見どころ・戦評
[J1リーグ33節]横浜FC0-2G大阪/12月16日(水)/ニッパツ
【チーム採点・寸評】
横浜FC 5
ボールを持ちチャンスは作るがゴールは奪えず、少ないピンチであっさりと失点。今季を象徴するゲーム。
【横浜FC|採点・寸評】
GK
44 六反勇治 6
2失点したが両場面ともに一度はシュートを止めている。キックが引っかかった場面の方がヒヤリとした。
DF
6 瀬古 樹 6
サイドから中央に入る形で起点となり、攻撃にアクセント与える。斜めに差し込むパス、アーリークロスとチャンスを何度も作った。
19 伊野波雅彦 5.5
1失点目は自身のパスが短くなったところを持っていかれ、2失点目は渡邉千真のステップに我慢しきれず先に滑ってしまった。
4 小林友希 5.5
競り合いや球際ではパトリックに果敢にアタックを見せるも、最後の最後にやられてしまった。ビルドアップでもいつもよりリズム生めず。
17 武田英二郎 5.5(82分OUT)
右にボールがあるときには、大外でフリーとなっていることが多かったが、最後を合わせきれなかった。
MF
27 中山克広 5.5(67分OUT)
良い状態の時なら抜き切れるような場面でも突破できず、ゴール前でのシュートも枠に飛ばせなかった。
28 安永玲央 6
ボールを触り動かせるようになり、チームのテンポも加速した。32分のシュートチャンスは決めたかった。
MF
8 佐藤謙介 6(72分OUT)
基本的には最終ラインに落ち、ビルドアップのスタートとなるが、持てる時間が多かっただけに工夫も欲しかった。
15 齋藤功佑 6
タイミングよく中央に絞り、ボールを持った時はチャンスにつながる。斉藤光毅と絡み、入れ替わりながらゴールを目指した。
FW
16 皆川佑介 6(67分OUT)
相手の最終ライン手前でボールを収め落としたり、サイドに配ったりすることはできていたが、最も大事なゴールは奪え切れず。
23 齋藤光毅 6(82分OUT)
中央で仕掛ける場面は少なかったが、左サイドに流れてからカットインしての形ではシュートまで持ち込む。前半アディショナルタイムのシュートは東口順昭を褒めるべき。
交代出場
MF
7 松浦拓弥 6(67分IN)
味方とよい距離感を保ち、スペースでボールを受けることはできていた。しかしそれがゴールへとつながることはなかった。
FW
13 瀬沼優司 5.5(67分IN)
持ち味である全力ダッシュするスペースも時間もほとんどなし。何もないままタイムアップを迎えた。
MF
30 手塚康平 5(72分IN)
わずかにトラップが流れてしまっただけだったが、そこから運ばれ2失点目を献上。結果的にゲームを終わらせてしまった。
DF
26 袴田裕太郎 -(82分IN)
2点のビハインドの状況ながら左サイドを駆け上がりクロスを上げるシーンはなし。そもそもが難しいシチュエーションだった。
FW
11 三浦知良 -(82分IN)
準備中に2失点目を喫し、まずは1点が欲しい状態で登場。ただ、ボールに関わろうとする意志は感じるも怖さを出せなかった。
監督
下平隆宏 5.5
リアリストを貫くG大阪を相手には開始25秒での失点がすべて。プランが崩れてしまった部分は多い。
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
自分たちがペースを握りゲームを進めていた時間が長かったわけではないが、勝負どころを見逃さず2位を確定させた。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
どんなシュートが飛んできても最後は止める。前半アディショナルタイムの斉藤光毅のシュートをセーブしたプレーはまさに真骨頂。
DF
3 昌子 源 6
まだ騙し騙しやっている部分もあるのかもしれないが、やられてはいけない部分を知っており、際はしっかり抑えて完封劇に貢献。
4 藤春廣輝 6
スピードを生かしたオーバーラップはなかったが、守備での1対1では中山克広を好きにはさせなかった。
5 三浦弦太 6.5
ピンチは何度か迎えたが、チーム全体として最後の場面では身体を張ることが徹底されている。終始声掛けを絶やさず周囲を鼓舞した。
27 髙尾 瑠 6
左に流れてきた斉藤光毅のカットインからのシュートや縦を深くえぐるドリブルに手間を焼いた。
MF
10 倉田 秋 6.5
チームとして攻撃の時間は少なかったが、先制点に加え、前後半で1度ずつ自ら追加点を奪えるチャンスはあった。
21 矢島慎也 6.5
チーム事情からこの日は右サイドハーフでの起用。派手さはないが、攻守で貢献した。ボールを拾ったところから2点目のきっかけとなる。
MF
26 奥野耕平 6
自分の周囲を使われボールを収められたシーンもあったが、監督やチームメイトに声を掛けられながら必死なプレーを見せる。
MF
29 山本悠樹 6
ダイレクトで縦に入れたことが先制点の起点となる。ボールを持たれる時間は長かったが、焦れなかった。
FW
18 パトリック 6.5(90分OUT)
結果的には1ゴール・1アシスト。1点目はとっさに頭で反応し、倉田秋のゴールにつなげ、2点目は嗅覚を生かし押し込んだ。
39 渡邉千真 6.5(86分OUT)
ゴールもアシストも付かなかったが、2ゴールに関与した。2点目の場面では冷静に相手DFを外し、シュートまで持ち込んだ。
交代出場
FW
38 唐山翔自 -(86分IN)
10分ほどの出場時間で大きな仕事はなし。ただ、2点リードの状況を考えればもっとキープに費やしても良かったか。
FW
30 塚元 大 -(90分IN)
最後の最後に投入されプレー時間は少なかったが、あのタイミングで投入されることは指揮官からの信頼の証か。
監督
宮本恒靖 6.5
決して手放しで喜べる内容ではなかったが、それでも勝ち切るのが今季のG大阪の強さ。苦しい台所事情でも乗り切った。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェスト編集部
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