事に相手の攻撃を防ぐ。もっとも、大南と同様に、幅広く動くC・ジュニオに苦戦したシーンも多々あった。

4 古賀太陽 5
1対1での守備対応で相手に突破を許したシーンが何度かあった。攻撃では得意の縦パスをあまり見せられなかった。
 
MF
27 三原雅俊 5.5
29分には、ノープレッシャーでのビルドアップでパスをずらし、ピンチを招く。ボールに絡む回数もあまり多くなかった。

7 大谷秀和 5(HT OUT)
前半はらしくないトラップミスが何度か散見された。タッチもおぼつかないようだった。
MF
9 クリスティアーノ 5.5
豪快なサイドチェンジやクロス、パワフルショットなど、らしいプレーはよく見せた。だが肝心のゴールは生まれなかった。

10 江坂 任 5(HT OUT)
スペースを見つけ、守備から攻撃へつなぐリンクマンとしてのプレーを披露した場面もあった。ただ、決定機に絡んだ回数は、これまでの試合より減っていた。

33 仲間隼斗 6(60分OUT)
精力的にプレスバックし、守備で献身的に走り回る。セカンドボールもよく拾い、前線での効果的なランニングが光った。

FW
19 呉屋大翔 4.5
15分のハーフボレーは相手GKに防がれ、58分のチャンスではシュートをミートさせられず。相当数の決定機があったものの、ゴールを決め切れなかった。結果に大きく響いたと言える。
交代出場
MF
39 神谷優太 6(HT IN)
81分、ワンツーから鋭い左足ショットを放つも、惜しくもゴールポストに弾かれてしまった。85分のシュートも相手GKに防がれる。

DF
15 染谷悠太 6(HT IN)
ピンチもあったとはいえ、この男が入った後半からは、前半に比べると守備が落ち着いた。

MF
5 小林祐介 6(HT IN)
目立ったプレーはなかったものの、ビルドアップに積極的に関与し、守備でも時折インターセプトを見せた。

FW
18 瀬川祐輔 6(60分IN)
65分には巧みなターンからシュートまで持ち込む。得点にはならずも、積極的なプレーでチームにな流れを引き寄せた。

DF
13 北爪健吾 ―(80分IN)
アグレッシブに攻撃に絡んだが、試合終了間際のシュートは相手DFにブロックされた。

監督
ネルシーニョ 5.5
オルンガを休ませ、江坂、大谷、山下も「試合前から予定していた」交代だったという。連戦の影響なので仕方がないかもしれないが、ドローに終わってしまった。
【チーム採点・寸評】
清水 6
立ち上がりからアグレッシブに攻め続け、チャンスを多く作った。ヴァウドを中心に守備も堅く、勝ってもおかしくないゲーム内容だった。課題は決定力だろう。

【清水|採点・寸評】
GK
31 梅田透吾 6
安定したセービングで無失点に防ぐ。攻撃時には最終ラインのビルドアップにも参加していた。

DF
18 エウシーニョ 6
40分にはオーバーラップから絶好機に顔を出すも、クロスに合わせられず。もっとも、随所に高度なテクニックも見せていた。

MAN OF THE MATCH
5 ヴァウド 7
類まれなフィジカルを活かして、マッチアップした呉屋をシャットアウト。相手FWを抑えたのは大きく、守備の時間を短くしたおかげで、攻撃の時間を長くできたという見方をしてもいいだろう。
3 ファン・ソッコ 6
ヴァウドがボールを狩りにチャレンジすれば、すかさずカバーリング。CB同士できっちり補完し合っていた。

15 金井貢史 6
69分には前線まで駆け上がって攻撃に絡んだが、チャンスにはならず。守備ではマッチアップしたクリスティアーノに、ゴールを許さなかった。

MF
22 ヘナト・アウグスト 7(88分OUT)
巧みなポジショニングで中盤のフィルター役となり、33分には鋭いインターセプトも見せる。守備を安定させ、MOMのヴァウドと同じくらい貢献度が高かった。

20 中村慶太 6
攻撃の中心としてパスを捌き、ポゼッション率を高める。前半終了間際のサイドチェンジも素晴らしかった。

14 後藤優介 6(71分OUT)
40分の絶妙クロスはわずかに味方と合わなかったものの、神出鬼没な動きで相手守備陣をかき回していた。チャンスに絡んだ働きは評価に値する。
FW
30 金子翔太 6(71分OUT)
豊富な運動量を発揮し、攻撃を活性化。19分にはゴール前に飛び込むも、クロスにわずかに届かなかった。

10 カルリーニョス・ジュニオ 6.5
幅広く動き回って最前線で起点を作り、素早いドリブルからチャンスを演出したシーンも多々あった。19分には、左サイドを抜け出してクロスを上げるも、惜しくも味方とわずかに合わず。

16 西澤健太 6
ドリブルやパスで高度なテクニックを披露。76分、クロスバーを叩いた直接FKは、観衆も湧くほど惜しかった。
交代出場
FW
23 ティーラシン・デーンダー 6(71分IN)
73分の左足シュートは相手GKに防がれた。前線からのプレスも怠らなかった。

MF
37 鈴木唯人 6(71分IN)
74分には鋭いドリブル突破を図り、西澤との好連係も披露したものの、最後は相手DFに防がれた。

MF
6 竹内 涼 ―(88分IN)
押し込まれた終盤に急遽出場したものの、目立った見せ場もなく終わった。

監督
ピーター・クラモフスキー 6
システムを前節の3バックから4-3-3に変更。この采配が奏功してアグレッシブに攻め続けた。引き分けでも、好ゲームだった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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