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J1 第28節

11月21日(土) 15:00 Kick off

1 - 3

仙台

試合終了

鹿島

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

チームは敗戦も、途中出場から自身3試合連続得点と1人気を吐いた長沢。写真:滝川敏之


[J1・28節]仙台1-3鹿島/11月21日(土)/ユアスタ
 
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
前半はなかなか攻撃で前進できず、クロスを多く入れられてしまった。後半開始早々クロスからの失点後は、相手GKのフィードからとカウンターで失点を重ね、1点返すのがやっと。中2日の連戦でコンディションを調えるのが厳しく、ここ2試合の内容の良さを見せられなかった。

【仙台|採点・寸評】 
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 6
特に前半はファインセーブ連発で無失点での折り返しに大きく貢献した。しかし後半は3失点。いずれもGKが責められるべきものではなかったが、1失点目を止められていれば、違った展開になったかもしれない。
 
DF
36 柳 貴博 5
対面の相手に突破を許す場面が多く、中へ絞っての守備でも1失点目はエヴェラウドに競り負けてしまった。攻撃では何度かクロスは上げていたが、精度が低かった。
 
39 金 正也 5.5
前半は相手の攻撃陣に対し、よく身体を張れていて、ボールを奪った後はできるだけ前方へ縦パスを入れようと心掛けていたが、後半はマークにつききれない場面も多くなった。
 
13 平岡康裕 5
最後尾で相手の攻撃をよくはね返していたが、ミスからピンチを招くことも。後半の失点後はチーム全体が前へ出て行かざるをえなくなり難しい対応を迫られ、2失点目はロングフィードを上田に競り負けたことで、相手にシュートまで持ち込まれてしまった。
 
2 パラ 4.5(51分OUT)
疲労からかプレー精度が低く、相手に簡単にクロスを上げられる場面が目立った。後半開始早々自身のサイドからクロスを上げられて失点し、すぐに途中交代となった。
 
MF
5 椎橋慧也 6
くさびのパスから決定機を作ろうと孤軍奮闘。インターセプトからビッグチャンスも演出した。長沢のゴール時は左サイドにオーバーラップして、広瀬の注意を引きつけることに成功した。
 
26 浜崎拓磨 5.5
連戦の疲労は否めず、3失点目はパスミスが起点だった。それでも1点を返した場面はアシストした蜂須賀へのサイドチェンジのパスを出し、ゴールにつながるプレーを出そうという姿勢が実った。
 
6 兵藤慎剛 5.5(51分OUT)
広い視野を生かし、上手くサイドチェンジをするなど光るプレーもあったが、守備に追われる時間が長く、攻撃で持ち味を出し切れなかった。
FW
42 山田寛人 5.5(78分OUT)
後半は何度かビッグチャンスに絡んでシュートを放つなど、プレーの質はシーズン再開直後よりも上がっているのだが、シュートを決めきることができなかった。相手GKと駆け引きをする余裕が欲しい。
 
11 赤﨑秀平 5.5(HT OUT)
古巣相手にディフェンスラインとうまく駆け引きしてゴールチャンスを狙っていたが、チーム全体が守勢に回る時間が長く、ボールが回ってくる機会が少なかった。
 
14 石原崇兆 5(59分OUT)
縦へ仕掛けて行こうという姿勢はあったが、パワー不足の感は否めず、球際勝負でなかなか勝てなかった。相手のクロスへの対応で下がらざるをえない場面も多く、結果的に失点も防げなかった。
 
交代出場
FW
20 長沢 駿 6.5(HT IN)
「良いフィーリングでやれている」との言葉通り、今節も蜂須賀のクロスからヘディングシュートを決め3試合連続ゴール。冷静に周囲を見ることができ、この他にも決定機を作っており、好調は維持している。
 
DF
4 蜂須賀孝治 6.5(51分IN)
何度もクロスを上げられていたパラに代わって左SBに入り、守備を落ち着かせることができ、さらには精度の高いクロスで長沢のゴールをアシストすることに成功。FC東京戦よりもコンディションは上がっている。
 
MF
8 松下佳貴 5.5(51分IN)
FC東京戦同様、後半途中からの投入でボールを落ち着かせて決定機を作ろうと奮闘していたが、3点をリードされ、相手が自陣に引いたこともあり、なかなかスペースに入り込めなかった。
 
9 イサック・クエンカ 5.5(59分IN)
2失点を喫してからの投入。長沢と山田の連続シュートを演出するなど、決定機も作ったが、惜しくもゴールにはつながらず。
 
7 関口訓充 ―(78分IN)
プレー時間が短く、ゴールに絡むプレーは見せられなかったが、相手守備陣に猛然とプレッシャーをかけるなど、気持ちの入ったプレーは見せた。
 
監督
木山隆之 5.5
前半耐えて後半勝負のプランだったが、後半開始早々の失点でプランが崩れた。中6日の対戦相手に対し、中2日で選手をやりくりしなければならなかったのは厳しかったが、前半から左サイドをクロスで崩されていたので、後半頭からの選手交代などで対処したかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
終始試合の主導権を握り、焦らず相手を動かし続けた成果が後半実って立て続けに3得点。ブラジル国籍選手の個人技だけでなく、GKや最終ラインが攻撃に関わり続ける姿勢が素晴らしかった。中6日のコンディションの有利さも生かした。

【鹿島|採点・寸評】 
GK
31 沖 悠哉 7
特に後半はビッグセーブを連発し、チームを救った。さらに2得点目は上田へのロングフィードが起点となり、攻守において大活躍を見せた。
 
DF
22 広瀬陸斗 5.5
何度かオーバーラップから決定機も作ったが、ゴールにはつながらず。失点時は斜めに走ってきた椎橋に気を取られ、蜂須賀にフリーでクロスを上げさせてしまった。
 
39 犬飼智也 6.5
競り合いや対人守備の強さを見せただけでなく、積極的に前に出てボール回しに関わるなど、攻撃の起点となろうとする姿勢が強かった。
 
3 奈良竜樹 5.5
人への強さは見せることができたが、異議での警告は余計だった。失点の場面では味方と被って長沢をフリーにしてしまった。
 
16 山本脩斗 6(85分OUT)
派手なプレーは無かったが、主に守備で奮闘を見せ、終盤に交代するまで献身的に上下動ができていた。
 
MF
6 永木亮太 6
テンポ良くボールをさばいて、攻撃に良いリズムを作っていた。前半ミドルシュートを放つなど、積極的にゴールも狙った。
 
7 ファン・アラーノ 7(89分OUT)
相手の嫌なスペースに上手く入り込み、高い技術で相手DFをかわしながら、多くの決定機を演出し、1ゴール・1アシストの活躍を見せた。
 
8 土居聖真 6(73分OUT)
直接ゴールに関わるプレーこそ無かったが、良い立ち位置を取り続けて、相手守備陣の脅威となり続けた。
 
4 レオ・シルバ 6
攻守によく走り回り、1点目はアシストしたJ・アラーノへのパスを出し、起点となった。セカンドボールもよく拾えていた。
FW
36 上田綺世 6.5(85分OUT)
2得点目は平岡にヘディングで競り勝ち、沖からのロングフィードを受け、J・アラーノのゴールにつなげた。3得点目も走りながら上手くコントロールして放ったナイスシュートだった。
 
MAN OF THE MATCH
9 エヴェラウド 7.5(73分OUT)
前半はゴールこそ無かったが、縦への鋭い突破や競り合いの強さ、天性のゴール感覚で多くの決定機に絡み、後半集中の切れた相手守備陣の隙を突き続け、3得点全てに絡み、別格の存在感を見せた。
 
交代出場
MF
25 遠藤 康 6(73分IN)
勝利の可能性が高い状況での投入だったこともあり、それほど多くの決定機はつくれなかったが、しっかりボールキープし、試合をクローズさせることができた。
 
FW
15 伊藤翔 6(73分IN)
リードしていた状況ではあったものの、積極的にゴールを狙いに行った。シュートまでつなげることはできなかったが、相手の脅威にはなっていた。
 
MF
27 松村優太 ―(85分IN)
短い出場時間ながら爪痕を残そうと奮闘し、ドリブル突破から1本シュートを放つ積極性を見せた。
 
37 小泉慶 ―(85分IN)
右SBでの投入。出場時間は短くボールを触る機会も少なかったが、2失点目を許さず試合を終えることができた。
 
30 名古新太郎 ―(89分IN)
試合終盤での投入で、ほとんどボールに触ることなく試合を終えた。
 
監督
ザーゴ 6.5
疲労の色が濃かった相手のサイドを突き、クロスから得点することに成功。また、GKのロングフィードを得点につなげるなど、守備陣にも攻撃の起点となる動きを落とし込めている。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●小林健志(フリーライター)
あああ

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