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J1 第33節

12月16日(水) 19:00 Kick off

3 - 1

川崎F

試合終了

浦和

見どころ・戦評

記事提供:SOCCER DIGEST WEB

【警告】川崎=なし 浦和=エヴェルトン(90分)<br />
【退場】川崎=なし 浦和=なし<br />
【MAN OF THE MATCH】中村憲剛(川崎)


【チーム採点・寸評】 
川崎 7
自分たちらしさを押し通し、浦和を終始圧倒。PKで先制点を与えたが、落ち着いて試合を運びきっちり後半に3点を決めて逆転した試合展開は強さを感じた。前半の決定機会逸は惜しかった。

【川崎|採点・寸評】 
 GK 
1 チョン・ソンリョン 6
PKは不運だったが、やむを得ないか。前後半を通してプレー機会が少なく評価の難しい試合に。最終ラインが心置きなく強気に前に出ていける最後の砦としての心理的なサポートは買いたい。

DF 
13 山根視来 6.5 
見事だった。クロスで三笘薫の逆転ゴールをアシストし、90分を通して仕掛け続け、パスワークに入ることで川崎の右サイドを活性化させた。素晴らしい活躍ぶり。

4 ジェジエウ 6
事なきを得たが、後半55分に連係のミスからピンチを与えた。CKで複数回決定的なチャンスに関わっており、決めたかった。試合を通しては及第点の働きを見せた。
 
5 谷口彰悟 6.5
攻撃的なチームを、強気のラインコントロールで下支えした。1点を追いかける展開の中、じれることなく前線を動かし、1列前の守田との連係で試合を組み立てた。

2 登里享平 6.5
腰痛から復帰して見事な働きを見せた。特に縦関係にある三笘に積極的に関わり、左サイドからの攻撃をともに作った。28分のシュート場面などチャンスはあったが、得点できず。

MF 
6 守田英正 7.5 
プロ3年目にして決めた念願のリーグ戦初ゴールは技巧的な同点弾。この得点場面を筆頭に、攻撃時には積極的に前線に関わりチャンスを演出。守備においては最終ラインに吸収されてパスワークに加わり、局面の打開をフォローした。出色の出来だった。

8 脇坂泰斗 6(80分OUT)
ブロックを作る浦和の守備の厳しいところでボールを引き受け、しっかりとつなぐという役割を果たす。その中で、複数回のチャンスを作り出していた。欲を言えば点に関わりたかった。
 
MF
MAN OF THE MATCH 
14 中村憲剛 7.5  
小林悠のゴールをアシストしたノールックパスは見事。今季初めて開通したホットラインで、浦和にとどめを刺した。時折見せた攻撃にアクセントをつけるパスは健在。また小林などと連動した前線からの守備で浦和の攻撃を制限した。リーグ戦では現役最後の等々力で、復帰後初めてのフル出場。責任を果たした。

FW
41 家長昭博 6.5(88分OUT)
安心のキープ力で起点となり、後方の選手たちの攻撃参加の時間を作った。また持ち味のパスワークで主に右サイドの崩しに加わった。

18 三笘 薫 7.5(90+2分)
前半からドリブルで浦和の右サイドを圧迫し、何度となく決壊させた。また59分に前節の反省を生かして逆転ゴールを頭で押し込む。これが新人最多ゴールのタイ記録の得点となった。

11 小林 悠 7(80分IN)
61分に中村憲剛からのパスを決めたダメ押し点は、これぞ小林というファインゴール。今季初開通したホットラインだった。守備でも貢献したが、前半簡単なチャンスを決めきれなかったのは痛かった。
 
交代出場
FW 
30 旗手怜央 ―(80分IN)
豊富な運動量で、緩みがちな試合終盤を締めた。また、パワーをかけてきた浦和を押し返した。

FW 
9 レアンドロ・ダミアン ―(80分IN) 
前線で起点となり、逃げ道を作った。相手の反撃する時間を削る役割を担う。

MF 
25 田中 碧 ―(88分IN) 
試合を終わらせるために登場。浦和のパワーを跳ね返し、勝利に貢献した。

FW
16 長谷川竜也 ―(90+2分IN)
疲れた相手を、ドリブルで揺さぶった。また時間を作り、陣地を回復することで危機管理に貢献している。

監督
鬼木 達 7
先に失点してしまったのが悔やまれるが、それ以外は一方的な展開で危なげない試合運びとなった。優勝決定以来勝てていなかっただけに、ホーム最終戦を逆転勝利に導いたのは見事。



※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。 
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 
 
【チーム採点・寸評】 
浦和 5
劣勢の中、PKではあったが先制。その後守備意識が強まったのか、後ろに重心がかかってしまい川崎の猛攻を呼び込む形に。もう少し積極的に前に出たかったが、一方的に殴られ続け最終的に3失点。後半盛り返す力があるだけに、もう少し自信を持って試合に臨むべきであろう。

【浦和|採点・寸評】 
GK
1 西川周作 5
左側を切られる追い込み方をされたこともあるのか、珍しくキックミスが見られた。失点するまでは耐えたが、3失点はGKとしては防ぎようがないものだった。

DF
28 岩武克弥 5.5
PKを奪う飛び出しは良かったが、基本的に守備に回ることを余儀なくされた。三笘の突破を防ぎきれず、厳しい戦いを強いられた。

27 橋岡大樹 5
劣勢の展開のなか、前半はなんとか耐えたが、後半に3失点。特に61分の小林悠の得点は、ついていけなかった。地力の差があるにせよ、悔しい試合となった。
 
31 岩波拓也 5
ラインコントロールで駆け引きしたが、チーム力の差の前に後退を余儀なくされた。21分に守田のミドルシュートをブロックするなど奮戦したが、力及ばず。

3 宇賀神友弥 5(62分OUT)
一列前の武藤との連係で川崎を攻略する場面も作ったが、選手間の距離が遠すぎることもあって、分厚い攻撃は作れず。守備に回る時間が長く厳しい試合となった。

MF
37 武田英寿 5(56分OUT)
攻守に走り回り、川崎のパスコースを消しにかかった。反撃に出た局面でのパスに少しばかり粗さが見られた。

29 柴戸 海 5
劣勢の試合展開の中、ピッチを動き回り川崎の攻撃を制限しようと試みた。対人の守備に強みがあるが、21分に三笘にちぎられる場面は仕方ないか。
 
MF
22 阿部勇樹 5.5(62分OUT)
終始攻められる苦しい試合だったからこそ、展開力で川崎を押し下げたかった。18分の三笘のシュートを跳ね返した守備は、1点ものの働きだった。

11 マルティノス 5.5(72分OUT)
守勢のチームに前への推進力を与えようとプレーし続けたが、いかんせん、フォローが少なすぎた。守備面では少々軽かったか。

FW 
30 興梠慎三 6.5(72分OUT)
プレッシャーのかかるPKをきっちり決めて、9年連続二桁ゴールを達成。若手を潰さないための配慮だったと試合後に明かすPKだった。ボールを呼び込む動きは続けたが、チームが組み立てられておらず、興梠の問題ではなかった。

9 武藤雄樹 5
守備での貢献度は高かったが、チームが期待していたのは攻撃面。宇賀神との連係で川崎を圧迫する場面もあったが、崩しきれなかった。
 
交代出場 
MF
7 長澤和輝 5(56分IN) 
攻撃面のテコ入れとともに、劣勢の中盤にパワーを入れることを期待されていたと思われるが、必ずしもそこまでの活躍は見られず。消化不良感。

MF
6 山中亮輔 5.5(62分IN) 
積極的に前に出て、シュートを狙ったが試合展開を変えるまでには至らなかった。

FW
8 エヴェルトン 5(62分IN)
川崎のパスワークを分断したかったはずで、局面で厳しくチェックに行った。ただし、狙い通りには試合を動かせなかった。

MF
24 汰木康也 5(72分IN)
スピードある攻撃を期待して投入されたが、ボールに絡めず見せ場はあまり作れず。

DF
14 杉本健勇 5(72分IN)
前方へのボールが苦しい形勢の中で来るため、思うように作れず。劣勢の試合展開を転換するまでには至らず。

監督
大槻 毅 5
先制点を守ろうとしたチームに力を与えられず。交代采配も効果的ではなく、一方的な試合展開を許した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。 
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
 

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