見どころ・戦評
[J1リーグ28節]大分1-0川崎/11月21日(土)/昭和電ド
【チーム採点・寸評】
大分 6.5
勝てば優勝が決まるという川崎に対し攻守の狙いを合わせて組織的に戦い、いい時間帯に先制。後半は相手の追撃に主導権を明け渡したが、守備意識が高く無失点に抑え、ホームチームの意地を見せた。
【大分|採点・寸評】
GK
1 高木 駿 6
相手のプレスを回避するビルドアップと守備組織の統率で古巣の自力優勝を阻んだ。
DF
3 三竿雄斗 6
相手と味方の動きを見極めながら大人のプレーを選択。絶妙な位置に顔を出し続けた。
5 鈴木義宜 6
押し込まれた時間帯にも身体を張って相手にほぼ自由を与えず、無失点勝利を達成した。
15 小出悠太 6(63分OUT)
攻め上がるタイミングに迷いがなく、躊躇せず速いクロスを入れて好機を多く演出した。
29 岩田智輝 6
終始落ち着いて質量のあるプレーを披露。終盤はボランチに入り、逃げ切りに貢献した。
MF
4 島川俊郎 6.5(83分OUT)
運動量と球際で相手を上回り、中盤の主導権を握って川崎を意のままにさせなかった。
8 町田也真人 6.5(74分OUT)
細やかにパス&ムーブしながら周囲と良好につながり、決勝点のPK獲得への流れも作った。
10 野村直輝 6.5
個人技を組織の狙いへと還元しつつ相手のファウルを誘い、決勝点となったPKを沈めた。
MF
11 田中達也 6
得意の仕掛けで左サイドの熱を高めるが、クロスの大半を目の前の相手に当ててしまう。
40 長谷川雄志 6
ポジショニングよく周囲と連係して攻撃を組み立て、好機を演出した。後半はガス欠で交代。
FW
18 伊佐耕平 6
動き出しよく組み立てに参加し積極的にフィニッシュに絡む。欲を言えば得点したかった。
交代出場
FW
31 髙澤優也 5.5(63分IN)
狙いの中で託された役割が見えてこず、相手に傾いた流れを挽回するには至らなかった。
MF
23 高山 薫 6(63分IN)
攻撃面は物足りなかったが三笘や登里の突破に対応。最後は身体を張って相手の追撃を阻んだ。
MF
14 小塚和季 5.5(74分IN)
前線でボールを収めて全体を押し上げたいところでロストが目立ち長所を発揮できなかった。
MF
6 小林裕紀 5.5(74分IN)
久しぶりの出場でコンディションは回復途上も、縦につけるなど求められる役割を体現。
DF
41 刀根亮輔 ―(83分IN)
投入された直後から脇坂のシュートをブロックするなど存在感を発揮し無失点勝利を達成。
監督
片野坂知宏 6
準備した狙いがハマり優位に進める。後半は主導権を奪われたが、手持ちのコマで逃げ切った。
【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
勝てば優勝決定という状況で立ち上がりから相手に圧倒され、早い時間帯に数的不利に。後半は選手交代や配置転換で盛り返すもゴールは奪えず、自力優勝の最初のチャンスを逃すことになった。
【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6
相手に主導権を握られた時間帯もファインセーブ連発でチームを支えたが、PKは防げず。
DF
13 山根視来 5.5(79分OUT)
田中達の仕掛けに対応しつつ、攻撃参加すればクロスやミドルシュートも放ったが実らず。
5 谷口彰悟 4.5
相手ペースの中で身体を張ったが、後手に回って野村を倒し一発退場。チームに苦境を強いた。
7 車屋紳太郎 5.5
大分の攻撃陣のポジショニングと連係に翻弄され、守備網に綻びが散見される場面も何度か。
2 登里享平 6
パスの出しどころがない中でアグレッシブに突破にトライし、得点の可能性を感じさせた。
MF
6 守田英正 6
途中から最終ラインに入り守備を統率。チームを鼓舞し反撃につなげて自らも攻めた。
10 大島僚太 5.5
前半は相手に主導権を握られ戸惑いつつプレー。後半は巻き返すも追いつけなかった。
14 中村憲剛 5.5(HT OUT)
運動量少なめ。数的不利になってからはアンカーに入り、戦術の都合で前半で交代となる。
FW
19 齋藤 学 5.5(76分OUT)
前半から積極性を出そうと努めたが、組織全体が機能せず自身の長所も不発に終わる。
16 長谷川竜也 5.5(HT OUT)
復帰後間もなくで前の試合の疲労もあったか。流動的な攻撃も脅威とはならなかった。
11 小林 悠 5.5(60分OUT)
献身的に守備に走りつつ少ないチャンスを狙ったが、仕留めるまでには至らなかった
交代出場
MF
18 三笘 薫 5.5(HT IN)
最前線に配置された時間帯は輝かず。サイドでは勢いを出したがシュートは打てず。
MF
25 田中 碧 6(HT IN)
最初はインサイドハーフで入ったが、右SBへと移動してより存在感を発揮した。
FW
30 旗手怜央 5.5(60分IN)
最前線からインサイドハーフへと持ち場を移しながら攻撃に絡むが結果は出せず。
MF
8 脇坂泰斗 -(76分IN)
果敢な仕掛けやプレースキックで複数の好機を生み出し、終盤の猛追に貢献した。
FW
9 レアンドロ・ダミアン -(79分IN)
最前線に立つことによって攻撃の狙いは明確になったが、得点には至らなかった。
監督
鬼木 達 5.5
選手交代や配置転換は一定の効果をもたらしたが、自力優勝はお預けとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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