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J1 第27節

11月14日(土) 14:00 Kick off

3 - 1

清水

試合終了

C大阪

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】清水=C・ジュニオ(64分) C大阪=松田(75分)<br />
【退場】清水=なし C大阪=なし<br />
【MAN OF THE MATC】ヘナト・アウグスト(清水)


【チーム採点・寸評】
清水 6.5
入りは良かったが、ミスも目立って前半途中からは相手ペースに。だが後半は一気に巻き返し、堅守のC大阪からセットプレー以外で3得点したのは収穫。チームにとって大きな自信となる今季初の連勝となった。

【清水|採点・寸評】
GK
31 梅田透吾 6
相手のプレッシャーを受けてビルドアップの面ではミスが目立ったが、クロス対応や前への飛び出しの判断が良く、失点を最小限に抑えた。

DF
18 エウシーニョ 6
崩しきれない面もあったが、ボールタッチが良く攻撃の組み立てで大きな役割を果たした。失点シーンで清武を完全に見失ったのは残念。

5 ヴァウド 6
少し不用なファウルが目立ったが、1対1や空中戦の強さは相変わらず。C大阪の波状攻撃を跳ね返し続けた。
 
3 ファン・ソッコ 6.5
C大阪の左サイドから危険なクロスが多く入ったがしっかりと対応し、左SBに変わってからも勘所を得たプレーを見せた。

15 金井貢史 6(59分OUT)
いつも通り随所で的確なパスを見せ、守備でも坂元にあまり仕事をさせなかったが、スプリント中に足を痛めて負傷交代。

MF
22 ヘナト・アウグスト 7
気迫溢れる中央突破から見事な先制ゴールを決め、守備でも危ない場面を止めるシーンが非常に多かった。攻守両面で勝利の立役者に。

6 竹内 涼 6.5(75分OUT)
的確なポジショニングで危険なところをカバーし、攻撃でも要所で好パスや攻め上がりを披露。チームを機能させるという意味でもきっちりと役割を果たした。
 
MF
30 金子翔太 5(HT OUT)
自らのミスが続いてリズムを掴めず、守備でもいつもほどの働きができず、低調のままハーフタイムで交代。

16 西澤健太 6.5(90分OUT)
セットプレーでは決定機を作れなかったが、前節と同様に後半から右サイドに移ってチャンスにも多く絡み、左でも右でも的確なプレーができることを示した。

FW
14 後藤優介 5.5(HT OUT)
精力的にハードワークして高い位置でボールを引っかけたシーンが多く、惜しい場面もあったが、最後の質のところはもうひとつ。

10 カルリーニョス・ジュニオ 6.5
献身的な動きを繰り返して1点目と2点目に絡み、最後まで足を止めずにダメ押しの3点目(7試合ぶりのゴール)を決めた。
 
交代出場
MF
20 中村慶太 6.5(HT IN)
後半頭から入って流れを一気に引き戻し、利き足ではない左足で針の穴を通すようなシュートを決めた。3点目の起点にもなって勝利に大きく貢献。

FW
37 鈴木唯人 6(HT IN)
2トップの一角に入って相手のプレッシャーにも負けずに前方向に仕掛け、良い流れを作った。あとはゴールに絡むプレーが欲しいところ。

DF
2 立田悠悟 6(59分IN)
金井の負傷で初めは左SBに入ったが、途中からファンと入れ替わってCBに。よく声を出しながら気持ちの入った守備を見せた。

MF
13 宮本航汰 6(75分IN)
本職のボランチとして出場するのは清水では初めて。ボールを触る回数は増やせなかったが、チャンスにつながる縦パスもあり、次につながる10試合ぶりの出場に。

FW
23 ティーラシン・デーンダー -(90分IN)
C大阪が前掛かりになっていた中、カウンターで力を発揮し、ダメ押しの3点目をアシスト。

監督
平岡宏章 6.5
就任2試合目で真価が問われた上位との対戦。前半の内容はもうひとつだったが、守備の安定感は保ち、交代策で流れを変えて今季初の連勝に導いた。
 
【チーム採点・寸評】
C大阪 5.5
前半は自分たちの形で試合を進めたが、清水の守りを崩しきることができず、後半はイージーな失点が続いてリズムを崩した。チャンスも決めきれず、自滅に近い敗戦。

【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5.5
落ち着いたビルドアップを見せたが、持ちすぎてヒヤリとする場面もあり、好セーブも見せたが、1失点目と2失点目はGKにとっては悔しい形。

DF
2 松田 陸 5.5
後半は右からの攻撃が増えて、惜しいクロスも見せたが、ミスや失点に絡むシーンもあってリズムに乗りきれなかった。

22 マテイ・ヨニッチ 5.5
個人としての安定感はあったが、1失点目で真ん中を簡単に割られたのは残念なところ。その後は守備陣全体で余裕を欠いた。
 
3 木本恭生 5.5
危ない場面で好守を見せたシーンもあったが、印象としてはヨニッチと同様。ミスから大ピンチを招いたシーンもあった。

14 丸橋祐介 5.5(84分OUT)
前半は高い位置をとって質の高いクロスを供給したが決定機には至らず、後半は守備の時間が長くなって埋没した印象。

MF
6 レアンドロ・デサバト 6
ボール奪取、キープ、配球などで安定したプレーを見せた。ただ、後半流れが悪くなってからはミスも出始め、チームを立て直しきれなかった。

5 藤田直之 5.5(58分OUT)
前半は中盤での早い寄せで清水のビルドアップを封じたが、危険なミスもあり、攻撃面ではもうひとつの内容。
 
MF
17 坂元達裕 6
ドリブル突破に成功した場面が多くはなかったが、ファウルを誘ってFKの回数を増やし、アシストシーンの切り返しとクロスは見事。

10 清武弘嗣 6
左サイドで自由に動きながら起点となって攻撃の流れを作り、自らゴールも決めた。ただ、セットプレーのキックは今ひとつ。

FW
25 奥埜博亮 5.5
FWとしてスタートして58分からボランチに。FWの際にも守備での貢献が光り、ボランチからの攻撃参加も見せたが、決定的な仕事はできなかった。

32 豊川雄太 5.5(58分OUT)
ボールを触る回数は多かったが、なかなかシュートまで持ち込めず、打てたシーンでも上にふかして4戦連発はならず。
 
交代出場
FW
8 柿谷曜一朗 5.5(58分IN)
柔らかいボールタッチでチャンスを演出するシーンもあったが、全体的に仕事量は少なかった。

FW
20 ブルーノ・メンデス 5.5(58分IN)
前線で起点になって組み立てにも絡みながら、惜しいチャンスも迎えたが、2本のシュートはどちらも枠に飛ばせなかった。

DF
16 片山瑛一 -(84分IN)
丸橋に代わって左SBに入ったが、時間が短く評価要素はなし。

監督
ミゲル・アンヘル・ロティーナ 5.5
前半は意図するサッカーを展開させたが、崩しという面ではもうひとつ。後半に流れを持っていかれた中で2トップを一気に代えたが、あまり効果は表われなかった。

取材・文●前島芳雄(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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